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ゲームでした

戦国時代に詳しいわけでも無いですが、転移物以外で何か書きたいと思って書いてますので、それ違うとかあると思いますが暖かく見守って頂ければ幸いです。

 ちょっといっぷく


 情報の洪水で溺れそうだ。整理しようか

①領地の合併をすると合併先の武将や文官、町民が合流する。

②完全統合されると領地の発展を自分の差配で行える。

③合併したことにより異邦人が城下町となった領地に入れるようになる。(国見、鹿毛領についても同様)

④足利家の家臣と確定。

 大まかにはざっとこんなもんだがこれに付随した情報と問題が山積みっていうのが問題なわけなんだがな。

 戸端領については通過出来るが、領有をどうするかって事。あそこも合併にしたいが領地にこれ以上の住人の受け入れが可能なのかと、町が無くなることで移動時の休憩などが出来る場所が無くなってしまう事。

 この辺はアカネさんに聞く事で何とかなると信じよう。

それと田原領の開発を自分の領地の開発を同時に行うには金が圧倒的に足りなくなってしまうこと。さっきの合併での住人の移動で住居が足りない。それと働く場所も足りない。建物を建てる時間も足りないときたもんだ。

 おそらくだが、こんなに一気に領地の合併などするとは想定されていなかったと考えられる。普通に考えれば当たり前なんだけどな。

 少領地に関してはまだいいが、それなりの領地だと住人も多くなるしな。それを受け容れる為に住居、働く場所の用意をする時間が必要になるからだ。

 始まりの町で依頼を受けたりしてせずに直接帰ってくるべきだったなと反省。常清達も帰って来ていないしな。

 次に考えないと行けないのは領地運営で俺達が居ないときにちゃんと城下町の機能が生きていないと行けないって事だ。開発に関してもそうだが、ある程度委任して他者にやって貰う必要がある。

 更に頭が痛いのは異邦人が自分の領地に普通に入れてしまうって事だ。今の俺の領地は本当に他のプレーヤーに比べるまでもなく異質だ。いや、今まで見てきた他の領地に比べてもか。配下NPCの屋敷もあるし、従動物の牧場まである。こんなものを見られたら他のプレーヤー達がどう思うか。これは情報を秘匿したい俺達からすると本当に頭の痛い問題だ。

 最後に足利家の家臣っていう設定が確定してしまった。俺の能力を見たらしっかりと足利家家臣、鎮西将軍と記載されていた。

 足利家の家臣として勝手に動いても良いものかという問題が降って湧いてきた。

 武将プレイで大名の配下になっているプレーヤーも居るはずだから、同じ様に自由に動けていないのかもしれないけどな。

 これに加えて秋月家を降す途中にあるって事だ。大内氏が陶の謀反で滅亡したこのタイミングであれば援軍も気にしなくても良いから、好機に変わりない。大友よりも先に落とす必要があると思う。

 秋月家を降してしまえば少しは余裕が出来るのでは無いかと思っている。

 降した後は、内政ゲームに早変わりになるんだろうな。俺だけが。いや、全員が建築現場で汗を流す事になるんだろうな。

 いやいやいや、まずは兵士を集めないとな。


 ある一室では早くも不満が満ち溢れていた。

「いつまでこの部屋に閉じ込められなくてはいかんのだ。我々は足利家の足軽になったのだぞ。それなのにこの扱いは納得できん。」

「そうですな。ちと部屋が狭いですな。寝る時にも窮屈だ。」

「これ、文句は言う物で無い。下手すれば全員腹を切らねばならなかった所だったのだぞ。」

「しかし、殿は役職を授かってこの地獄から解放されましたぞ。我々もお役目を頂いて早くこの部屋から出て行きたい所です。」

「もう殿ではござらん。埼島殿でよかろう。全く、あの軍監のおかげでこんな目にあっておるのは業腹だな。」

「まったくじゃ。あの者はこちらを戦いに引きずり込むだけ引きずり込んでおいて我先にと逃げ帰るなど・・・」

「それでございますが、私がお世話をするときに、あの者が零した言葉が気になるのですが。」

「それはなんじゃ。」

「どうもあの者は大友家の者では無かったのでは無いかと。」

「な、なんじゃと。それはどういったのことじゃ。」

「はい。たまたま聞いてしまったのですが、これであいつも大友氏家に寝返った後にいい目を見れるんだろうな。まぁ、俺は依頼をこなすだけなんだがな。戦なんて始めてで楽しみだけどな。と言っていたのです。」

