ゲームしてる
戦国時代に詳しいわけでも無いですが、転移物以外で何か書きたいと思って書いてますので、それ違うとかあると思いますが暖かく見守って頂ければ幸いです。
ところ変われば色々変わる
有る一室で大友 義鑑はたいそう困っていた。何故なら先程幕府からの使者に告げられた事に文の存在でだ。
今が秋月を併合しようと画策していたにも関わらず、新興勢力とも呼べないような1領主の為に、名門大友家が働けと言うのだ。
いや、違うな。主上は九州を平定させて尊氏公の様に九州から再度兵を引き連れて上京するおつもりなので有ろう。
その為に幕臣の1名をこの地に送ったのだろう。失敗してもと思われていたので有ろうが、その幕臣はかなり有能らしい。
これは困った。幕臣の相田何某は秋月を降す為に動き始めているとか。
しかも足利の二本引きを旗印にして行軍するという。これは幕府軍としての行軍。逆らえば逆賊として討伐対象にされかねん。秋月には策略を用いて乗っ取りをほぼ終わらせているという時期にこれは本当に頭の痛い事だ。
ただ、悪いことばかりでは無い。幕府軍として働いた見返りは九州探題として6群の支配を確約されておる。働き如何によっては加増も期待が出来るという物。
しかし、国人共が納得するか。今乗っとっている領地は勿論返還させられるであろう。折角加増した領地が無くなってしまうのだ、納得すまい。更にはぽっとでの領主の下につかねばならんということだ。幕臣で有ろうが、国人共には幕臣の事など知りようも無い。かくいう儂も相田なぞという幕臣が居るなど聞いたこともない。御家人衆の1人かもしれんが名を聞いたこともない事からその地位は低いので有ろう。唯一の救いは征西将軍となった事か。
しかし、それも実績を伴って居らんから国人共からすれば権威なぞ実力が伴ってなければ認めんということになろう。
本当に頭の痛いことじゃ。
使者様からこの事を伝えられたときにの家臣共の顔には思わず笑いそうになったがの。あれがあったからこそ儂は動揺せずにおれたのだが、あの顔は納得していないと書いてあって使者様も、それは伝わったようで、さらにと逆賊になりたいのか、朝敵に認定されてしまうぞ。と脅しまでかけられる始末よ。
主上の本気度が分かるという物よ。応仁の乱から幕府の力は堕ちてきておる。幕府のいうことなぞとたかを括っている家臣も居よう。
だが、幕府の命を無下にすれば九州探題も取り消され、我等名門大友家は滅ぶしか無くなってしまうのだ。
これは家臣達に言って聞かせ、国人共にも徹底させねばならんな。
しかし、何故こんな事になってしもうたのじゃ。儂は九州探題として秋月を降してこの地を平定しようとしただけというのに。ままならんことよ。
では、軍議でこの先のことを話し合わねばならんかの。
秋月家では秋月 文種が困っていた。
何故この様な時に・・・
主君の大内家が陶の下剋上により滅びてしまった。狙ったかのように大友家からの調略で国人の半数以上が大友家になびいてしもうた。
さらに悪い事は重なる物で、国見家、鹿毛家の事で相田なる者から鹿毛家を誅すると文が来て、こちらは鹿毛の救援にも行くことが出来ず、認めてしもうたら、今度は戸端家の事でも文が届いたのじゃ。
戸端家の正当性を訴え、遺児達の為に戸端領を攻めると言う物じゃ。
戸端家までの領土を奪われる形になってしまうと、秋月の治める地の実に四分の一が奪われてしまうことになる。
だが、実際には大友家の調略の結果半数以上の国人が大友家に靡いてしまっている今、我等秋月は風前の灯火と言っても過言ではない。まさに手も足も出ないとはこの事よな。
大友家に降るしか道は残っていないかと考えておるうちに幕府からの使者が大友家、相田何某の所に行かれたと報告が入る。
大友家は九州探題の任命を受けておるから分かるが、相田何某に使者とはどういうことじゃ。
秋月家にとってどちらにせよいい話では無いのは想像に難くないがの。
さて、軍議にて大友家に降るにしても意地を見せるか、意地を見せずに恭順するか決めねばな。
流石に家臣共も事ここに至れば諦めも尽きようて。
「なんだと、幕府の使者が大友、相田に?どういう事だ?」
「使者の目的までは探れませんでした。」
「相田にも、というのが気になる。あやつらは儂の計略をダメにしてくれおったからな。
完璧に計算された策だったというのに、全て横から掻っ攫われる結果になってしもうたわ!」
「その件は真に腹立たしきことでございました。あの策がなっておれば今頃は秋月を降して殿も独立大名となれたものを」
「過ぎた事じゃ。言っても仕方あるまい。それよりも大友からの書状の返事をしたためた。届けてくれ。」
「はっ。で、恭順なされるので?」
「致し方あるまい。秋月を乗っ取れておればこの様なことにはならなんだが。また、間が悪い事に戸端家に仕掛けておった策略も良い具合に進んでおったが手を引かねばなるまいて。」
「では埼島家に送った大友軍は如何致しましょうか。」
「はっはっはっは。あれを大友軍と思い込むとは埼島も耄碌したものよな。何処ぞから連れて来た奴に大友軍を名乗らせただけなのに信じるとはの。
奴等も引き上げさせよ。引き上げてきた時に報酬を渡し、その後に処分をしておけよ。」
「分かりましてございます。処分についてはしなくても大丈夫では無いでしょうか。
あやつは異邦人にございますれば、殺しても死にませぬ。
それよりもこちらに縛り付けるようにした方が良いかと思いますが?」
「ふむ。そうじゃの。確か異邦人と言うておったの。爺に任す。
なに、大友家で成り上がっていけば良いだけよ。秋月家よりもいい目にあうことも出来ようて。」
「殿、御立派になりましたなぁ。爺は嬉しゅうございますぞ。」
「そうか、そうか。わっはっはっはっは。」
俺はこのゲームを初めて情報が欲しいと思ってプレーヤーを探したんだが誰もいやしねぇ。仕方なくソロプレイをしている。
いや、確かにプレーヤーが少ない所を選んだよ?選んだけどさ、こんなにプレーヤーが居ないなんて誰が予想できるよ?
