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密談の時間です

バレたチート(補償)・爆弾は投下されるためにある


 領地に戻る前に傭兵の村に寄り、なんやこれは。と突っ込まれたが華麗にスルーして傭兵団の頭にこれからこの3人がここを通ることになることを伝える。いきなり身ぐるみ剥がしそうなんだよこいつら。

 なんなんやあれは。チートやと騒いでいる三人。なんだかんだと領地に着くと中に入れない3人。

 はいれへんやんかと騒ぐ。ダッシュでアカネさんの元へ。3人の領地への入れ方を教えてもらう。

 入口に戻り3人を無事に領地内へ招待した俺は屋敷へと3人を連れて行く。何故だかあんなに騒いでいた3人が無言になり、顔を引きつらせている。

 とりあえず大広間に3人を連れて行き、アカネさんを紹介する。

 チュートリアルAIに瓜二つのアカネさん。3人から返事はない。

「そろそろ再起動してもらいたいんだが」

「想定の斜め上行き過ぎてどこから突っ込んでええかわからんわ」

 呆れ顔でつぶやく。

「あの、自己紹介ってしましたっけ。」

 3人顔をあわせて、あって顔になる。

 女の名前は桜花。苗字はないらしい。というか苗字設定が無かったと言っていた。そうか女性に苗字はなかったもんなと。変な所で時代背景ぶっこんで来るな運営は。

 関西弁の、いや多分なんちゃって関西弁だなこいつは。たまに素が出る時あるし。の名前は笑った。佐々木 武蔵。どっちで呼べばいいんだよ。

 最後の優男の名前は、一条 常清だって、名は体を現すって言うけどさ。これ狙って付けた名前なんじゃないか。ロールか。

 3人とも名前で呼べというから俺も名前で呼んでくれと伝える。さて、どこから説明するかな。

「桜花、武蔵、常清3人ともチュートリアルはしたんだよな。だからアカネさん見て固まったんだろ。」

 3人はそうだと答える。そして俺がなぜこんな事になっているか話していく。

「いや、本当にどこから突っ込んでいいんや分からんわ。玄が特殊なんやろとは思ったが、そないなことになっとたとは・・・」

「なんと言うか、補償になっているのかペナルティになっているのかわからないですね、これは」

「え~、なんで。すごく得してるじゃん。配下にが16人も居て、かわいいペットちゃんも居るんだよ~」

 本当に桜花は疑う事を知らない。と言うより深く考えてないだけだな。

「考えてもみい。配下一人でも連れて歩けば経験値6分の1になるんやで。おまけにこないバカでかい領地背負わされてるんや。初期でこないな環境やと、やりよう間違えれば他のプレーヤーから嫌がらせ受けまくって退場や」

 全くその通りです。俺も初めて少しして気づきました。なので領地に行こうと言われて時は絶対回避と思ったんだからな。

「ですが、どうしますか。この環境はすでに我々にも適用されてしまうんですよ。」

「そっかあ。そういう事もあるかもねえ。でもさ、プレーヤーの嫌がらせってないんじゃない。このゲームってプレーヤー少なすぎると思うし。」

 それは俺も思った。プレーヤー少なすぎるんだよな。いや、この地方と領土に限って少ないだけかもしれんが。

「私が思うにプレーヤーが少ないのではなくてフィールドが広すぎるだけなんじゃないでしょうか。」

 おそらくそう。そしてプレーヤーが集中している所と集中していない所があるだけだと思う。

「ま、なんにせよ此処に来たからには腹くくらなあかんって事や。何があってこうなったかどうでもいい。これからの事や。」

 全くその通り。では今後について話合いをしようじゃないか。

「今わかっている情報を各自出し合って今後の動きについて話をしようと思う。」

 で、俺の知っている情報を公開する。3人がフリーズする。おい、ラグってんのか。

「あの、私が思っていたゲームとは全然違うのですが。」

「なんやそれ、そないなことするんかいな。」

「わたし、やって行けるか自信なくなってきちゃったよ」

 お前ら鏡を持ってきてやろうか。ニヤァって笑う3人が怖いわ。と言うか順応できるようだな。俺だってそんなに長い時間をプレイしたわけじゃないが、きっと嫁がやっていることと俺等がやろうとしていることは根本から違っていると思う。言ってみれば似て非なるものって感じかな。強くなるプロセスは同じだが、見ている所が違うってことだ。

