ゲームを楽しもう
依頼をこなそう
3人はログアウトしていった。
1日ログインしてたんだ。休みたいだろうし、盛大に怒られるイベントも起こるだろうな。申し訳ない。
皆がログインしてきたら、奉行所開設の相談をするかな。
流石に試練を乗り越えた奴等に町を拠点になんて言えない。いや、言っちゃなんねぇ。
と、言うことで今日も今日とて、てくてく歩くのであった。
奉行所で依頼を確認していく
子供が攫われた。見つけて連れて帰って下さい。
いや、1人でどうしろってんだこんなもん。
つぎだつぎ
猿が居着いてしまいま困ってます。家から猿を追いだして下さい。
いや、どうやったら猿が居着くんだよ。
猿が逃げてしまいました。猿を見つけて連れて帰ってきて欲しい。
動物屋か。これは受けろって事か。2つ依頼が重なっているしな。これを受付に行って2つの依頼を受ける事が出来るか確認すると、受けられるというので依頼を受ける。
さて、猿の居る家に行くか。
家の前で途方に暮れた親子が居る。話しかけると、突然猿が家に入ってきて、居着いてしまったとか。
ご飯を奪われ、布団を奪われ、追いだそうとしたらひっかく、噛みつく、暴れ回るで手が付けられないって事だった。
何とかするとだけ伝えて家の中に入る
家の中が大変なことになっていた。散らかり放題になっている。猿がやったんだろう。
肝心な猿を捜すと、布団で丸まっている。そっと近づく。
猿は気付かない。布団にそのまま包んで捕獲。こんな簡単でいいのか。と思ったら、後から噛みつかれた。
丸めた布団が広がらないように気をつけながら、噛まれた辺りに手をやり謎の物体を掴み引き剥がす。
猿だった。一匹じゃなかったのかよ。2匹目の猿をそのまま捕まえて布団の中に突っ込む。
布団の中からキーキー声がして、暴れているのが分かったが無視して布団を引きずり外に出る。
猿は2匹目だけか確認すると、そうだというので終わったことを伝える。
奉行所には依頼が滞りなく終了したと伝えてくれると言われた。
では次だ。裏通りの動物屋に布団を抱えて行く。
動物屋に入ると、いらっしゃい。今日はどんな動物をお求めでって声がかかる。
猿を捕まえてきた事を伝えると奥の部屋に通されて檻に猿を入れて欲しいと言われる。
布団を檻の中に投げ込み、檻の門を閉める。
ごそごそと2匹の猿が出てきて、キーキー騒いでいる。
これで依頼が終了したと思ったら、あと1匹いるという。
え、そいつ捜さないと行けないのか。
仕方ないので手当たり次第、町の中を探し回って、見つけました。移動屋の中。
本当に何なんだろうなここ。相変わらず誰も居ない。
猿は襲ってきたので手刀を入れて気絶させてある。
頭を掴んだまま動物屋に行く。
また檻に連れて行く。檻の中の猿は俺を威嚇してくる。これ、俺が買いたいって言っても拒否されるだろうな。そのくらいに歯を剥いて威嚇している。
もしかするとプランプランさせながら持ってる猿を見て、俺を敵と認識したのかもしれんな。
が、しかしだ。お前等は正しく俺の敵だよ。
檻の中に気絶した猿を投げ入れて依頼完了。
こんなもんだろうな。
奉行所で依頼完了の報告と報酬を貰う。今回の報酬は1匁。2つ会わせてな。
それと動物屋で使える動物購入割引券が2枚。これって喧嘩の元にしかならんがな。
前回が2匁500文で今回が1匁。2日で3匁500文か。思ったよりも渋いな。
とはいえ町中の依頼だしこれくらいなのかもしれんな。
レベルは上がった。どうして上がったんだか。考察は後だな。次の依頼を受けてみようかな。
立て札の前に行き、依頼を見ていく。
ん、なんだこの依頼は。偵察依頼だと。
良く見てみよう。なになに、田原領地より近くに出現した領地の規模と戦力を偵察して・・・
これってうちのことだよな。まあいいか。