領地には家はあるから雨風は防げる。奉行所で依頼を受けてレベルもソコソコ上がっている。だけど虚しいって気持ちはどうしようも無いんだよ。城下町?みたいな所での町人さんやらはとってもいい人達ばかりだ。
いつか俺の領地もあんな風になるのかね?全く情報が無いからどうしようもないんだが。
俺は何時ものように奉行所で依頼を物色していると、何か面白げな依頼を発見した。昨日までは無かった依頼だ。
もしかしてイベント発生か?とワクワクして受けたよ。
内容?内容は1軍を率いて領地の防衛ってもんだ。こりゃやっと戦国らしくなってきたなと思ったもんだよ。ただ報酬は終了時に解りますとかなってたんだよな。それでイベント発生かと思ったわけだ。
偉そうな爺さんから軍を率いて埼島領に行けと言う。その時に埼島の領主には大友家からの援軍であると伝えることと、機会を見て埼島領を乗っとるように言われた。
あ、これヤバい依頼だ。断ろうと思ったんだが、断れない強制依頼らしかった。
乗っ取れって滅茶苦茶後味悪いぞ?正々堂々と叩き潰せば良いじゃねぇかよって言ったら、爺さん、戦とは軍と軍の戦いだけじゃ無い。だまし騙されて尚生き残った方が正義なんだとか。
いや、まぁ、戦国時代で下剋上を楽しめとか書いてあったさ。運営のホームページには。
にしてもエグすぎてだろ!でもよ、こんな依頼の報酬ってどうなるんだろうな?もしかして領地に関係するような事かな。
まぁ、ゲームだし気楽にやるか。
埼島の領地に着いたら、領主は相田とか言う奴の所から来た使者と会って、そのまま話をしに行って留守なんだとか。
返ってくると明るい顔が俺を見た瞬間に怪訝な顔つきになった。で、俺は爺さんに言われたとおりに大友家の援軍だと伝えると、真っ青になって固まっちまった。
配下の奴等が言うには降伏するつもりだったとか言い出すじゃないか。そうなると俺の依頼は失敗だ。それは無い。俺は固まった領主の変わりに防衛の指示を出す。
城?って言える程立派でも無い建物(自分の領地の家よりは遥かに立派)の回りに柵を張り巡らしてそのうしろに兵を配備するように指示を出す。
それから何日も経つが相手が攻めてくる気配が全くない。
これはこちらの油断を誘ってるのか?なかなかの策士が居るみたいだな。
それならと降伏するからと使者を送ってみたが乗ってこなかった。そりゃそうだな。罠だって気付かなかったらただのアホだしな。
本当にすることが無くて、暇でつまらない依頼になってしまったな。そんなことを考えていると爺さんの使いっていうのが来て、状況が変化した。兵を纏めて帰ってくるようにって言われた。
なんなんだよ、どんな依頼だよ。状況が変わるとか意味分かんねぇよ。とは言え纏めて帰って来いって言うなら仕方ない。
俺は軍を纏め、埼島のおっさんに状況が変わった。何があったか分からないが軍を引くように命令が下ったと伝えて帰ったんだ。
報酬は軍馬を1頭貰えた。軍を率いて出発。何もしないまま帰ってきて馬1頭。割が良かったんだか悪かったんだか。
爺さんは何かあったらまた依頼をするからよろしくって言って帰って行ったよ。
本当にこの依頼は一体何だったんだろうな。まぁ、いいや。馬が手に入ったから移動の時間が短縮されるのはありがたいからな。
隣町に行くまで2時間歩くとか本気で運営の頭を疑ったぞ。転移とかあれば良いのに。
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