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国盗り

戦国時代に詳しいわけでも無いですが、転移物以外で何か書きたいと思って書いてますので、それ違うとかあると思いますが暖かく見守って頂ければ幸いです。

 おかしな奴がいたもんだ。私がやっている戦国の夢が別ゲーだと騒いだ後に、突然前項統一も夢じゃないなど言い出した。


 今はプレイヤー狩りも一時中断している状態になっている。そこで皆とおさらいをする事にした。


 はっきり言えば、状況変化にわたしがついていけていないのが本当の所だったりするのだが、それは口が裂けても言えないところだな。


 現在の相田領の様相はかなり様変わりしている。秋月家を打ち破ったことで筑前の平定が目前となった。

 周辺の豪族、士族、郷士を配下に収めた事で直轄地が恐ろしいほどに増えた。そして増えた領地の把握もまだまだ途中という状況。正直にあの傭兵団のリーダーの申し入れは天の配剤ともいうべきか。


 桜花は開発地が増えた事で城と村々、町、支配地の城を繋ぐ道を通すことを考えているようで、


「こんなにいきなり領地が増えるとは思ってなかったな。私の領地の開発もしなきゃだし、忙しいよ。」


 と、とても嫌そうには見えない、いい笑顔でのたまっていた。


 問題は人口の増加と、豪族をはじめとした傘下に収まってきたNPCの把握が全くできていない。戦に連れていく事はかなわないようだが、事内政についてはやってもらわなければならに事が出てくるから、どのくらいの人数がいるのかを把握しなくてはならない。


「玄、一気に領地を増やすのって、大変だね。想定外すぎてどこから手を付けていいのかわかんないよ。」


「そうですね、まさかこんな状況になってしまうとは思ってもみませんでした。わたしも何をどうすればいいやらです。玄には悪いですが、当主という事で差配をお願いしたいですね。」


 武蔵、常清は辟易といったように私に言ってくる。


「そうは言うが、私だってこんな事になるとは思っていなかったぞ。」


 やれやれと首を振る。


「桜花と壚は何処へ行ったんでしょうね。今後の事もありますし、直臣扱いになっているので、もう少し落ち着いてくれると良いのですが。」


「それ無理だと思うよ。考えるよりも行動の人だし。」


 私もそう思う。


「もうさ、NPCの事はNPCに任せちゃわない?僕達は指示を出すだけで。いわゆる委任しちゃえば良くない?」


「私もそれも考えたんだが、支配して間もない事もあって、誰に何をさせるかを決めないといけないだろ?」


「玄、現状そんな時間は有りませんよ。黒田君あたりに丸投げで良いんじゃないですか?」


「それがだな、黒田君は軍政の方で忙しいみたいでな、捕まらない。」


「じゃあ、徳さんに名簿でも作ってもらったら?」


「武蔵、いまなんと?」


「だから、徳さんに名簿を作ってもらうんだよ。あの人ってそれが専門みたいなところあるじゃない。人物評価もしてもらえば良くない?」


「その手があった。良し、徳さんに周辺の状況把握と名簿の作成をお願いしてみよう」


 気軽に考えている時がありました。


「馬鹿言ってんじゃねぇよ。今うちにそんな余剰の人間なんていやしねぇよ。そよの草を狩る事で精いっぱいだってんだ。わかってんのか?周辺の大名たちは何が起こっているかって情報を躍起になって得ようとウチに出入りしてんだぜ?」


 まさかの別業務をしているとは・・・しかも自主的に・・・


「もしかしてですけど、周辺諸国はうちに攻めるタイミングがあれば来る可能性が高い?」


「平和ボケすんのも大概にしやがれ!どこに旨そうな獲物が目の前にぶら下がってんのに手を出さない奴がいるかよ!しったりしろや!」


 怒られてしまった・・・解せぬ。


「じゃあさ、名簿を作れそうな人っていないの?」


「そんなもん田原に聞けばいいだろうが。あいつは元秋月家家臣だったんだ。領内の事なら一番しているだろ。そんなことにも気づかねぇのかよ・・・まったくお前らは・・・」


 おー、と柏手を三人が打つと、呆れた顔をして徳さんは去っていく。


 「そうか、今まで配下にしてきたNPCが知っている事を出してもらえばいいんですね。盲点でしたね。」


 早速、田原さんに名簿の相談をすると、NPC問題は一気に解決してしまった。


「私に一任していただければ悪いようには致しませぬよ。任せてください。」


 いや、口調が・・・


「分かったから、そんな顔するな。立場をかんがえろって言ったはずだぞ。」


「分かってはいるんですが、どうにも慣れなくて。おいおい慣れますから、気にしないでください。」


「だから、その口調だよ。わかってんのかね本当に・・・」


 ブツブツ言っている田原さんにNPC問題を丸投げする。


「どの程度でまとまりそうですか?」


「そうだな、1月は見てくれ。それでも早い方だと思ってくれ。あ~あとな、お前さんらの様な奴らは把握できないから、そっちでやってくれよ。そこまでは出来ないからな。」


 と、去っていった。


「ひとつずつ片付けていくしかないですね。」


 なぜか3人で現状の把握するために話をして行動指針を決めていく。中でも異邦人の扱いについてが一番の問題ではないかとの結論にたっしたのだった。


 領地の開発は桜花をはじめとした好きな奴等が好き勝手に魔改造をしていくようなので、そこにはノータッチを決め込む。

 黒田君が何をしているか不明なのが不気味だが、なるようにしかならないだろう。


 異邦人の領地を同開発するかは本人次第だからこちらから強制するわけにもいかないため、様子を見る事しかできないだろうと思う。

 あと、あの傭兵団のリーダーが異邦人を纏めて連れてくるころにはある程度の道筋は決めておきたい所ではある。

 

 3人集まれば派閥が出来る。これは何としても避けなければいけないだろうと心に刻む。

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