ゲームを楽しもう
戦国時代に詳しいわけでも無いですが、転移物以外で何か書きたいと思って書いてますので、それ違うとかあると思いますが暖かく見守って頂ければ幸いです。
国作りってなんだ
桜花に常清がこのゲームって深いと話している。俺は領地立て札の前で何が建てられるのかと料金と人手の確認をしていた。
HEX画面に今現在建てている建物がピコピコと点滅していて、空き地は白い状態になっているのを確認。
そして桜花が上下水道を通したことで新たに地面の下の配管状態も表示されるようになっていた。
何か、これって市長になって都市をつくる昔のゲームにあった気がするな。
立て札の向こうには人が沢山建物を建てている様子が見て取れる。一気に町になっていく。
城を建てる場所は町の入口から一番奥になる様になるかなと。
最初から城の位置などを想定して町作りをしていなかったから桜花と話しをしないと不味いな。
「桜花、城の位置を決めたいからこっちに来て立て札見てくれないか。」
はーいっと駆け寄ってくる。立て札の前に来てから「玄、今作っている建物ってキャンセル出来たりするの。」
今、キャンセル出来るのと聞いたか。そんなの知るわけ無い。
立て札のピコピコと光っている建物を1つタップすると出来上がるまでの時間が表示され、その横に中止って表示がある。試しに中止をタップすると料金が返金されないことが書かれている。
「桜花、キャンセル可能だ。ただし建てるときの料金は返ってこない。」
「だったら、今から言う建物を全部キャンセルして。
武家屋敷、従動物施設、鍛冶場。
そして、キャンセルした武家屋敷の所に民家、従動物施設の所に旅篭屋、鍛冶屋の跡地には移動屋を建てて。
確か道は通してなかったよね。」
「まてまてまて、えっと、武家屋敷を民家に変更して、従動物施設を旅篭屋に変更して、鍛冶屋は移動屋に変更と。よし。出来た。」
一瞬で建物がなくなり、新しく建てる建物の土台が出現した。この辺りはゲームだなぁと変に感心する。
「道は敷設出来ないぞ。勝手に道になるみたいだ。」
「玄、これ道になったんじゃ無くて空き地が道に見えてるだけだと思うよ。ちゃんと道が無いか見てくれないかな。」
言われるまま立て札を弄っていくが道の敷設は出て来ない。
「やっぱり道は無いぞ。これは勝手に作れって事なんじゃないか。桜花達は上下水道作ったり給水塔作ったりしてるから、そういうのは自分達で自由にするんじゃないか。」
「むぅ。だったら城を作るときに上下水道と一緒に道路の整備もしないといけないね。
安土城は城下町から真っ直ぐに城に行けるように道が敷設されてたらしいけど、普通は建物を壁に見立てて直ぐには城に来られないように工夫したりしてたみたいだけど、玄はどっちがいいと思う。」
「防衛って事を考えると建物を壁に見立ててってなるのかもしれないけど、日本の城に拘らなくて良いんじゃ無いか。」
「どういうこと。」
「例えば外国の城って色々あるじゃ無いか。例えば中国の城のイメージやヨーロッパの城のイメージだと城壁の中に街が入ってる感じだろ。
だから俺達の城は町の最奥地中央にあるってよりも町の真ん中に城があってって感じでも良いのかと。」
「玄、町の建物建築一旦止めるって出来るの。」
「それは出来ないぞ。中止しか無かった。」
「そっか。」
真剣に考え込んでいる桜花。
「ちょっと、屋敷の中で話しをしよっか。わたしが日本の街や城に寄りすぎてたみたいでさ。それを元に街や城の作りを考えてた。」
了承して屋敷へ移動して話しをする事になった。
「玄、紙と書くものってあるのかな。」
「こちらをお使い下さい。」
ヒィィィィ、だから後からスッと現れるのやめて、心臓に悪いから。アカネさん恐いって。
「ありがと。あと、今の領地の図面ってあるのかな。」
「今の領地の図面はありませんので、立て札から出すしかないかと。」
立て札から出すってナニソレ、謎ワードがまたでた。トリセツに書いてあるのか。トリセツの確認だ。
