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ゲームを楽しもう

 依頼をこなすと落ちがある


 また城下町へ行き、4人で依頼を受けることにする。

 奉行所で依頼を見ていくとパーティー向けの依頼が増えていることに気が付いた。

 依頼の横に推奨人数とか書いてあるから、誰でも分かると思うがね。

 盗賊討伐依頼を探すと、何件かあった。ただ、推奨人数が4人からっていうのは無くて、6人からってのが多くあり、5人は少しだった。

 これは困ったな。うちは4人しかいないからな。そういう話をしていると切り込み隊長がもう受付嬢に物申している。

 4人で受けても問題ないか確認してるようだ。かなり揉めているようだが切り込み隊長はこっちを向いて、良い笑顔でブイサイン。野郎3人は受付に行く。

「あの、本来は推奨人数以下だとお断りするんです。流石に6人の依頼は受けて貰うわけにはいかないんですが、5人であれば、相田様の実績と実力を考慮して特例で認める事に致します。

 と、言うかですね、相田様は既に推奨人数越えの依頼をこなしてらっしゃるんですよね。結果としてなんですが。」

「指名以来の件だな。あれは、どう考えても4人でやる内容にしてはな。」

「なので、私としては推奨人数なんか無視でも良いと思うのですが、御奉行様が間違いがあって、こちらとの関係が悪くなるのは避けたいと仰いまして。

 おそらく言われるだろうが、何とか推奨人数での依頼をするように勧めてくれと激しく言われてまして。

 それでも私頑張りました。推奨人数ナイナス1名なら受けて良いように許可取りました。」

「良い仕事したな。こちらから関係悪化させるようなことはしたくないと思っているから安心しろ。

 と、言うことで、5人で受けられる討伐依頼を見繕ってくれるか。

 立て札にないのがあるだろう。」

「良くおわかりですね。相田様に受けて頂きたいと思っている依頼を数件こちらで取り置いています。

 全て盗賊討伐になりますが、1つは盗賊団になりかけている盗賊討伐です。早急に討伐をお願いしたい案件となります。」

「わかった。早急に潰して来るとしよう。」

 後の3人に確認すると、対人戦闘上等など言っているので大丈夫か。

 盗賊がねぐらにしているのは、昔の廃城だとか。

 現地に着くと小さな城というよりも野戦の時の陣幕を少し立派にした程度のものだった。

 建物があるだけマシって感じだな。ただ、腐っても城。四方を臨むべく物見台がある。そこに賊が居て警戒されてると面倒だな。こちらからは人が居るか確認が出来ない。

 真正面から制圧するには4人だと厳しい通り越して無理ゲーだ。

 3人にどうするか聞く。物見台に賊が居るか確認して種子島で倒してしまい、そのまま一気に突撃でとは桜花。突撃娘め。

 武蔵と常清は四方から行けば良いんじゃないかとか言ってる。まぁ、それも良いんだけどな。

 とは言ったものの物見台が確認できるまで近くに行く前に発見されるだろうな。物見台に人が居れば。

 四方隠れるところがないような所に城跡が在るもんで容易に近づけない問題。

 山城なら隠れる場所もあって近づくのに苦労しないんだろうが、こう何も無い所だと。

 考えた結果、北と南から攻める事にする。

 北は武蔵と桜花。南は俺と常清。理由として、桜花が混ぜ返して居るところに武蔵の銃撃で行けるかなと。

 俺達はオーソドックスに前衛後衛で行けるかなと。

 では、行くとしよう。

 二手に分かれて時間を確認。先程決めた時間になったら突撃する。

 時間になり走って城跡に近づく。何事も無く城の門に着いてしまった。