討伐依頼はどこだ。
あ、あったあった。良し。この依頼を受けて行くとするか。
受付で依頼を受けて賊の居るであろう場所へてくてく移動。今日は鷹牙も居ない1人での移動。味気ないな。
等思いながら歩いているとい目の前にはうち捨てられた寺。誰も出て来ないな。踏み込んでみるか。
あれ、誰も居ないな。
さて、どうするかって思っていると表が騒がしい。
中から外を伺うと10人くらいの人が見える。男が8人に女が2人。
どう見ても女2人は賊に攫われたんだろうなって分かる。
賊はこっちに気付いていないみたいなので、女2人の近くにいる賊をやってから残りを血祭りかな。
ふー、ふー、ふー。力を抜け。自然体、自然体。
力が入ると動きが鈍る。力を入れるのは切る瞬間だけ。と、おさらいして寺から飛び出す。
女2人の近くに居た賊を一刀で斬りすて、そのままの勢いで賊を斬り捨てていく。
油断もあったし、武器を手放していたのもあったのか一瞬で勝負がついた。
で、討伐部位を剥ぎ取り、そして、賊の持ち物を物色する。前回はそのままにしてきたら受付嬢に倒した賊の持ち物を自分の物にしても良いって聞いたからだ。
さて、女2人にこれからどうするか聞くと、どうしたら良いか分からないというので奉行所へ移動する。
奉行所に着き、依頼完了報告を行う。報酬は10匁だった。合計13匁500文。そして後で確認するが盗賊の持ち物が幾らになるかだな。
「賊に捕まっていた娘を2人連れ帰ったんだが、どうしたら良いか教えてくれて。」
「えっと、連れて帰ってきちゃったんですね。でしたら、人買いにお売りになるしかないですね。」
「え、それって賊が俺に変わるだけでしょ。それはないでしょ。」
「でしたら、相田様がお召し上げになられては如何ですか。領地は広いのでしょうから人手は幾らあっても足りないって事は無いでしょう。」
「しかし、うちの領地にはこの子達が住む家も無ければ仕事も無いんだぞ。」
「家は建てれば良いでしょう。あんなに報酬出たんですから、この城下町から大工を雇って建てて貰えば良いんですよ。」
「おい、待て、今なんて言った。」
「ですから、この町で大工を雇えば家が建てられますよって言いましたが。」
「雇うってどうやって雇うんだよ。」
「それを依頼していただければ奉行所で手配致します。」
そんな事になっているのかよ。雇うってそんな事ができるとは思わなかった。これは目から鱗だぞ。
「家はまた今度考えるよ。この2人は俺が預かるって事にしないと不味い事になるってのも分かったから。」
「ご用の際にはお声がけ下さい。
・・・あ、相田様、その、もしかしたら依頼を受託出来ない可能性もありますので・・・」
「あれだろ、田原氏がやたらとうちを警戒しているからだろ。
建屋が建てば人が増える。人が増えると生産量やらが上がる。現状で領土の広さ、戦力で負けていればそうもなるよな。
しかも田原氏は秋月家の当主交代が気に入らないで独立したほど独立志向が強い。
となると、うちに頭を下げるなんて事は無いって事だろ。」
「まぁ、そうですね。ただ、1つ間違っているのは独立志向が強いのでは無くて、使える主の能力が高くないとイヤだってだけですね。
あんなバカに仕えられるか!が田原氏の捨て台詞として有名ですから。
そろそろ、秋月家から田原氏へ討伐の兵が来るんじゃないかと警戒していたところに相田様が現れたので、討伐に来たんじゃないかと疑っても居られるんじゃないですか。」
「何か微妙な時期に来てしまった感じだな。そりゃ俺でも警戒するわ。
田原氏と話が出来れば一番良いんだけどな。」
「御奉行様には伝えておきますね。私達は相田様と田原氏が争わないで共存していただきたいと思ってますので。」
じゃあなと声をかけて娘2人に向き直り
