ゲームしてる
戦国時代に詳しいわけでも無いですが、転移物以外で何か書きたいと思って書いてますので、それ違うとかあると思いますが暖かく見守って頂ければ幸いです。
ところ変われば色々変わる
ゲームとは言えこんなにリアルに話ができるなんてビックリだわ。人とお話をしているつもりだったのに、パーティーメンバーの1人から「えぬぴしぃ」と何を話しているんですか?って言われて初めて人間じゃ無いって分かったわよ。
でもね、このパーティーメンバーはクビね。最近傭兵団に加入したみたいだから私の事を知らなかったみたいですけど。
なぜクビですかって。当然じゃない。あの方々をバカにしているんですよ。全く理解に苦しみます。
町人や商人、御武家様が居るから私達はゲームを遊ぶことが出来ているというのに。もっと言えば依頼も奉行所に行かなくても発生することが分かってるのよ。
それは仲良くなった町人をはじめとした人々から頼まれ事なのよ。クビにする人に教えてあげる義理も無いので、今回の依頼が終わったら傭兵団の隊長にクビにするように伝えましょう。
私にそんな権限があるのかって?
有るに決まっているでしょ。私は勝利の女神なのよ。そして情報処理能力はこの傭兵団で1番。そんな私をクビに出来るハズなんてないわ。
そう思っていた時期も有りました。私は人間を甘く見ていました。そうですよね。自分よりも権限を持っているかのように振る舞う私は目障りだったのでしょう。傭兵団のヒラ1人をクビにして欲しいと伝えると、君が辞めてくれと言われてしまいました。
そして、私は1人で依頼をこなしていくという事が始まりました。それもこれも、あの人と一緒にゲームをするためです。くじけませんよ、私は。
ですけど、このゲームは何か歪な感じを受けます。依頼をこなしていけば行くほどに疑問が出て来るのです。
それは時系列がキチンと流れている事なんです。
私はこうしたゲームは自分のアクションから時間経過が始まる。正確にいうので有れば依頼が始まった時にゲーム内時間が動くという物だと考えます。
話を戻しますと、私達がアクションを起こさなくてもこの世界は廻っているんです。私達は別に居てもいなくても世界が回るって現実と変わりないのですけど。
ともかくこれからどうしましょう。そろそろ1人で行ける依頼も少なくなってしまいました。
パーティーでも組もうかと思うのですが、相田 生駒の名前は広まり過ぎていたようで、誰もパーティーを組んでくれなくなっているのです。
別の領土に行くことも考えましょうか。
俺は相田 豹という。オヤジと母さんがやっているっていうゲームを押しつけられた不幸な息子だ。
なぜ不幸かって?考えてみてくれ。部屋を占領する筐体が突然家に届き、俺の居場所はトイレだけになった。
これで不幸じゃないなら何が不幸なのか教えて欲しい。
彼女無しの25才。仕事はブラック企業で働いてない普通のサラリーマンだ。もっといえばオヤジの勤めている会社の子会社に居るんだよ。
オヤジが裏から手を回したとか色々と言われて当初はウザかったが、今じゃ伝説の男の息子って事で意味も分からずに期待のホープなんて事になってる。
な、不幸だろ。
母さんを探すか。多分酒場にでも行けば居るだろ。何か傭兵団をクビになったらしいからな。
何やりゃクビになんてなるんだよ。意味分かんねぇよ。母さんの話じゃレイドも母さんが居たから勝てた様な物だとか、一番最初に傭兵団を立ち上げたのは母さんの働きが有ったからだとか言っていたのにな。
ま、そんなことは良いか。後発組だけど先発組に追いついて追い越してやるかな。母さんはやり手のようだし。
わたしは相田 妲己。パパとママがはじめたって言うゲームを一緒にしたいよぉ!っておねだりして買ってもらっちゃった。
しかもだよ、パパったらあれは部屋に入らないだろうからって今までの家賃よりもオーバーした家賃は払ってやるって引っ越しまでさせてくれちゃったよ。
本当にパパ大好き。
何としてもパパと同じところでしたいけど、ママが言うには何処でやっているか分からないらしいの。
とにかくゲームを初めてみようと思うの。
チュートリアルはママに言われた様にとにかく草を刈りまくってAIに止められようとの無視して刈り続けたのよ。なんで?だってパパがそうしたんだって言うから。パパがゲームのことを話してくれたのはここだけだったって事だったから、絶対に真似してやるんだ!
そしてね、私は領土選びでパパが選びそうな場所を探した。候補地は2つ。九州の北部の浮羽郡辺りか長崎の伊万里付近があやしいって思うの。
何でか?そりゃパパの娘だもん。どちらを選んでも九州で近場だから遭遇する可能性は高いんじゃないかな。
きっとパパの事だから人が多い所では窮屈な思いをするから、人の少ないところでマッタリゆったりゲームしようとか思ってそうだし、中央みたいに戦乱に明け暮れる様なことも無さそうだし下剋上もしやすそうだな。とか考えてそうだから。
なんで分かるかって?だってパパの娘だもん!
パパ、待っててね、妲己ちゃんが行くからねぇ~!
ゾクゾク
なんだ、背中に虫が這ったような嫌な感じがしたんだが。
ここに居ては危険な気がするのはなぜだろうか。
思い当たる事と言えば娘かな。あいつ俺の思考を読むのが上手かったからな。
まさか、ここをピンポイントで当てたりはしないよな。多分息子は嫁さんと合流するだろうな。
そんな話が漏れ聞こえたし。娘は俺を探すって意気込んで、嫁さんに鼻で笑われていたが。
桜花、壚、娘・・・悪い予感しかしない。
目の前で敵の兵士をぶっ飛ばしながら高笑いする我が娘が目に浮かぶ。
合流しても秘密を守れると思えないから、表ルートを延々とこなすように誘導していこう。
幸い新たに5人の中間が出来たことだしな。
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