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ゲームを楽しもう

 依頼をこなそう


 次の日はしっかり仕事に行き、家でやる事を終わらせて戦国の夢へと旅立つ事にした。

 まだ3人は来ていないようだったので領地について調べることにした。屋敷の前にある立て札を見に行くと色々と変わっていた。

 今までは領地に建屋や田畑の表記と空白地のHEXが表示されているだけだったが、建屋、田畑の横にレベル表記が追加さえれていた。これは建屋や田畑のレベルを上げると何らかの追加効果が発生すると予想は出来る。しかし、どうやったらレベルを上げれるのかが分からない。こうなったら色々と試すしかない。表示されている建屋に触ってみる。何も起こらない。それならと田畑に触るが何も起こらない。空白地のHEXを触ると、立札の右に建屋(家)(馬小屋)(田)(畑)(鍛冶場)(練兵所)が表示されている。これは作れる物が出てきたという事か。試しに家に触れてみると50両と表示される。つまり建てる時に必要なお金と言う事だろう。

 50両で家が建つのか・・・と言うか安いのか高いのか全く分からない。物価がどの程度か分からないからだ。指名依頼で200両を1日で稼ぎ、はしゃいでいたがそんなにはしゃぐような金がでもなかったのかもしれないな。家が50両で建つなら4件建てれるだけの金を1日で稼いだことになるのを考えるとそんなに高いものでは無いのかもしれない。

 一件建ててみるかと50両の所に触れる。すると今度は必要人数2人と表記される。そしてその2人に触れえると反応しない。何度も触れてみるがなんの反応もない。つまりこの人数がカギになるって事か。

 で、これ消すのにはどうするんだろうと立札の縁を触ると消えた。そういう仕様なわけね。次々と押していく。結果として鍛冶場が一番高価で次いで練兵場、家、馬小屋、田、畑の順だった。そりゃ鍛冶場は高いよな。

 少しずつ何をすればいいか分かっては来たが、肝心な所がまだ分からないって言う事がモヤモヤする。調べようもないしな。困った。焦らずゆっくりと自強していき、金を貯める。普通のRPGと変わらないことを当分するしかないんだろうな。

 鷹牙の所に行くか。餌をあげないとと気づき部屋へ行くと、しっぽと翼が千切れんばかりに振って走り寄ってくる。ごはん食べようなと言って、アカネさんにごはんを持ってきてもらい、ごはんを食べ終わるのを待ってから、一緒に連れて行く。

 色々としていたが、今日は3人とも来ないので一人で城下町に行き依頼を何か受けようと思いつき城下町へ行く。

 城門前に着くと件の門番がいたが、しっしと手を振りさっさと行けと言われた。感じ悪いなと思いながら奉行所へ入る。相変わらず閑散としている。プレーヤーが本当にいない地域なんだなと思い受付嬢の元へ行く。

「邪魔する。何か依頼はないか聞きに来た。立札に載っていない依頼は何かないかと思ってな。」

「あ、相田様こんにちわ。立札に無い依頼は今のところありません。また、指名依頼もないので立札から依頼を選んでください。」

 笑顔で受付嬢が答えてくれる。足元にいる鷹牙に手を振っている。鷹牙もキュウと答えている。ほんとこの子は賢いな。

 立札の前に行き、依頼を確認する。結構な量の依頼がある。定番の薬草採集からよくわからない依頼まで。

 さて、何を受けるかな。迷うな。こういう時は

「すまんが何を受けたらいいか迷ってな、俺が受けるのに丁度いいような依頼はないか。」

 困ったと受付嬢に伝える

「そうですね、大まかに討伐系依頼と採集系依頼、探索系依頼があります。たまに護衛等の依頼も入りますが今は無いようですね。相田様は討伐系の依頼の方が向いていると思いますので、また、猪か鹿の討伐が良いのではないでしょうか。あと、あまりお勧めしませんが盗賊の討伐なんていう物もありますが。」

 対人戦闘はいつかしておかないといけないからな。そうなりそうな場面もあったが結局は何もしなかったわけだしな。

「盗賊なんか出るのか。それらしい者を見かけたことが無いが。」

「いますね。こういうのは際限なく出てきます。他国から流れて来た難民がそのまま盗賊になったり、落ち武者が盗賊になったり。色々ですが。村や町を襲うような盗賊には田原様が討伐隊をお出しになりますが、盗賊団とまでなるほど大きな物は確認されておりません。」

 盗賊討伐か。おそらくこれが一番今の俺にはこなしておかなければいけない依頼だな

「討伐と言う事は殲滅させればいいのか、とらえてきたらいいのかどちらだ。」

「どちらでも構いません。要は盗賊が居なくなればいいので。」

「承知した。で、今盗賊の討伐依頼はあるのか。」

「あります。大量にあります。」

「わかった。それを受けよう。立札に盗賊討伐を見て気にはなったが一人でも出来るのかと思ってな。」

「先ほども言いましたが、盗賊団とまで行きませんので、相田様であれば問題ないと思います。」

 依頼を受けて、盗賊が出たと言われる地点の地図を見せてもらい移動し目標の地点に到着する。盗賊が居るのは廃寺だった。さて、どうするか。

 考えているとあちらから現れてくれた。どこにでも居るような農民の格好に手には使い込んでいるが手入れをしていない刀を持っている。鞘くらい使おうな。剥き刃ってどうなんだよ。

