現在の能力と足りない物と周回ボーナス
覚悟が決まったところで階段を登り、最初の部屋へと戻る。相変わらずちょっと脳が混乱するな。
都合3度目の最初の部屋だが、レベル2の突破で貰えたポイントは「8100」だった。倍以上に跳ね上がっている。そしてポイントが一番高いのは「11000」だった。……これはもしかして、一番高い奴は、そのレベルでの最高スコアを取った時のポイントって事なんだろうか。取らせる気が無いやつ。
「火力は十分だし……敵というか、モンスター相手への隠密は十分だし……。広域探知も、「存在感知」が思った以上に優秀だったし……」
まだどのスキルもレベルは上がり続けている。流石に伸びるのが遅くなってきた感じはするものの、自分のレベルは確実に100までは上がる。だから、同じく100までは上がる筈だ。
課題だった範囲攻撃も、榴弾が撃てるようになったことで解決している。だから、火力には何の問題もない。とりあえず今のところは。むしろ、壁にめり込まないように、威力を相手の体力ちょっと上ぐらいに制限する手段が欲しいぐらいだ。オート発動ならなおいい。
んー……「見切り」、これは回避補助。「地形破壊」、破壊しない方が欲しいんだって。「手加減」、ちょっと違うな。「鈍器化」、打撃属性になるだけか。「アタックヒール」、って何だこれ。攻撃すると回復……違うな、攻撃の後にそれを超える回復効果がついてくるのか。どうやって使うんだ?
「うーん、やっぱり、ピンポイントで狙ったように欲しい効果のスキルはないか……まぁ、そんな都合のいいスキルは高いんだろうけど」
見るからに難易度高そうなんだよな。入手の。
と、思いつつスキルを見て回っていた先で、1つのスキルが目に留まった。
[観察:能力:アクティブ
一定時間注視した対象の情報を得る事が出来るスキル
レベルを上げると情報を得るまでの時間が短くなる]
必要ポイントは「300」であり、かなりお安い部類に入るだろう。何せ容量無限かつ重量無効のアイテムボックスが「400」だった。それより下は、少なくとも記憶にある限りだと、滅茶苦茶役に立っている「アイテムドロップ」の「200」と、必須扱いされていた「メニュー」及び「ヘルプ」の「100」だ。
という事は、効果が低いか使い勝手が悪いか重要度が高いかのどれか、って事になる。使い勝手はともかく、重要度が高かったらここで取り逃すと後で大変な事になるかも知れない。
まぁポイント的にはかなり余裕がある、というか、欲しい物が見つからない状態だ。流石に「5000」とか書かれている「宝石作成」みたいなスキルを取るつもりはないけど。という事で、さくっと取得しておく。
「一定時間見つめる……って、もう効果が出るんだ」
で、並んでいるスキルや装備に視線を戻して、その内の1つをしばらく見つめると、手をかざした時に出てくるのと同じ情報というか、表示が出てきた。一定時間……数秒なら、落ち着いて使うには何も問題は無いな。
流石に戦闘しながらだと無理があるかも知れないけど。結果が出る前に撃ち抜くって意味で。そもそも「存在感知」で発見する方が先だし、実際に姿が見えた瞬間に撃ってるからなぁ。
まぁでも、レベルが上がるとその時間も短くなるって書いてあったし、アクティブスキルなんだから使いまくればいいか。もしかしたら「存在感知」で取り逃してた「壊せる壁」とかもあるかも知れないし。
「あー……それでいくと、素材や残骸を勝手に回収してくれるスキルがあればいいな。流石に細かい破片まで回収するのは大変だし、「採取ポイント」から採れる素材の量も多くなってきたし……」
そういえばこう、ゲームとかだとよくある、ステータス強化系のスキルって見たことが無いな。レベルを上げるか装備で補えって事なのかもしれないけど。
そこからさらにしばらく装備とスキルがごちゃごちゃに並んでいる中を見て回り、「アイテムボックスオプション」に「400」、「アイテムドロップオプション」に「200」のポイントを使う。オプションは元となったスキルと同じらしい。
ポイントが余っていたので、「感知強化」という他のスキルを強化するスキルに「1100」のポイントを使って、ここでようやく残りポイントが「6000」だ。これでもまだ前回の倍近くある。ここで、もう一度念入りにスキルと装備を確認していった。
[弾丸作成:能力:アクティブ
「弾」と名の付くアイテムを作成できるスキル
このスキルで作成された「弾」と名の付くアイテムはカテゴリ:消耗品となる]
[生産魔法のハンマー:道具:マジック:修復可能
魔法のかかった小さなハンマー
持ち主の持っている生産系スキルに応じた生産物を作成する事が出来る]
で、見つけたのがこれ。……スキルが「800」だったのはいいとして、ハンマーの方が「5200」と滅茶苦茶高かった。見てないよそんな高額商品的な部分は。「鑑定」の表示範囲に入らなかったら、たぶん無意識で避けてた。
でも、これで素材を銃の強化部品だけじゃなく、弾の生産にも使えるって事だ。更に一歩弾切れから遠ざかれたな!