「なんだと、戦が初めてだと。軍監って言うのも・・・むぅたばかりおったか。」

 大声が至る所で上がる。

「いや、そこでは無くて、大友に寝返る時と言っていた事の方が・・・」

 小さな声は大声に塗りつぶされて行くのだった。

 

 大きな声が聞こえてきたので気になって行ってみると、そこではなぜが怒り心頭に発すって感じのむさい奴等が居た。あぁ、アカネさんが埼島の家臣達を一室に詰め込んでるとか言ってたな。

 これも問題だったか。さて、

「失礼する。一体どうした。こんな一室に詰め込んでいるのを怒っているのか。」

 俺は少々申し訳なさそうに聞いてみると

「あ、殿。違うのです。聞いて下され。」

 凄い勢いで埼島さんの息子君が目の前に。

 おぉう、一体どうした、なんだなんだ。

 そして一連の話を聞いて、やっぱりかと予想が確信に変わる。やっぱりこれは秋月の何処かの豪族、というか、自称天才の領主の仕業で確定。

 ただ、俺の中で何かが引っかかったが心当たりも無かったので無視して話を進める。

「ここに居るのもあれだから1回広間に来て話をしないか。今後の事についても話をしたいからな。」

 と、いうことで広間に移動。アカネさんに言って、今居るプレーヤーを集めて貰う。

「では、この者達の今後について決めたいと思うんだが、何か意見があるなら言って貰いたい。」

「そんなの、今は建設ラッシュじゃない。戦は僕達がやるとして、留守を守る人を置いておかないとさ。」

「降ったばかりの人達を守りにつかせるつもりなんですか。」

「いや、違うよ。僕が言っているのは建築現場で働いて貰おうって事さ。建物が増えれば人が増えるんでしょ。そしたらこの町を守るためにその人達も戦ってくれるんじゃないかなと思ってね。」