「おまえなんだよ、俺達をやりに来たのか。おとなしくやられっかよ。みんな出て来いよ。1人で俺達をやりにきた馬鹿がいるぞ。」

 寺の中から5人男達が飛び出してくる。臨戦態勢。俺、何も喋ってないんだけどな。ま、相手がやる気なら受けて立とうじゃないか。

 5人は俺を囲もうと移動するが俺は後ろを取られないように木を背にして刀を抜く。刀を抜くと何人かが怯んだのが分かった。

 足元の鷹牙がグルルルルと唸り声をあげる。お、鷹牙やる気なのか。ケガしないように気をつけろよ。こんな奴らに怪我させられてんじゃたまらないからな。

 猿声を出し気合を入れる。盗賊が3方向から迫ってくる。左の奴から潰すか。素早く左に重心を移し左足を大きく踏み出し、横なぎに刀を振るう。左の盗賊は刀で受け止めたが刀が折れてしまい尻餅をつく。そのまま右足を引きつけ残りの賊の位置を確認し、尻餅をついている賊に蹴りを叩き込む。1つ。

 右の2人の賊が俺から見ると一直線になる。手前の賊の首めがけて平突きを出す。賊は何が起こったか分からぬままに首を貫かれてその場に倒れる。2つ。奥に居た賊めがけて突進し、上段から刀を振り下ろす。賊は反応できないまま頭を割られて倒れる。3つ。振り返ると逃げようとする賊2人。近くにいる賊へ走り寄り首を横なぎで跳ね飛ばす。4つ。最後の賊は転んでいたので歩いて近づき刀を突きさす。5つ。

 1人目の賊の所に行くと鷹牙が一生懸命首のあたりを噛んでいた。うん。もう死んでいるな。鷹牙、もういいんだぞ。一生懸命に牙を突き立てている姿がかわいいと思ってしまった。

 当たりを一瞥し、残りが居ないか確認し、もう賊が居ないことを確認する。こんなものか、割と行けるもんだな。

 鷹牙に終わったぞと声をかけるとキュッと鳴き賊から離れる。お口が血で汚れていたので拭いてやるとすごく喜んで甘えてくる。

 討伐証明として左手を持って行けば良かったか。刀だと難しいな。小太刀かなんかが無いといけないな。勉強になったな。良し、5人の左手を持って奉行所へ帰る。

「帰ったぞ。これでいいか。」

 と討伐した盗賊の左手を出す。

「相田様、確認いたしました。では報酬の2匁500文になります。」

 え、安くないか。猪でも3両あったのに。1人500文。やっす。

「えらく報酬が安いのはなんでだ。」

「はい。説明しますね。この賊は最近発見され、被害もそれほど出していなかったのです。ですので依頼料は安くなってしまいます。」

「賊にも階級があるという事だな。良く分かった。今日はもう疲れたので依頼は受けないが何かあればまた頼ってくれ。」

 そう言って領地に戻る。本当に移動は時間がかかる。のどかな田舎道。平和そのものだ。

 領地に戻り、ステータスの確認をするがレベルは上がっていなかった。本当に雑魚だったんだな。猪より報酬安かったしな。期待はしていなかったが。

 従動物のページを確認すると鷹牙のレベルが2に上がっていた。それで分かった。俺の経験値6分の1になってるな、これ。自分のレベルをある程度上げておいてからじゃないとペットも配下NPCも連れて歩けないな。鷹牙を当分連れ歩けないのは悲しいな。

 今の俺達のレベルで稼ごうと思うとすさまじい時間かかるな。最初の指名依頼でドカンと稼げたのはラッキーだったな。10両で奉行所開設は実はかなり進めないといけないって事もよく分かった。金のあるうちに建ててしまった方が良いような気がしてきた。

 移動の時間を考えると行き帰りだけで凄まじく時間がかかる。1日単位で考えるとそうでもないかもしれないが、週、月単位で考えると、凄まじく無駄な時間を使っていることになる。

 町の宿屋に泊まる選択肢もあるが、せっかく拠点があるのに使わない手はないだろう。領地が大きくできる様になるまで宿屋生活の方が効率は上がるのか。今日の討伐で感じたのは、依頼1件1日、困難な依頼があれば複数日となるなら拠点を町にするのも考えた方が良いか。あいつらと相談だな。

 と言うか、このゲームの農民は一体月にいくらあれば生活が出来るんだろうか。月10匁とかだと今日の依頼も割が良い方だと考えられるが。比較対象が出来ないから分からないな。本当に困ったな。

 あと、気になる事と言えば城主の田原氏よりもうちの方が強いと言った門番の言葉だ。そんな勢力になってしまっているとは思わなかったし、なっていてもどうしていいのかさっぱりわからない。3人に相談案件だな。

 やはり、依頼をうけまくってレベルを上げて金稼ぎってのは鉄板だな。

 ログアウトしてまた明日あいつらと相談&賊狩りだな。

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