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ゲームには負けないぞ

戦国時代に詳しいわけでも無いですが、転移物以外で何か書きたいと思って書いてますので、それ違うとかあると思いますが暖かく見守って頂ければ幸いです。

 国盗り


 なぜが家臣が増えた。なぜか国盗りの依頼が中止から解決になってしまった。

 事の顛末から時間を置きすぎて状況が変わり、更に討伐するか取り込むかで意見が割れた事で時間がかかり、独立されてしまったという落ちに。国盗りは見事に成功したって形になったのだとか。

 依頼報酬は壚のレベルアップのみという形になった。

 討伐系依頼の数が少し増えていたので討伐系依頼を全てこなし、壚のレベルが30になった。

 討伐内容は猿、猪、狼の盗伐がメインだった。獣系盗伐は割と簡単な上に報酬が美味しいのだ。

 たまに盗賊盗伐だったりをして対人戦の感覚も無くさないようにはしているが、果たしてAI相手でどこまで有用かとは思うが。

 そして、メインの樵をやって必要な資材が集まった時には領民から俺達までお祭り騒ぎになって正体が無くなる領民続出でアカネさんからマジ説教を受けて魂が抜けかけたのはご愛敬。

 目下築城中で樵から大工に転職している。あ、大工になったわけでは無いが。侍って何でも出来ないとイカンのだよ。合戦時に砦作ったり陣を作ったり、塹壕作ったりしなきゃいけないからな。建築は必須能力らしい。

 ドンドン形になっていく城を見て俺はウンウンと納得して笑みが零れるが、隣に居る奴等の顔は微妙な表情になっている。

 武蔵曰く、これ、五稜郭なの。常清曰く、これ、城塞都市ですか。壚曰く、あの、日本のお城じゃないですよね。散々である。新参の5人に至っては、時代背景と地域とか全部間違ってるって言われてしまっている。

 ただ、桜花だけはやってやりました。のドヤ顔をしている。

 はい。どんな城が建っているかと言うと、正確に城塞都市で街が城塞を取り囲んでいる。五稜郭みたいになっているのは防衛上攻めにくく守りやすい形でこうなっただけだ。

 そして城郭は日本の城郭というよりはヨーロッパの城郭に近いと思うが、屋根は瓦葺きになっている。

 6割がた形は整ってきたと思う。思っていた物よりもかなり大きな城塞都市になりそうだ。5人分の領地合併は嬉しい誤算だったが、その分樵の期間と大工の期間が大幅に増えたのは仕方のない事だと思うことにした。

 桜花は縄張りやり直して図面引きなおしてと俺よりも忙しそうだったが、いい顔をしていた。常清と武蔵は内政パートが長くなったと落胆していて、その差が面白かったな。

 城作りは資材を集めて基礎を作り終わって後は細々とした所になってくるそうだ。床やら襖やらの建具は俺達じゃどうにもならんので専門職が完成目指して頑張ってくれている。

 そんなこんなでバタバタした日々を送っていたが、やってきましたよ。敵がかなり近くまで来ているらしい。

 元鹿毛領周辺の警戒は怠っていないからか敵も容易に近づいて来ていないようで膠着状態になっているようだ。

 俺達が出るまでも無いと黒田君が言って、兵を100人程連れて前田君が出陣していったと思ったら合戦にもならずに敵は撤退していったとか。

 意味が分からないと黒田君に言ったら、思った以上に鹿毛領の領民が誘いに乗ってこないし兵力でも勝てないと分かって撤退したのでしょうと。おそらく本気で攻めとるつもりでは無かったのではないかと言っていた。どこまで優秀なんだかこのAIは。

 本当にゆっくりしているがいいのかと少し不安になってくる。ここ最近はインしてもやることが無いので従魔物達と遊んでいるだけだ。ある意味別ゲーになってしまってる。育成ゲーやってる感じになってしまってる。それは桜花達もなのだが、壚と元パーティーメンバー達はやることが無いからと始まりの街で遊んでいるらしい。

 依頼をこなしてお金を貯めて従動物を飼うんだと意気込んでいる。なぜだか俺達には見えない依頼が沢山あるようで壚のレベルも40まで上がって他のメンバー達も30以上になっているという。

 最近は妖怪関係のイベントを進めているらしい。俺もそのイベントやってみたいと思ったのだが、依頼が出ていないのでどうしようも無いって感じになっている。

 早く城が出来ないかと思いながらログアウトするのであった。

 

 ログアウトすると目の前に嫁さんが仁王立ちしている。俺、なにか地雷踏んで行ったかな。

「あなたに話があります。」

 嫁さんは首をクイッとやって行くぞと促す。仕方ないのでついていき、リビングで話をすることになった。

「あなた、今日は娘の誕生日って覚えてますか。」

 ・・・

「娘が今日来るのを覚えてますか。」

 ・・・・

「それに合わせて息子も帰ってくるの覚えてますか。」

 ・・・・・

「だから、買い物に行きますよと言ったのを覚えてますか。」

 ・・・・・・

 さっと土下座を繰り出す。はい。地雷どころか核のボタンを押してました。あかん、これはあかん。頭を床につけたまま必死に言い訳を考える。言い訳なんぞ出てくるわけもなく

「すみませんでした。」

「息子が手伝ってくれて買い物は終わりました。それでプレゼントはアレしかないって思ったんだけれど。」

 アレ、アレとはアレか。娘にもやらせるつもりか。それは阻止しなくては

「アレはまだ早いんじゃ無いかと思うんだが。」

 無言の圧と睨みに、蛇に睨まれた蛙の気持を実感させられながらも

「ほら、わりとグロいしな。あまり精神衛生的によろしくないんじゃ無いかと思うわけだよ。ほら人との殺し合いもするわけだしな。あの子は優しい子だからそういうのは無理なんじゃないかなと思うのだが。」

「あなた。」

 はい。行ってきます。で、となりにはなぜか息子が居る。

「自分の物は自分で買えよ。」

「パパは優しいから僕の分も買ってくれるでしょ。最近大金ゲットしたってママから聞いたよ。」

 何故こうなった。娘の誕生日忘れてゲームしてただけなのに。成人した娘の誕生日プレゼントって意味分かんねぇし息子のまでなんてどこまでだよ。

 そして娘の誕生日はつつがなく終わっていった。

「パパ、プレゼントありがとう。大好き。」

 はっはっはっ。パパに欲しい物は何でも言いなさい。とは言わないのだよ。

「知ってるから抱きつくな。で、ゲームは違うゲームをするのか。それとも戦国の夢をするのか。」

「僕はやるつもり。こいつもやるって。」

「はじめに言っておくが、このゲームの内容ややっていること、分からないことがあっても言わないこと。聞かないこと、答えないこと。これは守りなさい。

 秘匿性の高いゲームだから何処からか情報が漏れると自国の不利にしかならん。」

「まだ言ってるの。このゲームそんなに秘匿性高くないって思うのだけど。でもイベント開催情報なんかは無かったわね。でも、色々調べていけば分かること多いし、中での情報交換は必須よ。」

「中は同じ大名家だったり領地があったりするから仲良くなれるだろうが敵の大名や領地の奴に知られると不味い情報もあるから気をつけることだな。」

 俺はそれだけはと念を押して伝えておいた。

 まさか家族全員が同じゲームをすることになるとは。

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また、いいね。を下さいましたら凄く嬉しいです。

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