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ゲームには負けないぞ

仕事の都合で執筆できてませんでした。申し訳ありません

戦国時代に詳しいわけでも無いですが、転移物以外で何か書きたいと思って書いてますので、それ違うとかあると思いますが暖かく見守って頂ければ幸いです。

 国盗り


 依頼が強制終了となり、いよいよやることが無くなってきてしまった。城の完成まではもう少し時間がかかるようで奉行所の建設もまだできていない。なぜ奉行所を城内にしか建てられないのかが謎だ。始まりの町にはそんざいしていと言うのに。そうそう、始まりの町でぶらぶらしているとプレーヤーが増えている事に気が付いた。よくよく観察してみると以前にはなかった建物が建っていた。不思議に思い建物の前まで行くとプレーヤーが出入りしているではないか。これはと思い建物に入ろうとしたが、傭兵団の所属ではない為入れませんというインフォが出てきた。

 傭兵団の本拠地が始まりの町にある事に違和感を覚えたが、どうやら傭兵団の本拠地は複数あるようで、色々なプレーヤーが出入りしているのが伺えた。

 領土に作るのではなく何故に始まりの町にと思った時にピンときた。自分たちの領地に傭兵団の本拠地を作る事になれば領地の開発をする事が前提になってくる。ミスリードを行い領地開発に目を向けさせない為かと思い至る。徹底しているなと感心してしまう。

 そのままプレーヤー達の動きを観察すると、奉行所に行く者が多い様に感じた。これは自分たちの領土での依頼よりも始まりの町に依頼の方が多くあるのか、もしくは領土での奉行所に目を向けさせないようにしているか。領土での依頼を行っていけばいずれ俺たちのやってきた依頼にあたる可能性が高くなるから始まりの町の依頼を行わせようとしているのか。運営は徹底して情報の秘匿に走っているように感じるな。

 漏れ聞こえてくる話では妖怪退治や動物駆除の依頼が人気のようだ。俺達にはそんな依頼は見れないのにと思ってしまう。

 一人でぶらぶらしていると突然声をかけられた。

「おにいさん、傭兵団に入ってますか。あ、地方関係なく傭兵団には加入できるのでどうですか。」

 何だと。地方関係なく傭兵団に入れるとはどういう事だ。もはや意味が分からない。

「いや、間に合っている。」

「レベル上げや装備品なんかも融通できるんですがどうでしょうか。」

 しつこいな。というか何故傭兵団に入っていないと決めつけてるんだ、こいつは

「失礼だが、傭兵団に興味がないんだ。一つ質問をしていいか。なぜ俺が傭兵団に加入していないとわかるんだ。」

「あ、それはですね、傭兵団に加入すると傭兵団に所属していると印が見えるようになるんです。それで印が付いていない人に声をかけているんです。」

 なんと、そんな機能があるのか。だとすると始まりの町に来るたびに声をかけられることになるのか、これ。

「そんな機能があるんだな。知らなかったので助かった。だが、傭兵団に加入するメリットが見出せんのだ。」

「傭兵団に加入すると、定期的に傭兵団同士の合戦があって順位によって武器や防具、お金がもらえるんです。」

 イベント戦なんてはじまっているんだな

「そういった情報は流れてこないから助かるが、そんな大事な情報を知らない俺なんかに話してよかったのか。違う傭兵団に入る可能性もあるんだぞ。」

「それはですね、大した情報じゃないから言っても問題ないです。知らない人もだんだん減ってきてますし、傭兵団に入らない人はそれなりに出るでしょうから。そして他の傭兵団に入っちゃってもそれはそれで仕方ないかなと思いますし。」

「そうなんだな。地方に引きこもっているからそういった情報が手に入らなくてな。なにせ掲示板の類も無いしな。」

「あ、掲示板は鍵付きの物が結構出てきてますよ。傭兵団で情報伝達するためには必要ですし。鍵は傭兵団に加入しないと貰えないんです。まぁ加入しただけで鍵を渡す傭兵団は有りませんが。」

「だろうな。間者が紛れ込む危険はあるだろうからな。」

「です。実際にそういった事が有ったので、今はそれなりに傭兵団に貢献していないと鍵は渡さないんですよ。そこまで貢献してしまうと別の傭兵団に情報を漏らしても損をするだけですから。」