「取りあえず今日はうちの領地に来てくれるか。それから今後のことを話し合おう。
俺には配下が、まぁ、そこそこいると思うので淋しくはないかなと思うよ。」
3人で領地に戻る。いや、話すことも無くてずっと黙りっぱなしで歩くのは本当に地獄でした。
領地に戻ると3人が待っていた。
「玄、何か運営会社から連絡があって不手際でログアウト出来ないって事象が発生してしまいましたって。粗品を送りますって言われたんだって。だからおとがめ無しだったよ。」
桜花はニコニコです。
「こっちは運営会社から家に連絡あって会社には身内が連絡してくれてた。社に連絡したら、ゲームから出られなくなるとか事案だなって笑われたよ。」
武蔵が普通すぎて何だか物足りないな
「私も家族が学校に連絡をしてくれました。明日何を言われるか分かった物ではありません。」
常清、学生なのか。
「えっと、やっぱり運営の補償って話出てきたのか。」
3人とも首を振り、粗品送ってくるって言われてたからそれだけじゃない。
これ以上補償が重なると洒落になんないだろうし。等言っている。が、運営は俺の手から補償が渡るようにしたとしかおもえないぞ。これは。
手の中に動物割引券。良く見るとこれが動物引き換え券に変わっている。
賊の持ち物が全部変わってる。配下にしたプレーヤーの補償を当主を通して行うって事では無く、俺とは何度もコンタクトしているから俺にしてればってことなんだろうな。
まぁ、運営の意図は分かった。
「あのな、さっきまで依頼をこなしていたんだけどな、それでこんなものが手に入っている。
ただし、初めから持っていた物から変わっているがな。」
動物引き換え券2枚。種子島(早合)、朱槍。そして美女2人。
いや美女2人は村娘だから戦力にはならんぞ。いや、マジで。
「わ!動物引き換え券有るって事はペットゲット出来るんだぁ。」
「僕もペット欲しいから動物引き換え券ちょうだい。
常清が欲しかったのは朱槍なんだ。」
何か色々と察してるな武蔵よ
「武器が壊れてしまいましたし。短槍も良いかとも思いましたが、近接となると玄も居ますし、飛び出す中衛だけじゃ不安しか無いですからね。必然として折れない槍ってなりましたね。
しかし、この朱槍なんですが、何とか取り回すことができるってかんじです。」
「レベルアップしていけば棒を振るみたいに扱えるようになるよぉ」
ワイワイ言ってるが、ここで問題です
「あのな、この2人どうすればいいかな。後、分かって来たことなんかの情報共有しとかないか。」
直ぐにゲームをやりたいだろうにすまないな。それで、分かったことを3人に伝えていく。
「これは何というか。如何にNPCを活用していくかって事ですね。
後は田原氏をどうするかって事ですね。」
「よくよくエグい事をしてくるよね。ぼく達って今詰むか飛躍するかの分岐点に立たされてるんじゃ無い。
詰んでも終わるって感じじゃ無いのがすくいかな。」
「ただ暴れてれば良いって事じゃ無いんだねえ。正直考えるのは常清に任せてれば良いかなって思ってたんだよね。
これ、そういうわけにはいかないみたいだよね。自分の選択で色々変わるみたいだからしっかり考えてやらないとね。」
すいません、何もの考えないでやった結果がカオスを呼びました。
2人に関しては保留として、屋敷の掃除なんかをして貰うようになった。アカネさんに預けた感じ。
そして、奉行所の事に話題が移る。
正直10両で奉行所の建設が出来るって安すぎて恐いって皆言っている。
俺も思うがね。
最後は俺にしか作れないんだからと丸投げされた。
え、ちゃんと考えるんじゃなかったのか。
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