「つまり俺たちは自強をしていきながら配下の育成も行っていく必要があるってことだ。良くあるだろ16翼とか24騎とか。」

「玄が言うように俺たちがやる事は限られてくるってことやな。ちゅうかわかりやすくてええんやないか」

「ですね。配下を見つける事はかなり先になりそうな気もしますが、出来る事をやっていくしかないですね。」

「あのさあ、わたしはペットちゃんが欲しいの。」

 うん分かってた。桜花は鷹牙の事をずっと抱っこしてるしな。

「桜花さん、私たちの話を聞いていましたか。自強をしないとと言っているのですが。」

「いや、常清、ペットを飼うためにも金は必要になる。と言う事はおのずと自強をせざるを得ないんだよ。」

 桜花がえって顔してるが分かっていないのか

「しかし玄はどうやってその情報しいれてん」

「武蔵、チュートリアルは最後までしたんだよな。能力値忘れたというイベントのある。」

「おお、やったで。ありえへんやろってつっこんだったわ。」

「あれねえ、私もおかしいなあと思いながらやったよ。」

「なにかあるのかと思いましたが、何事もなくチュートリアルが終わったので仕様なのかとは思いました。」

「普通はあんなのあり得ないんだよ。これはチュートリアルをやった奴しか気づかない事なんだと思うんだ。

 まず大名プレイ、武士プレイ、その後は自分がやりたいと思う職業と続くと思うがあれはやる必要があったと思うか。

 俺は大名なんてなりたくないと思ったぞ。」

「俺も思った。おもしろないってな」

「私は大名も面白いと思いましたが、最初から出来るのかと疑問には思いましたね」

「私はあ、なんで戦にいきなり行くのおっておもったなあ」

 やっぱり疑問は感じてもそういうもんだと思ったか

「でだ、あれは一種のブラフだったんじゃないかと思うんだよな。何故って、武士プレイ、農民プレイ、職人プレイ、遊び人プレイ、その他いろいろあったと思うが、おかしいんだよ順番が。考えてもみろ、最初に最後になるであろう大名からやらせて自分の希望する職業を最後に持ってきているんだ。

 そりゃ最後にやったことの方がイメージに焼き付きやすいよな。」

「言われてみればそうですね。運営の仕込みってことですね。」

「そうだ。俺もこんな状態にならいと気づかなかったかもしれないと思うよ。ただ、勘の良い奴はいておかしいなとは思っているだろうな。チュートリアルを飛ばした奴等には分からないだろうな。

 パーティー組んで害獣駆除でレベルアップ。町の依頼をこなしてレベルアップ。クランを作ってイベントがあれば敵対勢力との戦闘なんてものもあるかもしれん。

 そういうプレイで満足するならそれでいいんだと思うが、気づいてしまったからな。出来るんだよ全国統一って奴を。

 どれだけの年数がかかるかは想像もできないが、俺が同じ道を行くって言ったのもここに通じるんだよ。」

「こりゃまたやっかいな。いや燃えるのかこれ。」

 地が出てるぞ武蔵よ。いつまでロールが出来るか見ものだな。

「エンディングは用意されているわけですね。ネットゲームでエンディングを設定しているって他にはないですね。」

「自由度が高すぎると思うんですけどお、多分すごくワクワクしてきてるので、そういうのもいいですねえ。うん。私は最後まで付き合うよ。エンディング見たいし。見捨てないでね。」