「なるほど、よく考えてあるな。その情報も助かったよ。メール機能も無しのゲームだから仲間と連絡する手段は重要だと思うしな。俺は1人で遊んでいるからこの情報があったところで使わないんだろうが。」

 と笑って答える

「地方や領土の奉行所の依頼って少なくないんですか。」

「あ~、あまり言いたくはないが、色々と教えてもらったからな、俺がいる地方は過疎地でな。依頼はそれなりにあるんだよ。たまにしかゲーム自体しないしな。そんなプレイヤーだから傭兵団などに縛られたくないというのも加入しない理由だ。いざという時に戦力に数えられないのはダメだと思うしな。」

「そういうことなんですね。過疎の地位があるってのがビックリですが。」

 声をかけてきた男もわらって、では御縁があればうちの傭兵団に来てくださいと言い傭兵団の名前を教えて去っていった。

 傭兵団:暁。だそうだ。なんだか嫁さんの好きそうな名前だなと思い、まさかなと首を振って領地に帰る。

 領地に帰ってきて見上げるは建設中の城。やはり日本に戦国時代にヨーロッパ調の城は違和感が半端ないな。城下町はザ・日本家屋の集合体、先にあるのはヨーロッパ調の城。ミスマッチすぎるな。だが、これがいいと俺は思っている。

「相田さん、どこに行ってたんですか。桜花さんが探してましたよ。」

「お、そうなのか。ちょっと始まりの町までいっていたんだ。後から話をしたいからインしている者を屋敷に集めておいてくれ。桜花と一緒に俺も後からいくから。」

「分かりました。近藤達もインしているので声をかけておきます。常清さん居ませんがいいですか。」

「大丈夫だ、後から話しとくから。しかし常清は大事な話があるときに居ない事が多い気がするな。」

「大学院生らしいので研究とか大変なんじゃないですか。」

「そうかもな。じゃあ頼んだぞ。」

 とその場を離れ、桜花を探しに行く。なかなか桜花が見つからない。大工小屋にも鍛冶屋にもいない、牧場にもいなかった。と、なれば建設中の城かと移動する。

 そこには心底困ったような顔をする桜花がいた。

「どうした、俺を探していたようだが。」

「あ、玄。どこに行ってたのよ。問題発生よ。」

「なにがあった。不具合が見つかったのか。」

「そうなのよ。城の規模が大きくなっちゃたから、広くなりすぎてて。」

「そこのどこが問題なんだ。」

 本気でわからんぞ。城なんだから広いのは良い事だろ

「あのね、広くなったから部屋が増えたの。家具が足りないのよ。」

 そういう事か。というか何故最初から家具を入れる事になっているか分からんぞ

「最初の予定道理でいいだろ。使わない部屋については後々どう使うか考えて家具を入れたらいいだろ。」

 桜花があっと言う顔になる

「あ、そっか。何に使うか決まってなかったんだった。あははははは。ごめんね。」

 いい笑顔で答える桜花。

「話があるから屋敷に行くぞ。」

「はーい。」

 一緒に屋敷に向かう。

 屋敷に付く。待っている面子が増えたな。7人居るとちょっと感動だな。

「待たせてすまんな。ちょっと話がある。」

 始まりの町での出来事をみんなに伝える

「傭兵団がかなり増えててビックリしたよ。僕達の知らない事が始まっているね。」

 武蔵は目を白黒させている

「わたしたちが始まりの町に行くと声掛けられちゃうって事になるのかな。」

 桜花が面倒くさいなって顔で言う

「僕たちが始まりの町に居る時にはそんな事なかったんですが、変化が凄いですね。」

 敦賀君がほへーと言ってるが、君たち始まりの町で依頼うけてなかったか、つい最近まで。

「多分だけど、僕たちが声をかけられなかったのはパーティー組んでたからじゃないかな。」

 近藤君が答える

「それよりも鍵付きの掲示板を作れることの方が重要な感じがしますね。わたくしが思いますに。」

 駿河君が興奮気味に言ってくる

「でも、俺たちが掲示板を作ると俺たちの存在がバレるんじゃないっすか。」

 帯刀君が突っ込みを入れる。

「他の傭兵団の部屋を見れば対応できるんじゃないかな。掲示板作ること自体は賛成だよ。」

 今野君が答える。

「みんなが言うように掲示板は作りたいと思うな。ゲーム内では情報共有は出来ないだろうが、常清みたいに情報が遅れて入ってくることも避けられるだろうしな。」

「玄、なんでゲーム内では掲示板使えないの。」

「ちょっと考えれば分かるよ。離れている所から直ぐに情報が手に入ったら合戦で有利にしかならないじゃないか。僕達は基本的にNPCとやりあってるわけだし。一気に難易度が下がっちゃうよ。」

