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ゲームだよな

戦国時代に詳しいわけでも無いですが、転移物以外で何か書きたいと思って書いてますので、それ違うとかあると思いますが暖かく見守って頂ければ幸いです。

 国盗り


 埼島家への仕置きを伝えると、埼島家の方々が泣いておられる。領地は合併させる事にする事を伝える。

 統合でも良いかと思ったが、人手が足りない。埼島に代官をさせる事も考えたが、今後の事を見据えると全部の領地を統合する事は不可能だとプレーヤー全員で話して決まった。桜花は領地がさらに広がる事を嬉々として受け入れ、常清と武蔵は土方か~と落ち込み、壚達は良く分からないといった感じだった。

 領地の統合、完全統合、合併がどのように違うのかは本領に戻って確認だな。大名プレイに移行していている感はぬぐえないが・・・

 そして戸端家の領地に関して徳さんから報告があり、町民、農民などは残っているが、武士、兵士の姿が見えないと。大友から来ていた軍監が戸端領に戻っていないと言うのだ。であれば軍監と軍はどこに消えてしまったのか。

 徳さんが言うには戸端領を通過したところまでは追跡をしたが、それ以上は他領となる事や追跡を行っていた者の力量を考えて中止させたとの事だった。

 消えた兵士たちはそのまま黒幕の兵力に追加されることになったと考えていいだろう。兵士が全く足りないな。今動かせる兵力は250程。はっきり言って弱いを通り越している。今でも4つの領地を統治しているのにだ。6つに増えたところで1000までは増やせないだろう。征西将軍が聞いてあきれるとはこのことだ。

 大友はおそらく10000は軽く兵を出してこれるだろう。困ったな。秋月家を降しても兵力として5000集められればと黒田君が言っていた。

 ここで異邦人が加わってるれれば少しは勝負もできるのだろうが、なんせ過疎地。富国強兵を進める時間があるかどうかといったところだな。

 今回の進軍はここまでにするかと悩んでいると黒田君が

「殿、この地にて兵の募集をしたいのですがよろしいでしょうか。足利二本引きと征西将軍の名を使って兵を集めればかなりの兵が集まるとおもわれます。」

 一旦ここで進軍を止めるという事か。

「それは黒田君が中心なって軍としての調練まで行ってくれるって事でいいのか。俺たちが離れても問題ないのなら少し離れたいのだが。」

「問題ございません。というよりも一旦居城へ戻っていただき、各地へ兵士の募集を行っていただきたいのです。この地での募集は豪族に対して行うものですので、殿がこの地におられると豪族どもが殿の値踏みをしかねません。

 その、言っては何ですが殿は人を信用しすぎるきらいがございますれば、ここは我に任せていただければよろしいかと。」

 ほめているのかけなしているのか。AIだよな。本当の優秀過ぎるだろ。ま、いったん戻れるのは良い事だな

「ただ、お1人は残ってもらいたいのですが・・・」

 

 数日後俺たちは普段通りのゲームを満喫すべく依頼を始まりの町で受けていた。

「駿河さんには悪いけど俺たちは楽しむとしようか。従動物は彼が自由になてからだからな。」

「分かってますって。駿河さんには悪いけど俺達よりも信用も信頼もできるから。」

「お前、そんなこと言っているけど自分が残らなくてよかったって思ってるだけだろ。」

「そうだよ。駿河さんのあの顔は中々だったよ。」

「そうであるか。残るのは自分であるか。って寂しそうに言ってたじゃないか。」

「でもビックリだよね。この人数でじゃんけんして一発で負け確定で残るとかどんな確率なんだよ。きっと神様が駿河さんを残そうとしたんだよ。」

「それだよね。僕、目を疑ったもん。あれ、みんな同じパー出してるんだってのにビックリしたら、1人だけグーの人がいるんだから。」

「ほらほら、お前等駿河さんの事を言ってないでパーティーをどう分けるのか決めろよ。」

「リーダーは玄と常清の2パーティーで良いんだよね。」

「桜花と壚は別れた方が良くないか。」

 ジト目で俺をみるな。だってお前たち二人の面倒を見るのなんて御免だぞ。

「はいはい。玄は私と壚ちゃんが一緒だと面倒を見れないとか思ってるんでしょ。」

 うむ、心を読むなよ。

「では、4人と5人パーティーになるのですね、私パーティーリーダーなんて初めてでワクワクします。」

 常清がワクワクするとはビックリだ。沈着冷静な奴だと思っていたが・・・いや、いきなり猪に突っ込んで行ってたな、そういえば。

「うらおもてで決めたらどうだ。」

「うらおもてってなに」

 え、知らないのか。嘘だろ

「手のひらを上にするか裏にするかってやつだが知らないか」

 言いながら自分の手の甲を上、手のひらを上にして見せる

「へ~、これなら分かれるね。わたしと壚ちゃんもすれば表と裏で別れるんだね。」

「そういう事だ。俺と、常清もみんなの見えない所でしてくるよ。お前らもそうしろよ。」

「え、わたしがいるパーティーが嫌っていうの。」

 なぜかプンプンだ

「馬鹿か。公平にするためだよ。」

 腑に落ちないと言った感じで桜花は壚を連れて行く。

「じゃ、常清、やるか。う~らぁお~もぉおて♪」

「何ですかそれは。へんな歌をうたって。」

 いや、こうするのが俺の中でのスタンダードなのだが

「歌いながらやる遊びだったんだよ。知らないのか。ジェネレーションギャップだな・・・」

「昔遊びと言われる奴ですね。きっと地方地方で変わるので、何処の地方に住んでいたかとかバレるのでやめた方が良いですよ。」

 なんか冷静に理由付きで言われると堪えるな・・・なんだかんだで俺は裏で常清が表だ。

 始まりの町にあれだけ居たプレイヤーが少なくなっているなと話をしながら裏表をやっている6人。そういえばイベント終了してまだ3日しか経っていないのに減っているな。あの仕様に気付いて自分の領地にでも戻っているんだろう。戻ったところで何をするわけでもないんだろうがな。