 いい笑顔じゃないか。みんな。

「エンディングになっても今度は世界が相手とかありそうで怖いがな。」

「そりゃええわ。外国にも戦国の夢が稼働しとったらおもろいな。」

 色々と話をしていく中で爆弾は突如投下された。

「私気になったんだけどお、私達の領地ってどうなるのお。だって玄さんの領地が私たちのベースになるんでしょお」

 ステータス画面を突如出して弄り始める桜花

「あ、あったあったこれだねえ。うん。はい。」

 おい、何やっている。勝手に何をしているんだ。

「おお、私はあ、玄の配下になりました。」

 は、何言ってんだこいつは。

 なんだ目の前に四角い吹き出しが出現したんだが


 桜花の領地が相田 玄の領地と統合されました。桜花があなたの配下となります。


 ねんじゃそれは、マテ、ナニガオコッタ。リョウチノトウゴウ。は、いや待て待て待て。何してくれてんだよこいつ。

「じぶんなにしたんや。玄がこわれかけとるやんけ。説明しーや」

「あのね」

 俺は慌てて桜花の言葉を遮る

「待て待て待て、混乱が起きてるから少し待て。状況を整理させてくれ。頼む。」

 頭を桜花に下げてから、思考の海にダイブする。いや、ゲームにダイブしてるんだけど

 桜花の領地と俺の領地が統合された。まずはステータス画面を出す。変わった様子は無いな。次にアカネさんに今の何。と聞く。

 アカネさんの答えはシンプル。領地が統合されただけですと。いや、だからね、それなんだよ、と聞いてるんだが答えはないらしい。

 あ、と思い、もう一度ステータス画面を開き、指南書を見る。だが、領地については教えてもらったこと以外は記載されていない。そりゃそうか指南書なんかに乗せれば馬鹿でも気づくか。

 後ろで、なにしとるんや。なにかされてますけど相当慌ててますね。私悪い事したのかなあって聞こえてくるがそれどころではない。

 領地統合システムなんてあったのか。これは桜花に何をしたらこうなったか聞くしかないな

「今、桜花の領地が俺の領地と統合されて、桜花が正式に俺の配下になった」

「うん。私は玄の家臣になったよお」

 シーン。シーン。シーン。うん分かるぞ。フリーズするよな。俺だってフリーズしたい。フリーズした二人をそよに確認をしないといけない。

「桜花、まず何をしたのかを教えてくれ。」

「いいよお。あのねステータス画面を開いたら、急にメッセージが出てきてねえ、そのとおりにしたらこうなったのお」

 説明になってねぇ。

「そのメッセージの内容を教えてくれ。頼む。」

「玄、そいつにそんなこと求めてもあかんわ。俺がステータス画面で確認したる。チョー待っとけよ。」

 嫌な予感がする。

「待て、開いてもステータス画面の操作はするなよ。」

 

 お約束なのかこれは、目の前に四角い吹き出しが出てきて


 佐々木 武蔵の領地が相田 玄の領地と統合されました。佐々木 武蔵があなたの配下となります


 待てっていたやないかーい


「なるほどの、ステータス画面開いたら吹き出しが出てっ来よってな、ほんで、相田 玄の領地に現在逗留中です。相田 玄の領地とあなたの領地の統合を行い配下になりますか。はい・いいえってめっちゃ簡単なのが出てきたで」