 そっか~とうなずく二人。壚もうんうんとうなずいている。

「あたしは傭兵団に入ったらどうなっちゃうのか気になったんだけど。」

 壚が鋭い事を言った来たな。こうも考えなしに動くイメージのダメ子ちゃんなのに

「俺もそれが気になった。地域を無視した傭兵団ってことは、イベントのみでしか運用する気が無いと思っている。今後国盗りをする際には傭兵団は参加、不参加が強制的に決められると思っている。

 参加、不参加については地方、領土が同一でないと無理とかじゃないかと思うんだよ。じゃないとおかしなことにしかならん。

 それで俺達が傭兵団に加入するメリットはほぼない。武器や防具は鍛冶屋で作れるようになると思うしな。」

 俺がみんなを見渡しながらいうと、反応が分かれる

「確かにそうですね。」

 今野君が答えるも

「わたくし考えますに、もらえる武器や防具は良い物で作ることが出来ないのではないかと。」

 駿河君が返す

「その装備ってイベントの合戦や始まりの町の依頼受けた時にしか使用できないような気がするっす。だってこの運営っすよ。」

 と、帯刀君が答える。この子は良い感じに運営の底意地の悪さを理解しているな。

「俺もそう思っている。ヒャッハー出来るのは限られた条件下でと思うぞ。従動物も合戦には連れて行けないしな。」

 すると全員がそうだな。とか、だね。と相槌を打っている。

「と、いう事で一回全員ログアウトして鍵付きの掲示板がどうなっているか確認して欲しい。」

「なんで全員でなの、あたしたちが見るのと相田さんが見るのは違ったりするのかな。」

「いや、そうじゃなくてな、みんなが直接見ないと分からんだろ。どういう表記になっているとか、俺が見てきて説明なんて面倒だ。」

 あ、そっち。と壚が納得したところで全員一旦ログアウトした。


 ログアウトをして運営のページを開き掲示板を見る。

 一つ助けてくださいって掲示板があったが、誰もレスしていない。そりゃそうだ。と思い違う掲示板をと思ったが掲示板が無い。どういうことだ。掲示板を作成するをクリックすると普通に掲示板が作れるようだ。テストと打ち込み掲示板を作成してみるも鍵を付けるなど出てこない。傭兵団の為の仕様という事か。

 ログインすると

「テストを作ったのは玄じゃない。僕は掲示板作ろうとは思わなかったし。」

「そうだ。鍵は無かった。あれは傭兵団用という事だと思う。ちょっと疑問に思ったのは地域、領土が違うプレーヤーがもし合戦を始める事になったら掲示板で情報を共有できること自体が公平ではなくなるからな。もしかしたらこの傭兵団用の掲示板はプレーヤー同士での合戦が始まる前に閉鎖するのかもしれんな。

 でだ、違うプラットホームで掲示板を作ろうかと思うんだがどうだ。今までは4人でやっていたから掲示板の必要性を感じなかったが、人数が増えてきてこれかも、もしかしたら人数が増えるかもしれん。

 俺の家臣扱いになってしまっているから情報を他に流す輩もでないだろうしな。あの試練を受けてまで間者プレイしたい奴は居ないだろ。」

「他のプラットホームで鍵付きの掲示板作ればいいよね。ただ、個人情報が駄々洩れなのが気になるかな。ほら、わたしは女の子だし、壚ちゃんも女の子だし。」

「掲示板の話は無しで。情報は中でのやり取りのみ。アカネさんに言付けしたりすればいい。」

 残念そうにする面々とほっとしている面々。常清も居ない所で決めてしまうのも違う気がするしな。

 しかし、傭兵団か。本当に俺達とは違ったプレイをしているな。レベルなんかも上がりやすいんだろうな。これは早く城が完成して国盗りを開始しないとまずいかもしれんな。


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