「うちは新興勢力だから昔から居る人もいないからいい案だと思いますね。」

 常清も賛成のようだな。

「山で木の切り出し、水路の確保、ため池の確保ってやることは山積みだからね。わたしが居なくてもある程度進めてくれてないと困るからね。」

「桜花、お前、この領地が広がる度に建設やるつもりなのか。」

「もっちろん。城壁の拡張だってしなきゃだし、町作りをしっかりやらないとスラムなんて無法地帯出来ちゃうし。」

「すらむ、とはなんじゃ。聞いたこともないのだが。」

「あ~、貧民街って言った方が分かりやすいかな。」

「貧民街が出来るよりも賊になると思いますがの。」

 おぉ、そういう認識なんだな。

「さっきも聞いたんだけどさ、その軍監が依頼をするだけ、戦が初めてって言ったの本当。」

 武蔵が難しい顔をして言っている。

「はい。間違いないです。ちゃんと聞いてましたから。」

「なんで、それを他の人に伝えなかったのさ。」

「伝えようとしましたが、殿、奥方、若、御家老さまが捕らえられてしまい、伝える相手が・・・」

「あ、そういうことなら納得。うん。わかった。ありがとう。」

 武蔵がこっちを向いて

「この人達の中から何人かを城勤めして貰って、残りは新しく来た兵士の調練、建物を建てる組の3つに分けたら良いんじゃ無いかな。さっきの彼は城勤めでいいって思うよ。」

 何を急いでいるんだ。

「他の者は何か無いか。・・・・無いようなのでそうしよう。

 城勤めは元々文官をしていた人にお願いしようかな。家老していた、あなたと他に2名で新兵の調練、残りは桜花の元で学んでくれ。」

「はっ。仰せのままに。」

「あぁ、あと、住む場所だけど、空いている家にとりあえず腰を据えてくれると助かる。武家屋敷はちゃんと用意するからな。」

「なんと!屋敷まで頂けるとは!これは粉骨砕身頑張らねば。」

「いや、粉にならなくて良いからな。」

 どっと笑いが起こる。え、このレベルで笑いが起こるとは・・・AIにも優秀なのと違うのがあるんだな。と馬鹿なことを考えていると

「玄、それじゃ、僕達は違う部屋で話をしようか。」

 どうしたんだ、武蔵。

「わたし現場に行っちゃ駄目かな。」

「ごめんね、今から話すのは結構代切な話だから、話が終わるまでは我慢してね。終わったら僕も手伝うからさ。」

「武蔵、気付きましたか。私も早く方針を決めないと行けないと思います。」

 んんん、常清と武蔵どうしたんだ。


 アカネさんにお願いをして話が漏れないように誰も近づかない部屋に案内してもらった。

「僕と常清は気付いたみたいだけど、玄、何か気付かなかった。」

「謎かけか、別に気になることは無かったが。ちょっと違和感はあったが、気にとめるほどの事も無いかと思ってたぞ。」

「玄、抜けてる時とか、考え事しているとダメダメになるね。」

「私達は、その違和感に気付いて考えて同じ結論に達したようですけどね。」

「これってわりと洒落にならないんだよねえ。」

「わからん。分かるように説明をしてくれ。」

「いい、相手の軍監は、依頼を受けて、軍を率いて来たって事と、戦が初めてだって事だよ。」

「ん、何処がおかしいんだ。依頼を受けて・・・

そういう事か!俺が引っかかっていたのもそれか。」

「そういう事。」

 桜花をはじめ6人はまだ気付いていないようだ。

「つまり、その時が来たが想定よりも悪い話になったな。」

「玄、分かりやすいようにお願い。桜花ちゃんが分かるように。」

 壚何気に酷いな。俺の懸念を分かりやすく伝えるとしよう。

「まず、プレーヤーが現れたって事だ。しかも敵側でな。俺達はプレーヤーの参戦は最後だと予想したが、軍を率いて来ていたって事から依頼があれば軍を率いて戦えるということだ。

 だが、軍を率いる依頼なんて物が出るとは考えにくいんだよな。

 俺達が受けた依頼に似たような物は無かったから油断していた。」

「玄、それはまだ確定ではないと思いますよ。そもそも、その依頼が戦をするものだったのかって事です。

 違う依頼の可能性もあると思いますよ。

 初めての戦だ。楽しみだけどな。と言ったらしいですし、どうも最初から戦があるとは思っていた人の言葉では無いと感じたのですが。」

「俺達の依頼でもおかしなのがあったな。依頼内容が途中で変わった奴。あれに近いって感じになるのか。」

「そうですね。その認識で良いんじゃ無いかと思いますね。

 最初の依頼はもしかすると埼島家の守備では無く兵を率いて埼島に入るだけであった可能性もありそうなんですよね。」

「ちょっと分からないから聞いても良いかな。」

「なんだ、桜花。」

「うん。少ないっていってもある程度プレーヤーがいると思うんだけど、なんで1人だけだったのかな。

 わたしや玄達なら初期だったから1人でいたけど、壚チャン達はパーティー組んでたよね。」

「それだけ過疎なのかもしれんぞ。」

「たった5人しかこの領土に居ないとか有り得ないじゃん。」

「そうだな。武蔵、お前がこの領土を選んだときに何か気付いたこと無いか。

 俺は領地分布までは見たが、あれはNPC領地も含まれていたようだから何とも言えないんだよな。領土は余裕有りとしか分からなかったしな。」

「わたしはその辺全く見なくポンポン決定押してたから。」

「ごめんね。流石に覚えてないや。」

「最初に戻るけどさ、5人しかいないなんて有り得ないじゃ無い。100人とかは無いだろうけど、最低でも20人は居ると思うんだけど。」

「もしかするとプレーヤーの介入がこの後も続くかもしれないと考えて置いた方が無難だな。」

「とはいえ、初めての敵対プレイヤーですね。ゲームとして対人戦闘になるのは楽しみですね。」

 常清はニコニコしている。沈着冷静じゃ無くてバトルジャンキーだったのか。いや、猪に突っ込んで行ったけども。

「この先どういう絡みをしてくるか分からないけどね。」

「実はその人が玄の領地でブラブラしてたりして。」

「それはフラグっていうんだがな。」

 皆が笑っている。

「プレイヤーの存在と依頼で軍を率いての戦はあるかもしれない。と頭の片隅に置いておこう。」

 敵対プレーヤーとの戦いってのも楽しみでは有るな。確かに。

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