やはりトリセツには何にも書いてなかった。不親切設計極めれりだな。
他のプレーヤーはどうやって仕様に気付くことが出来るんだよ。
それともヒントが何処かにあるのを俺が見逃しているのか。
じっと俺を見る桜花。はよいけって事だな。また立て札に行って立て札をタップ。HEX画面を出して、マジマジと立て札を見る。
立て札の下を覗き込むと横に細長い穴があるのを発見した。
その横にボタンらしき物があるので押してみると、紙が出て来た。
領地の図面だわ。こんなギミック誰が気付くのか。
だとしたらと立て札の横を叩いて建設画面を出す。
下のボタンを押す。紙が出て来た。
灰色の所と白いところがある図面が出て来た。
更に白い所をタップして建てれる物と値段、人員が出ているか画面を出して下のボタンをポチッとな。
紙がでてくる。横を叩いて全部の画面の図面を出して屋敷へ戻る。
桜花へ図面全て渡す。真剣に図面とにらめっこをはじめる
「玄、さっき言った感じにするとね、多分このあたりが中心になるって思うの。で、城下町に囲まれる感じになるんじゃ無いかなって思うんだよね。
一つ問題なのが、領地が広がって城を増築するときにどの程度広がるのか予測しておかないと行けないってこと。」
「だとすると俺が言ったのは難しいな。」
「そうなんだけど、何処に城を建てても同じかなって思ったりもするのよね。なんでかって言うと、領地の統合したときに広くなったけど、全体的に広くなった感じなんだよね。
だから、城を増築したいときにその増築分が丁度良く広がるか分からないのよ。」
「言われてみればそうだな。だとすると最初から最大の規模になるように縄張りしてからじゃないと難しいか。」
すると、むぅぅぅって桜花が唸り考え込む。こんな感じはどうかな。と呟き、図面に筆を走らせ始めた。
「こんな感じでどうかな。城壁って建設可能だったのはいい意味で予想外だったなぁ。」
図面には真ん中に城があり、二廻り大きくしても大丈夫な様に武家屋敷が配置されている。そのせいで城壁に沿うように建物が建つような感じになっている。
いや、もはや城壁と建物が一体になっていると言っても過言では無いな、これ。
「桜花、これ城壁と建物が一体化してないか。」
「うん。そうだよ。城壁と建物を一体にして強度を増してるの。簡単に城壁を破られないよ。これで。」
「上下水道はどうなるんだ。あと、ため池も。」
「それは大丈夫だよ。今から全部更地にしないといけないけどね。」
「え、そこまでやるのか。」
「だって本領を移す事って出来ないって思ってやらないと。玄の町作りのイメージとわたしの町作りのイメージが違ったから仕方ないよ。領地の中に田畑は入れられなくなっちゃったから、城外に作らないと行けなくなるから、水路も作る必要があるけどね。」
「もう水路は有るじゃないか。」
「あれは場内用だから、農業用水路を作らないといけないの。ため池も場内用と農業用と作らないといけないかな。」
「いきなり町作りゲームに変わるのか。」
「今度は全部わたし達がしないといけないって事はないよ。」
「領民にも手伝って貰うってことか。いや、雇うって事になるのか。」
「そういうこと。で、玄はこの図面を見てどう思った。」
「正直言うとイメージ通りだな。ただ、領地が広がったら城壁はどうなるんだ。」
「そこは割り切ったよ。広がった領地に沿って新しい城壁を作るのに内側の城壁の材料を使うことで広げていけるようにすればいいかなって思ってる。
だから、城壁の地下に上下水道を敷設しておくと後が楽だよ。」
「内政パート突入だな。先ずは箱を作ってから開墾だな。近くの村に関してはそのままでいいとして、国見の町と鹿毛の町もどうするか考えないとな。」
「もう有る町に関しては領主代行を置けばいいと思います。幸い、武蔵さまと常清さまがいらっしゃいますので。」
ヒィィィィ。アカネさんまた音も無く近づかないで。
「じゃ、城壁に沿って上下水道つくっていこー。」
と、言うことで一旦建物を全部キャンセル。キャンセルした途端にあんなにいた人々が消え去り、閑散とした領地が残された。
