必殺!仕事人
わたしのことを少し話しておこうと思う。
わたしには女性を虜にする武器を複数持っている。
ひとつめは、大手メーカーに勤めており、信用があること。女性からの信頼を得るために、会社のことは伝えるようにしている。一般的に会社名は親密にならないと共有はしないであろう。わたしも相手には慎重になり、伝えるかたを限定する。伝えることで、思いが真剣であることをお互いが認識できるのだ。リスクもあるが、そのリスクをヘッジする手段も知っている。それはのちほど共有するとしよう。
女性は勤め先でそれなりの収入があるかを判断する。医者や弁護士など数千万円の高額所得のあるかたは、容姿がどうであれモテる。高額所得の背景には、高学歴であることが挙げられる。わたしも自慢ではないが、高学歴だ。そこに至るまでに、勉強しかしてこないつまらない人生ではあったが...それは後述することにしよう。
ふたつめは、ルックス。これは、親に感謝するしかない。わたしは抜群のイケメンではないが、顔立ちが整っている。清潔感を保ち、美容に関する努力は怠らない。その姿勢を女性は見てくる。女性は男性が不細工であっても、内面が良かったり、向上心のあるかたに惹かれるのだ。美容にはそれなりにお金がかかるが、コスパのよい方法があるので、それは後述する。
三つ目は、都内の一等地に億ションを所有しているということだ。大きな武器だ。妻と共有名義で所有しているものの、生活基盤は妻の実家であるため、実質自分が自由に使える家なのだ。女性を連れ込めば、なんらかの痕跡が残るだろう。ここに細心の注意を払えば、リスクヘッジしながら、楽しい日々が送れるのである。毎日、バレるかもしれないスリルが快感に変わっていくことに、一抹の不安を感じながらも...