ヘゴラ遺跡前にて
ヘゴラ遺跡前
愛理は眠るレベンを見て最初は普通に起こそうとしたが、大好きな彼が眠っているのを見て普通に起こすのは勿体ないと思い彼の隣に座る。
「・・・」
ツン、と愛理はレベンの頬を突く、すると彼は身動ぐ、愛理は彼のその動きだけでも、きゃー!と身を抱え、嬉しそうな顔をする。
「・・・」
愛理は暫くレベンの頬を突き続ける、そして突くのに飽きると・・・。
「さー、キスで起こしてあげるねー」
キスで起こしてあげると言い、頬を赤く染めつつ、彼の唇に自分の唇を近付けて行く。
「・・・」
もう少しで唇が交わると言った所でレベンが目を覚まし目を開けた、彼が起きたのを見た愛理は硬直する。
「・・・」
「・・・」
至近距離で見つめ合う二人、彼の瞳を見ていると色々と我慢出来なくなった愛理は、ええい!、とキスをする。
「!」
レベンは愛理のキスに驚き目を見開くが、すぐに彼女のキスを受け入れ、愛理を優しく抱きしめる。
「えへへ」
やがて愛理から唇を離し、ニヘラと微笑む、レベンはそんな愛理の頭を撫でてから頬に手を触れると、愛理は頬に触れるレベンの手に触れてから更に嬉しそうに微笑んだ。
「さっ、みんなを起こそっか、わたしが蒼狐ちゃんや、ラフォリアを起こすから、レベンさんはケーニをお願いね?」
「了解」
レベンと愛理は離れ、それぞれ仲間を起こしに向かうのだった。




