ゲームだよな
戦国時代に詳しいわけでも無いですが、転移物以外で何か書きたいと思って書いてますので、それ違うとかあると思いますが暖かく見守って頂ければ幸いです。
国盗り
どうしてこうなった。今俺たちは戸端氏の領地に向かって、手前の領地の領主と対面しているのだが相手の領主が目の前で切腹しますと騒いでいた。
事の起こりは黒田君が前田君、千葉さんを引き連れて通過させて欲しいと領主に交渉を行いに行った所から始まっていた。
黒田君は大友の奸計により戸端氏が害され大友の家臣の誰かが戸端氏の領地を乗っ取っている事を伝え、領地を通過させて欲しいと願い出たところ、相手領主からこんなことを伝えられていると書状を見せられたらしい。
秋月家の家臣、国人は大友への帰順するように。今降れば領地の保証はする、もし降らないのであれば攻め落とすのみ。
簡単に言えば、こういう事らしい。そして、この領主は既に「はい。」と返事をしてしまっている。なので通過さえる事は出来ない。通過するならば一戦もやむなし。と言われたとか。
そして、国見領、鹿毛領、田原領を併合した俺達に対して一戦行っても勝ち目はない。で、俺と話をしたいと言い出し、俺の所に領主を連れてきたとか。
で、腹を切るから一族、兵士、領民には酷い事をしないでくれと懇願され、どう対応するのが正解なんだと。
「腹切るの待ってもらえますか。俺に降ってもらえばそれで良いですから。」
俺は落ち着け、まだ慌てる時間じゃないぞ、と言っているんだが聞きやしない。何なんだよ、このゲームのAIは。戦国時代の思想というか習慣というか、そういったものを詰め込みすぎだろ。桜花、壚はドン引きしてるぞ。
「あなたが腹を切ろうが切るまいが僕達があなたの領地や領民をどうこうするつもりはないので、腹を切るだけ無駄だと思うよ。玄が非道な事なんかしないしさ。」
武蔵は少しイライラしたように吐き捨てる。ま、気持ちは分からんではないな
「私達がそんな非道をするように見えるのでしょうか。落ち着いてください。」
常清は冷静に言っているが、こいつもイライラしてるな。他のメンツは黙って事の推移を見守っている。いや、丸投げしているの間違いか。目がランランとしてワクワクしてますと物語っていたからな。
「あー、乱切りなんかしないし、盗賊まがいな事もしないから一旦落ち着いてくれ。田原さんが来るまで領地に戻ってていいから」
そう思っていた時期もありました。
結果、領主は領地に戻り、田原さんが来る前にガチガチに守りを固めて籠城をしているのがここ。
「いや、あれ演技だったんだね。」
「腹を切っていても居なくても結果は変らなかったんだと思いますよ。」
「だね。時間稼ぎされたね。狸爺様だったてことだね。一筋縄ではいかないね。」
「なかなかの策士でありますな。これは中々骨が折れそうでありますな。」
「つーか、思っていたよりもNPCが優秀過ぎませんか。びっくりなんですけど。」
「おー、それな。中身居るんじゃねーかと思ったわ。」
「ケドケド、腹切りを目の前でされなかっただけでも良かったんじゃない。」
「壚ちゃん、それフラグだよ、結局あの領主さん自分で自分の首絞めちゃったから。」
「そうなんですか。あれだけガチガチに守られたら手を出す僕達もそれなりの被害を覚悟しないとまずくないですか。」
等話をする面々だが、正直想定の範囲外過ぎてどうしたものかと本気で悩んでいる。田原さんには甘いって怒られちゃうし、自分を連れてこなかったからだとねちねちと嫌味を言われるし。ホントなんだよこのゲームのAIは。中身絶対いるだろ。
だけど正直まずいと思っていると
「殿、おめでとうございます。これで秋月家の国人領を5つ併合できますね。」
「殿、そろそろ攻めかかりませぬか。それがし初陣でござれば大将格の首級を取りとうございます。」
円光寺さんと西光寺さんがウキウキで言ってくる。本当にこいつらは
そういえば黒田君の姿が見えないな、どうしたんだ。軍師どこ行ったのか。
「我、参上。殿、策はなりました。もうじき戸端勢も参戦する事でございましょう。一度の戦で終わられますぞ。」
「黒田君、もしかしてこれ全部読んでたのか。」
「若干逸れた物もありましたが概ね想定通りに進んでいます。まさか殿が田原氏を呼び寄せるとは思っていませんでしたが、田原領の兵士が合流したことで一撃で決める事が容易かと。」
「やっぱりか。頼むから俺には大事な事は伝えてくれ。じゃないと対応に困る。」
「敵を騙すには味方からと申しますからな。」
「だとしてもだよ。」
「今回は殿が策を知っていると、この状況を生み出せないと我は判断したのです。」
「あー、予定にない事を俺がやっちまうか。わかってる、分かってるが、釈然としないぞ、それはそれで。」
ま、AIがアホ過ぎたらヌルゲーと言われるものになる可能性もあるわけなんだが。
「軍議で作戦を教えてくれ。」
「御意」
軍議が開かれることなり、今の状況の確認と作戦が伝えられていく。今回異邦人の俺達9人はそれぞれ25人ずつ率いて戦う事になる。いつの間にかに俺以外は武将プレイになり俺は大名プレイの廉価版って感じだな。
陣容は
本陣
大将:相田 玄
副将:田原 茂秋
軍師:黒田 正隆
第一部隊
大将:一条 常清
副将:近藤 吟次郎
第二部隊
大将:桜花
副将:木曽 巴
第三部隊
大将:壚
副将:円光寺 恵栄
第四部隊
大将:佐々木 武蔵
副将:前田 利成
第五部隊
大将:敦賀 公成
副将:西光寺 富重
第六部隊
大将:近藤 房之介
副将:千葉 重蔵
第七部隊
大将:帯刀 主税
副将:大城 主税
第八部隊
大将:駿河 太子
副将:秋野 忠義
第九部隊
大将:今野 大蔵
副将:徳さん
となった。なんか壮観だな。連れている兵士数はあれだが、そのうち兵士も増えるだろう。
総勢225人の兵士になる。これが限界の数字。九つに部隊を分ける必要があるのかと疑問に思ったが、黒田君の相手の兵士数予測で200人程集まればいいと言っていた。
ちなみに第九部隊は徳さんが実質的には差配する情報収集部隊になる。徳さんからの兵士数の見立ては200を少し下回るくらいと言っていた。
通常の城攻めであれば相手の3倍から5倍の兵士が必要になると聞いたことがあるが、今回も城ではなく大きな屋敷が攻撃対象になり、防御面でもそこまでたいした事は無い。と、黒田君に教わった。
相手は馬防柵を設置しその後ろに長槍を持った足軽が配置されている。屋敷をぐるっと囲うように設置されているので攻めにくいと感じるが、さてプチ攻城戦はどうなる事か。
体調不良、入院、溜まった仕事を片付けていたら投稿できない日々に・・・
時間が取れる様になったので再開します。
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