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ゲームを楽しもう

戦国時代に詳しいわけでも無いですが、転移物以外で何か書きたいと思って書いてますので、それ違うとかあると思いますが暖かく見守って頂ければ幸いです。

 軍議を始めよう


 後日武蔵に事の成り行きを伝えると、人が居ない間にどれだけ進んでいるんだよ。って驚かれた。いや、それは俺も一緒だと言うと、それも問題大ありだと忠告された。その通りなので何も言い返せなかったが。

 ともあれ初めての合戦になる為みんな軽くテンションが上がっていた。従動物をどう使ったらいいか等話をしていたが、ここで合戦の仕様が徐々に明らかになっていった。

 合戦は基本的に領地をかけた戦いと、領地の物資を狙った戦いの二通りに分ける事が出来る。領地をかけた合戦は相手を打ち負かす必要があるが、略奪目的であれば相手を打ち負かす必要はなく、奪った物資のみが手に入る。領地を奪ってもそこを統治できなければ自分の元から離れてしまう。これは領地が直轄で管理が出来ない時に起こるという。略奪は物資を奪うだけなので相手の戦力を削るために行ったり、自分の領地が物資不足になった時にお手軽に物資の補給が出来る。ただし、略奪を行った領地を併合しようとする時に最後の1人まで反抗するなどのデメリットもある。領民にとってどちらが良いという話では無いのは理解が出来た。自分の領地に略奪なんかが来ることを想像するとぞっとするな。略奪はデメリットが大きいようなのでこちらからすることは無いと思う。

 次に分かったことが従動物に関してだが基本的に連れていける従動物は限られ、馬、鷹、犬、猫に限られる。従動物を連れて行けないと分かってガッカリはしたが仕様なので仕方がない。

 兵士については領地内から徴用するか、金で兵士を雇うかの二択だが、徴用もやり方があり、強制的に徴用する方法と、依頼をして徴用する方法がある。前者は強制なので士気は低くなりがちだが、場合によっては士気が高くなることもあるようだ。後者は自主的に参加するので士気は高いが、兵士が集まりにくくなる事が多い。どちらを選ぶかはその時次第らしい。今回は金で兵を雇うしかないのだが。

 最後に物資。これは兵糧をはじめ武器、弾薬、医療用品の輸送についてだ。近場であれば気にする必要はないが、先々頭に入れておかなければならない要素だ。今回は近場での合戦であるので、輸送は簡単に出来ると思っている。

 領地の併合を繰り返して勢力が大きくなってくると考える事は増えていくようだ。

 

 そして軍議当日を迎えた。

「今回の合戦は旧国見領の奪還を行う事と、旧国見領を奪った鹿毛領の打倒だ。」

 なぜ鹿毛領もかと言うと、秋月家より鹿毛家の独断で国見領の併合が行われた事、俺たちの領地の明け渡しについても秋月家ではあずかり知らぬこと。秋月家が今回、国見領、鹿毛領の併合が行われても不問であること。国見家と秋月家での主従関係は無くなる事が伝えられていた。

 これに関しては眉唾ではある。秋月家から田原領までをしっかり領有したいと考えていてもおかしくないと思ったからだ。田原氏はそういう話をしていたしな。

 軍師の黒田君から行軍の説明と、主戦場となるであろう平野部、陣の配置などが詳しく説明される。

「我が領より東へ進むと国見領があり、国見領より北へ進むと鹿毛領となります。まず、旧国見領ですが、駐屯している兵数はおよそ50です。これは問題なく打倒する事が可能です。正面から叩きつぶすのみです。鹿毛領ですがこちらは駐屯兵100を越えております。さらに徴兵を行う事で最大兵数300になると予想されます。こちらの方が兵数は少ないため、初戦は野戦となると考えております。最後は籠城戦となるでしょうが、これも問題ありません。」

 と説明されていく。今回のうちから出せる兵力は80人になる。俺達4人に国見君、傭兵団、配下NPCを併せての人数だ。金で雇えた人数は15人。少なく感じるが、多く雇えば良いと言うものでもないらしい。質の問題なんだとか。3.5人を1人で相手することになるんだが・・・

 

 国見 光平は考えがまとまらなかった。旧領の回復を自分の手で行いたいと思っていたが、相手当主が目の前で撃ち殺され、旧当主筋にあたる秋月家からは知らぬ存ぜん、勝手にしていいと言われ、助けてくれた相田様の軍師に家臣となって旧領を回復するか、旧領を回復してすぐに相田様に攻め滅ぼされるか選べと言う。

 選択肢があるようで無い事は分かっている。旧領を自分の手で回復して相田様に臣従することは出来ないのかとも考えたが、今、秋月家が好きにしていいと言ってきているタイミングは逃せない事も理解していた。相田様に臣従することは全く不満は無い。ただ、姉か、妹があの軍師に輿入れをする事を相田様が言っている事にも驚きと不満があった。なぜ先に言って下されなかったのかと。

 心情はグチャグチャだった。そんなときに相田様が現れ、土下座で、すまん。と誤ってこられた。

 よく聞けば、攻めるにあたってどこが良いか確認をしないままに軍師のやる気を出そうと言った条件が嫁の世話だったそうだ。攻め落とした先の姫を輿入れさせると言ってしまったのだとか。そして攻める先が我が領地であった事をその後知って、それなしとは言えなかったと。また、旧領の回復に協力して、臣従してもらっても良いと言われて心が決まった。この方についていこう。軍師ではなく、姉をもらってくれないかと本気で考えている自分にも驚いた。

「この国見 光平、相田様の家臣の末席を汚すことをお許しください。此度の合戦の一番槍の栄誉を頂ければそれで拙者は感無量でございます。」

 すらすらと言葉が出てきた。


「此度の合戦ですが、旧国見領の元当主様が我が相田家に臣従をお決めなさいました。国見 光平殿に一番槍での槍働きに期待しております。

 皆様負けてはならぬ一戦でございます。

 当主様の初戦でもありますが、ここは国見殿の為力を合わせて勝利いたしましょう。」

 黒田君はそう言って言葉を締めくくる。

「皆、黒田が言ったように、此度の戦は何が何でも勝たねばならん。領地がどうこうではない。これは誇りの問題だ。みな俺に力を貸してくれ。」

 みな床にこぶしを叩きつけ応っと大声で返事を返してくれた。

 さて、合戦に赴こうじゃないか。

 桜花、常清、武蔵も力強くうなづいていた。

 

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