 北の方から、なんだてめぇら、とか、ぶっ殺せ、とか、たった2人で何が出来るって声が聞こえて来る。

 あっちの方が早かったか。急いで門を開けて中に突入する。北門には賊が集まっているらしいので、こっちは中を改めさせて貰うことにした。

 賊野姿は無く探索のはかどること。外からは分からなかったが中はDIYされていて、住環境としてはきっちり整っていた。

 盗賊団になる寸前と言うだけあって物資がめっちゃあった。

 戦でもするのかって程の武具が物置に置かれていた。兵糧も別の場所にそれなりの量があった。

 更に探索を進めると、頭領らしき男が居る部屋に出た。

 そのたたずまいから元は武士だったんじゃ無いかと思った。左右には鎧武者もいるしな。

 これは2人で相手にするには骨が折れるか。

「なんだ、ぬし等は。わしの手下になりにきた風ではないの。さしずめわし等を討伐に来た手合いか。

 わしも舐められたものよ。たかだか2人で討伐に来るとはな。」

 いや、4人です。2人は外で多分暴れてますわ。銃声が響きわたってますし。

「別に舐めているわけではないですがね。賊になったのはそちらの方なんだから文句言うのは筋違いってもんだろ。」

「わはははは。さもありなん。言葉ではなくこれで話をするとしよう。」

 と、頭領は刀を手に取り立ち上がる。両隣の武者姿も立ち上がる。

 頭領は刀を抜き鞘を捨てる。

「鞘を捨てるとは。勝負は見えた。俺達の勝ちだ。」

 と、後で常清が叫ぶ。いや、それな、きっと武蔵のセリフだと思うぞ。

「ぬかしおる。朱槍を持つにふさわしき剛の者であれば愉しませてもらえような。」

 と、常清に目線が行く。ここは常清に任せて、俺は鎧武者の相手をするか。

 ここでは狭いからと場所を変え外に出て勝負することに。

 外に出ると死屍累々で盗賊が転がっていた。やったのは桜花と武蔵だろう。

 向こうの方で桜花が誰かと激しくやりあっている。武蔵は火縄銃を構えているが照準が合わせられないのか動かない。

 あっちはあっちで強いのがいたか。こっちは中ボスくらいなのか、ゲーム序盤の敵なのか。

 常清と頭領が正眼に構えて動かない。

 俺と鎧武者2人はお互いに距離を詰めたり空けたりをして牽制をしている。

 ジリジリと背中に走る電気と額から流れる汗が気持ち悪い。

 仕掛けてくれば対応していけるが、こちらから仕掛けるのは御免被りたい。しかし、いつまでもお見合いっていうのも何だし。

 グルグル回る思考と場所。奥では激しい剣戟がせめぎ合っている。

 常清の突きを刀で弾く頭領。弾いた刀をそのまま横薙ぎに常清の首を狙う。

 常清は槍が弾かれた方に体を持って行き横薙ぎをかわす。そのまま槍を構え直して素早く突きを二連で叩き込む。

 頭領は横にかわしながら刀で槍を弾く。そのまま上段に刀を構えて振り下ろす。常清は槍を頭上にかざして刀を受け止める。

 頭領はがら空きになったの胴に蹴りを入れる。常清は蹴りをくらって後に下がる。下がりながら石突きで頭領の足を薙ぐ。頭領は足を薙がれてバランスを崩すすと倒れてしまう。素早く常清が槍で倒れている頭領を突く。穂先は綺麗に頭領の喉に突き刺さり常清の勝ちが決まる。

「頭領打ち取ったりー」

 常清の大声が響きわたる。

 鎧武者2人は刀を捨てるとその場に崩れ落ちた。わんわん泣き出してしまった。

 え、どゆこと。鎧武者2人に近づき面と兜を剥がす。

 ちゃーちゃちゃちゃーらーん。何と言うこでしょう。そこには2人の美女がいるではありませんか。年の頃は17.8です。その目からは大粒の涙が次から次へと出てきては流れ出てきては流れしています。