 いや、おかしい。ここには傭兵団の屋敷があるはずだ。人の出入りは多かったはずだ。何か起こったようだな。

 

 おかしいな。パパ何処だろ。

 始まりの町から自分の領地に飛び、そこから何とか町を探し、町の中で玄を探して聞き込みをしている少女?がいた。

 おかしな、奉行所で依頼を受けられるんじゃなかったの?奉行所がないなんて聞いてないよ。

 そう、彼女はピンポイントで玄の城下町に来ていたのだ。なぜプレイヤーが他人の領地に入れたのか。それは玄がまたも無自覚にやらかした結果だ。

 そう、領地の併合をしたことで、クローズであった領地がオープンスペースに変わっていたのだ。統合をしていた時には配下にしか入ってこられなかった領地にプレイヤーが入れるようになっていたのだ。

 おっかしな~、パパの名前が分からないから聞きようがないのは仕方がないにしても、本当に情報が制限されてて何も拾えないや。これなら始まりの町でプレーヤーに聞いて回った方が良いのかな。

 パパの情報って知っている事ってないんだけど・・・せめてプレーヤーネームくらいは教えててほしかったな。

 と、少女?は始まりの町に行くべく自分の領地に帰っていくのであった。


 パーティーが決まり、奉行所へ行き依頼を見て全員が膝から崩れ落ちる。

 大妖怪が各地で暴れている。民を守るために討伐せよ。という依頼がデカデカと出ていた。

 これでか。プレーヤーが少なかったのは。

「おい、これどうするよ。九州にも出てるじゃないか、これ。」

「でも、これに僕達が参加すると色々と問題が。」

「ですよね。この依頼は下にも書いてありますが傭兵団でとありますので、レイドボスなんでしょう。」

「お祭りなんだろうね。わたし達には全く関係のないイベントだよ。」

「でもですよ、イベントですよ。なんで通知もないんですか。」

「それは玄のやらかしの結果僕達が全く違うルートを突き進んでるからだよ。多分だけど、埼島、戸端領、足利二本引き、征西将軍etcでレベル差や目先を逸らすために運営が焦ってやってることだと思うよ。前回のイベントも国見領、鹿毛領を手に入れたタイミングだったし。」

「それって、相田さんが何かするたびにイベントが起こってるって事ですか。」

「結果的にはそうなってますよね。私たちは他のプレーヤーよりもかなり先に進んでますから。今から5つのNPC領地を落として、9人の配下プレーヤー、19人のNPC配下とかの相手に勝てる気がしますか。

 私には無理です。ですが傭兵団として戦うのならまだ勝つ事は出来るかもしれませんね。」

「チートですね。ここまでくると・・・」

「何他人事のように言ってるの。敦賀君も両足突っ込んでるんだよ。」

「壚さんなんて物引き当ててくれちゃってんだよ。決めたのは確かに俺達だけどさ、流石に斜め上行き過ぎでしょ。」

「帯刀君、そこには私も激しく同意するけど、従動物欲しいからって一番最初に食いついたの君だからね。」

「はいはい。そこまで。いっても仕方ないでしょ。でも、戦にも行けてるし、今度のは大戦だよ。レイドボスなんて目じゃあないよ。」

「近藤さんの言うとおり。俺達はレイドボスなんて目じゃない所をやってるんだから。勝てば大名に相田さんがなって、俺達もその重臣って事だぜ。他のプレーヤーが配下になるか分からないけど、言えば俺達傭兵団の幹部とかわらないんだぜ。」

「今野さんが言うと何でかやくざ屋さんみたいになるのは何で?」

「壚ちゃん、俺のハートはボロボロです。ジジババからは可愛い介護士さんって言われてるのに・・・」

「はい、アウト。リアル情報は出さない!なんで言っちゃうかな。馬鹿なの、ねぇ、馬鹿なの。」

「すいません。反省します。だから馬鹿ってもっとなじって下さい。」

「お巡りさん、こいつです。」

「ちょっと、桜花さんまでやめてください。ウィットにみちたジョークじゃないですか。」

「それ、ジョークにならないから」

 汚物を見る目で壚と桜花が今野君を見る

「ま、冗談はそこまでだ。で、九州にもレイドボスが出現しているが、島津領にいるプレーヤーがどうにかするだろ。あそこプレーヤー数かなり多めだったからな。」

「僕らの領土本当に過疎すぎやしませんか。この6人も元は違う領土からの移転組だし。僕ら4人しかいないって事は無いと思うんですが。」

「遭遇しないよな。本当に。」

 運営のやらかし疑惑が持ち上がる所だぞ。


 ピロン。

 レイドボスが討伐されました。討伐した傭兵団は・・・

 おう、早くもレイドボスが終わったようだな。しかし、次はどうするつもりなんだろうな。俺達城持ち大名になってしまうが・・・


「お、レイド成功か。人があふれる前に依頼を受けて町を出ようぜ。絡まれると面倒だ。」

 今野君が言うかねそれを。しかしそうだな、さっさと依頼を受けるとしよう。


 依頼

 ・害獣駆除

 ・薬草採取

 ・要人警護

 ・賊討伐

 ・妖怪退治


 5つか。常清たちは害獣駆除を行うといって受付に行ってしまった。あちらは4人だからそれを選んだか。

 妖怪退治はレイドのような気がして却下。賊討伐に久しぶりに行ってみるとしよう。

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