上下水道埋設、ため池作りをやって城壁を作るまで色々な事がありました。
4人で毎日泥だらけになって働きましたとも。とてもゲームをやっているとは思えない数日分だった。というか数日で出来てしまった事の方がビックリなんだけどな。
なぜか城壁作りをはじめようとしたときに田原さんがやってきた。
「相田様、此度の勝ち戦祝着至極にございます。」
「いや、うちの軍事が優秀で、やることなんか有りませんでしたよ。」
「いやいや、たった2日で二つの領地を落としてしまわれた事もですが、相手の兵数も相手の方が上だったとか。」
「田原さん、耳が早いね。」
「いえ、大工共の話が領内で広まっておりましてな、わしの耳にも入って来たのでござる。」
「噂話には尾ヒレがつくものですからね。話半分で聞いておいて下さい。」
「そういう事にしておきましょう。話は変わるのでござるが少々困った事になりまして。」
と田原さんは手紙を差し出して来た。
「この書状が如何しましたか。」
「読んで下され。」
田原さんは渋い顔をしている。
書状の中身は少弐氏から、配下にならないかという内容だった。
「それで、どうするんですか。確か将軍家の配下にって言われてなかったですか。」
「断られ申した。大名でもないただの豪族如きでは将軍家の家臣には相応しくないとにべもない返事でござった。」
塩対応だな。俺の書状も目を通すことは無いのかもしれないな。
「では、少弐家へ。」
「わしは以前にもお願いしましたが、相田様に臣従させて頂きたい。」
え、これ領地の統合になるんじゃないのか。城壁作り終わったこのタイミングでか
「領地の統合されますがいいのですか。」
「ばかの下では我慢できませぬが、殿の様に有能であれば仕えること幸せと思いまする。」
あ、殿って言った。まだ臣従許可してないのに殿って言いました。
3人が屋敷へ帰って来て田原さんに挨拶する
「あれ、田原さん来てたんだ。」
「田原さん、今日はどうしたんですか。」
「田原さんが来たって事は、もしかして僕達に臣従しますとか言いに来ちゃったのかな。
ごめんごめん、冗談だよ。」
田原さんがニコニコして頷く。
「って事で意見を聞きたいんだが。」
3人がえって顔してます。鳩が豆鉄砲くらうとあんな顔になるんかな。多分あいつらの頭の中で領地が広がって、また土木工事が再開って思っているんだろうな。
「田原さんが味方になるの賛成だよお」
やはり何も考えてない桜花はそう答えるよな
「玄、任せるよ。」
あ、考えるの放棄したな武蔵
「良いのではないでしょうか。と、言うよりもうちに臣従しないと田原さん所は立ちゆかなくなるの目に見えてましたしね。後は他の勢力の下に付くかしか無いですからね。」
常清が言うと
「まさしく。と、言うことで宜しくお願い致す。」
と深々と頭を下げられた。もう、無理とは言えない。
「頭を上げて下さい。臣従を認めます。こちらに田原さんの屋敷も作りますのでこっちに移住して下さい。」
「あいや、わしは殿の配下になるのでございますので、田原と呼び捨てでお願い致す。
それに、わしの方が上のような話し方はやめてくだされ。」
俺は一瞬迷ったが
「わかった。これからは頼りにするぞ田原。励めよ。」
「はっ。この田原悪太郎、殿の為にこの命かけまする。」
と言うことで田原さんが家臣になりました。田原さんは手紙を持ってニコニコして帰って行きましたよ。いいのかこれで。
さて、儀式をしに行きますかね。
立て札の前に行って、領地の統合を行いますか。
はい
立て札確認。領地が広がりました。なぜかめっちゃ広がった。意味が分からない。
固まる俺と武蔵と常清。ひゃーって喜んでいる桜花。
さて、今度の土木工事はどのくらいかかるのかな。
はぁ、どうしてこうなった。
領地を攻め落としたらこの作業がその度に来るのか。
何処までも続くよ国作りってか。
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