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探索と広さと問題点

 しっかりとした靴を選び、「皮加工」を取ってからは「丈夫な革マント」と共に強化していて良かった、と思いながら、すっかり屋外という様子の階層を探索する。しかし、本当に結構な頻度で食べられるものが見つかるな。

 というか、普通にりんごが生ってる木があったときはびっくりした。全部赤くなってるとか完全に季節や道理を無視している気がするけど、「採取スポット」の例があるからなぁ。


「それにしても、すごい勢いで植物系の素材が溜まるな……」


 ……。もしかして、この調子で砂漠とか雪山とか、そういう地形になってる場合もあるって事だろうか。「安全地帯」があるなら水の心配はいらないかも知れないけど、暑さと寒さの対策はやっぱり、装備でないと出来ないのだろう。

 あれ。それでいくと、あの大量の装備を売り払ってしまったのは失敗だったのでは……? いやでも、気候対策に使えるかと言われると、結構微妙な物も多かったような。


「装備を強化したら、その辺の対応能力も上がらないかな……」


 とりあえず、絶対に、靴とマントは強化し続けよう。あとゴーグル。

 そんな事を考えながらも、どう考えても絶対に広くなっている階層を探索していった。あちこちに素材があったから、今まで以上に時間がかかったのはまぁしょうがない。

 階段とボスは、というと、遠くに見えたものすごく高い塔みたいなものが次の階層へ進める場所だったようだ。ここにも「壊せる壁」があったのでしっかり回収して、少なくとも見た目には今までと同じ感じの階段を登る。


「…………たぶん、突っ込んだら負けなんだろうなぁ」


 そして、今までと同じぐらい……つまり、絶対外から見たあの高さを登り切らずに、さっきとは生えている木の種類が違う感じの森の中に出て、ちょっと遠い目をする事になった。

 まぁ。まぁ? 階段を登り続けてる事と、私の見た目に何の変化もない事から、物理法則どころか、時間の流れも絶対におかしいのは分かってたんだけど。そういう説明もあったし。

 そもそも、強化を続けて確実に威力と共に反動が大きくなっている筈のこの銃を、強化の程度を抑えて防具を強化していると言っても、変わらず手で持って振り回せてるって時点で既に色々おかしいんだけど。


「最初はちょっと持ち上げるのも大変だったのに、今じゃ気軽に空に向けて撃っても当てられるという……」


 うん。もうこれについて考えるの止めよう。そういう場所なんだ。仕方ない。

 そういう感じで10階層目まで進んでみたものの、とりあえず森と草原という環境は変わらないようだった。変わるとしたら6階層目に上がった時に変わる筈だし。空を飛ぶ奴が増えるとは思ってなかったけど。

 反応するものが多いからか、ここに来て一気に「存在感知」のレベルが上がった。得られる情報が多くなったからか、最大範囲で使うと頭が痛くなるけど、広い範囲を探知できるのはいい事だ。


「それでも全体を把握する事は出来ないって、どれだけ広いんだろう……」


 階層を登ってきたところは大体端っこだから、それで範囲が足りないのかも知れないけど。「存在感知」は私を中心として、円形……球形? の範囲の情報が分かるみたいだから。

 まぁ、たぶん、広い分だけ次に向かう為の階段がどこにあるのか分かりやすいって事なんだろう。流石にあの上が見えない程高い塔はよく目立つ。クリアするだけならあれを目指せばいいんだから、行くべき方向を見失わないっていうのは大きいな。

 ……だから問題は、次の階層からだ。


「11階層目からは、他の人もいるようになるからな……」


 他人が増える、という事だけじゃない。敵の種類が増えるっていうのも十分問題だ。進行状況が同じである以上、少なくともここまでクリアする実力があるっていうのも間違いないし。

 問題は、その性格、という話で。……私に関して言えば、少なくとも今までの事を振り返る限り、出会いに関する運は最悪だからなぁ……。


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