 それで何故一言もなく、はい、を選択するのか。馬鹿なのか。いや馬鹿だろ。ってお思っていたら


 一条 常清の領地が相田 玄の領地と統合されました。一条 常清があなたの配下となります


 っておいおいおいおい。俺に選択権はないのかよ。勝手に3人が配下になったよ。

「とりあえず、理由を聞いても良いか。あ、桜花はいい。なんとなくはいにしてみただけだろ。」

「ひっどーい。わたしだって少し考えたんだからね。それで、はいにしたんだから。理由は今はいわないよお。」

 やべ怒ってる。ごめんよ、何も考えないでやらかしたと思っちゃって。

「あのよ、ちょっとそれは失礼だと思うぞ流石に。やらかしたと俺も少し思ったけど流石に領地の統合に配下になるのを決めるのに考え無はないやろ

 次に俺だけど、今の玄の状態に乗っかったほうがおもろい思うたんや。配下になるって言っても玄は俺等の事ぞんざいに扱ったりせえへんやろしな。

 逆に責任感じて色々やらかしてくれそうやしな。」

 ほんと良い笑顔で笑いやがるな。

「私も同じですね。それと領地の統合で何が起こるかも知りたいと思いましたので。

 それで何か変化ないでしょうか」

 ちょっと待ってくれとステータス画面を開く。ステータス画面もあまりちゃんと見てないのでいい機会だと思いじっくりと見ていく。

 ステータス画面は何ページかに分かれている。一番最初のページは個人の能力が記載されている。一番上にレベルがきて、能力値になっている。

 画面の左側に能力値がある。能力値の表記は生命力、精神力。これはヒットポイント、マジックポイントみたいな物かな。これは横バーになって減少などが見やすくなっている。

 体力、筋力、瞬発力、器用の4つが能力値はひし形になっており、頂点が体力、右に筋力、下が瞬発力、左が器用となっている。俺のはきれいなひし形になっている。

 嫁の言っていた能力値がなんちゃらはこれが見れれば確かに一目瞭然だな。

 そして右の方にに装備欄が来る。自分の体が表示され、俺の装備は刀だけになっている。

 画面には自分が刀を構えたポーズになっている。よくあるものだな。

 そして2ページ目を開くとパーティー画面になっている。今は誰ともパーティーを組んでいないから表示はない。真っ黒だ。

 3ページ目に配下欄があり、右側に配下NPCが左側にプレイヤー配下の名前が表記されている。

 配下NPCの名前もそこに表記されているが、知っているのはまだ6人、顔と名前が一致しないのがまだ10人もいる。右側に配下プレーヤー名が表記され、桜花たち3人の名前がしっかり記載されていた。

 そして配下の名前の横に数字があり、それはおそらくレベルだと思う。みんな仲良く1だからだ。

 そして4ページ目には受けた依頼が表示されるようになっているようだ。ここは依頼を受けた時に確認しないとわからないな。

 で、終わりだった。領地に関しての表記はなかった。そしてもう一つ無いことに気付いたのは自分の身分が記載されていないことだ。

「今、確認したんだが、配下として3人が俺のステータスに記載されてた。ただ領地と身分については表記が無い。」

「身分の表記は私にもありませんね。」

 謎が増えたが、ゲームを進めていけばおいおいわかる事だろう。ただ領地に関しては謎のままにしておくことは出来ない。なので3人もステータス画面を見てもらったが、領地に関しては記載がないと言う事だ。ステータス画面で違う所は、配下のページの右側に君主、そしてその下に仲間の名前の記載があるって所。

 領地の事は外に出て確認してみようとなって屋敷から外に出てみた。

 はい。見渡す限りの田園風景とだだっ広い土地が出現していました。領地は統合されると広くなるようだ。嫁さんに言った事は一人の領地では、となるらしい。

 なぜなら、屋敷の横に地図出現していおり、HEX表記となっていた。一つのHEXに建物が収まっていることが分かる。俺の領地には建造物、農地、屋敷があるので見たら分かった。

 もともとの広さがどのくらいなのか不明だが、元々あった領地の倍は領土が広がっているように思う。

 これってもしかして町作りもやるのか。建物の横にレベルとかあったし。シュミレーションとロールプレイングと、シューティングと、ごちゃ混ぜにしたようなゲームになってないか。

 色んな道場があり、そこで練習が出来るらしい。剣術、柔術、空手、薙刀、杖術、弓術、砲術、忍術ってあったんだよ。

 3人はかなり興奮していたが、自分の屋敷を建てないといけない事は他のプレーヤーと同じだった。

 俺の屋敷に上がり込むことが出来るので関係ないかと言っていたが、甘いと思うぞそれは。

 とにもかくにもレベル上げと金稼ぎを両立して行って、ペット、配下NPCの獲得をやって行こう。

 おい、そこの3人、早くこっちの世界に戻って来い。

 そして俺たちは気付いていなかった。もっと大変な事態になっていたことを

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