ゲームを楽しもう
反省会は開けませんでしました
何と移動屋から領地まで帰って来られないっていう事件が発生した。何故だ。田原領では使えたのに理解に苦しむ。
「やっと帰って来られましたね。移動だけで1日使ってしまいましたよ。」
「もう明日にしない。僕、疲れすぎて頭回んないよ。」
「帰ってくるときに見た村なんかは玄の領土って事になるのかな。
領地と領土って言い方が違うの気になってたんだよね。」
相変わらず桜花は元気だな。それにひきかえ男共は弱々しすぎるだろ。田舎っ子と都会っ子を見比べているようだ。
「桜花、確かにそれは俺も気になっていたんだよ。俺の領地の近くには村があって、そこは傭兵団が使っているんだが、そこから年貢が入ってくるらしいんだよな。」
「なにそれ、初耳なんだけど。」
「そうだったか。言ったつもりだったんだが。」
「領土は広がっていても境界とか分からないじゃない。それは何を目印にしてるんだろうね。」
「簡単にだか、村単位で庄屋や郷士が居て、その庄屋や郷士を複数人統治するのが豪族。そして、その豪族を統治するのが守護大名って感じで考えていいと思うが。」
「ざっくりと説明しましたね。庄屋や郷士はまとめ役と思って下さい。実は戦国時代は民主的だったんですよ。守護大名が荘園として代官を派遣して領民から年貢を取るわけですが、村を守って貰えなければ年貢を払わない、人を出さないって事もあったようです。
村と村の争いの調停なんかも率先してやっていたようですよ。」
「史実ではな。これはゲームだからそこまで気にする必要は無いと思うがな。」
「このゲームだよ。大丈夫かな。僕はかなり史実に寄せてると思うけどな。」
「だとすると桜花のやらかしで水利問題は起きないでしょうから良い仕事しましたね。」
「え~、なんでなんで。」
「水利問題は根が深いんですよ。日照りなんかあれば水源がどちらのものか等で争いになります。
水が無ければ人は生きていけませんし、農作物も育てられませんしね。」
「む、これはため池を作っておかないといけないのかな。武蔵、常清行くよう。ため池を沢山作るよう。」
「まてまてまて、落ち着け、武蔵も常清も限界だ。明日にしとけ。」
「むぅ、仕方ないなぁ。その代わり明日からため池を沢山作っていくよ。」
「また土木作業なんだ。僕達って建設業者も真っ青な程の事してると思うんだけど。」
「今日は何も考えられません。また明日話をしましょう。わたしは落ちますので。」
常清はフラフラになりながらログアウトしていった。
武蔵は少し従動物を見てからログアウトすると言って屋敷に入っていく。なぜか3人の従動物は鷹牙と同じ部屋に居るんだよな。
桜花もまってぇと武蔵を追いかけていった。そのままログアウトするからと聞こえてきた。
さて、残された俺は何をするか。決まっている領地がどうなったか確認をするのだ。
さて、立て札立て札と。領地の状態を見るべく立て札の前へ行く。
立て札を確認するといつもの画面が映し出される。よし、変化は無いようだな。国見領と鹿毛領がどの様な扱いになっているか分からないな。
そのまま放置でも良いかと思い回れ右したときに手が立て札に触れた。その時にピロンピロンピロンピロンと音が鳴り始めて止まらない。一体どうしたと武蔵と桜花が慌てて出て来た。
まだまだログアウトしてなかったらしい。
「「玄、何したの。」」
まるで俺が何かやらかしたかのような言い方だな
「いや、領地の状況を見ようと立て札を見ていただけだ。見た目変わりなかったんだが、手が立て札に触れた瞬間から音が止まらなくなった。」
ピロンピロン・・・ピロリン
「あ、止まったね。わたし達も見てて良い。」
「むしろ見せて欲しいな。僕も気になるし。常清は勿体ないね。こんなイベント見逃すなんて。」
「いえ、私も居ますよ。良く考えてみると領地の事を玄が何もしないわけが無いと思って戻ってきたんですよ。」
後から声をかけてくる。皆そろっているか。
じゃあ、立て札を確認するか。
特に変わったところが無いようだが
「特に変わってないんだが。」
「前に横を叩いたら違う画面に変わったとか言ってなかった。」