 そう、そこのあなた。見ているだけでなく、優しく声をかけてあげる所ではないですか。

 あああああ、頭の中で某ビフォーなんちゃらーのナレーションの方が語りかけてくる。

 常清を見ると、頭を抱えて某ビフォーなんちゃらーがぁと唸っている。お前も聞こえてきたのか、アレが。まさかの仕様なのか。

 桜花と武蔵がやりあっていたと思われる奴を引きずって来た。

「ねぇ、終わったの。こっちは常清の声が聞こえたと思ったら、相手が泣き出しちゃって。どうしたら良いか分からなくて連れてきちゃった。」

「常清が打ち取ったりー。っ聞こえたらこうなってさ。らちあかないから桜花と話してつれてきたんだよ。

 何かそっちも同じような感じになっちゃってるね。」

 泣いている3人を並べて、落ち着くまで待つ間に、賊の左手を俺と常清、武蔵で剥ぎ取っていく。2人は何でこんな事をと言っていたので、討伐照明部位だから仕方ないと説き伏せる。

 問題は頭領だな。多分どこぞの名のある武将だったんじゃ無いかと思う。首、持って行く方がいいよな。首を落とすのか・・・俺がやろう。後、首を入れる物を探さないとな。

 首を落として、箱に入れるまでしたときに、桜花から泣き止んだよぉって声がかかる。取りあえず話を聞くことにするか。

「で、俺達は賊が盗賊団になる前に討伐に来たんだが、頭領はお前達の何なんだ。」

「私達は豪族の兄弟でした。姉の私が輿入れをする予定であった豪族から突然攻められてしまい、父は打ち取られ、母はいずこかへ連れ去られました。

 家臣のこの者が私達を助け出してくれ、彷徨っているところに、この城跡を見つけました。

 家臣のこの者が賊を打ちのめして、この地より、にっくき豪族へ攻め入るために力をつけていこうとした矢先にあなた方が現れたのです。」

「え、ごめん、もう一回いい。もしかして賊じゃなかったりしたりしますか。」

 これ、マジで話的にヤバイ。盗賊を討伐した豪族の御一行様。田原氏に話をつける前に俺達が乗り込んで家臣をやっちゃった。

 なぜ、最初にそう言わなかったのか聞くと、件の豪族の手の者だったらと考えてとのことらしい。

 しかも来たのがたったの4人ですよ。倒せると見込んだんだとか。

 それが結果を見たら全滅させて挙げ句の果てには家臣まで打ち取られているっていう現実。

 桜花達が相手にしていたのは当主に当たる方だとか。既に現当主になっているって。いうても15歳で末っ子君だったよ。

 桜花が強いってよりも上手いって感じと評価してました。

 とにかく一旦奉行所に戻ってからだな。

 3人を連れて、てくてく歩く。全員無口。そりゃ後味悪すぎてどうしようもない。

 奉行所に着き、受付嬢に御奉行様呼んでとお願いする。

 なんだなんだと御奉行様が来たので、今回の一連の流れを説明して、今後について話をする。

 まず、3人の保護をどちらがするか。保護した後に田原氏にどうするかの伺いを立てる必要があるか等。

 結論から言うと、面倒ごとをまるまる引き受けることになりました。

 依頼については盗賊討伐で処理。豪族3人のは賊に捕まっていた事になった。

 後、田原氏を頼るのなら橋渡しをする事を話したが、俺達の方が強いんだよねっていう受付嬢の言葉で俺達の領地で厄介になりたいと言われました。

 後で3人がジェットコースターみたいだね。他のプレーヤーってこんなプレイしてんのかな。次から次に厄介事が舞い込んできますね。

 スキホウダイイッテルネ、キミタチモトウジシャダヨ。

 次にここまで来るともう、豪族相手の戦も視野に入って来てしまう。

 田原氏がどちらに付くか。後は頻繁にこっちの奉行所に来るのはって事の話が出る。

 あ、盗賊の城跡にあった武器や兵糧は一部を除いて全て売却して手元にはそれなりの額の金が手に入った。

 何だかハイペースで進んでいるけど、レベルは10にも満たないニューピー4人。俺達の手には余る状況だが一つ一つ丁寧に片付けていこう。

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