桜花に言われて立て札の横を叩く。すると立て札の大きさが二回り程大きくなった。
「これ、単純に領地の広さが倍になったんじゃないの。わたし達の領地が広くなったのかな。」
「いや、どうも違うようだぞ。これに国見領と鹿毛領の地図が増えたようだ。」
「そうですね。領地が3つありますね。」
「つまり領地の統合はは無いって事でいいみたいだね。」
「そうみたいだな。これを見るとここからそれぞれの領地の状態を確認できるようだな。
町の開発、村の発展なんかをここでやれるって事なんだろ。」
桜花が立て札の前で、ほえ~なんて良いながら領地の場所をポンポン叩いている。
「玄、何かでてきたよ。」
桜花が言うのでみてみると、立て札の中にある3つの領地が点滅しており、統合しますか。はい・いいえ
と出ている。
これだけじゃ、どちらを選んでいいか分からんわ。不親切設計もここまで来ると諦めの心境になってくる。
「なあ、これって統合していいと思うか。」
もはやどうなるか分からないことを1人で背負うのは嫌だと3人に聞いてみる
「統合してしまった方が良いんじゃ無いですか。」
「統合してメリットがあるのかな。国見領と鹿毛領はそれぞれで治めるのかと思ったけど。」
「わたしは統合していいって思うな。」
2対2になるか。俺は武蔵と同じでメリットが分かりにくいので、そのまま放置でも良いかと思ってるんだが。
「統合しちゃわないと、またちょっかいかけてくるのが出てくるんじゃないかなって思ったんだけど。
統合しちゃえば変なことしてた所も手が出せなくなるんじゃ無いかな。」
おぅ。考えるの苦手なはずの桜花がまたもや迷言をぶっ込んできた。
本当に迷うわ。
「私もそう思ったので、統合してしまった方がいいと感じました。」
「でもさ、統合しちゃって何のメリットがあんのさ。」
「メリットを感じないんだよな。策を仕掛けられてはいたが、領地を統合して何になるのか分からないからな。」
「メリットがないの事はないでしょ。年貢が増えるけどそれを3等分にしないといけないのはデメリットですし、いちいち国見領や鹿毛領を発展させる意味がありますか。
それよりもうちの領地と統合させて発展させた方が良いと思います。」
確かに手間を考えたらそうなんだよな。NPCに任せるとどうなるかも分からないし、下手すると思ったような形じゃ無い発展をすると面倒なんだよな。
「玄はもう合戦で領地が増えると思ってないのかな。わたしはこの先も合戦が起こって、領地が増えていくとおもうんだよね。その時にある程度大きな領地が相手に出てくると地力の差が出ちゃうんじゃ無いかな。
だいたいもう3つの領地を統合させてるんだから2つ増えてもそんなに変わらないと思うけどなぁ」
領地だけを考えるとそうなんだけど、領土を考えると領地1つでどれだけの領土を維持できるのかが見えなさすぎて。
「テストケースとして今回は領地の統合をした方がいいと思います。今後も合戦をして領地を攻めていくんでしょうから、その時に統合した方が良いのか、統合しない方が良いのかを決める指標にはなるのではないでしょうか。」
「そういわれると、今試しておくのはベストだと思っちゃうな。僕も統合に賛成にするよ。」
「それじゃ、今回は統合する事にする。どうなるかやってみよう。」
ということで、はい。を選択する。
統合しました。とだけ出る。その後何も起きないので、立て札の領地の地図を見ると少し開拓するところが広がっているように見える。
立て札の横を軽く叩き、別の画面にすると建てれる物が増えていた。
ピカピカ光が点滅している文字が目に入る。
城
あ、城が建てられるのか。そう言えば立山氏が城の建設費を8割り引きにするとか何とか。
点滅している文字を叩くと、選択画面に変わる。
平城、山城、城郭のある城、堀のある城。大きさもそれぞれ違う。
堀のある城を選択すると、領地に収まるが、他に何も建物が建てられない。
それを見た4人は
「領地を統合して領地を拡げないと、大きな城は建てられないって事だ。
城を建てないでも良いという選択するとどうなるんだろうな。」
「アカネさんに聞けばいいんじゃない。あの人色々知ってそうだし。」
男3人馬鹿面下げてる絵ずらは誰得だよ・・・




