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周回ボーナスはどう頑張っても悩みどころ

 追いかけられるというか付け回される事が無いのであれば、逃げる必要もない。つまりのんびり自分のペースで探索できるという事なので、特に問題なく「のんびり」のレベル2を示すカードを持って、現れた階段を上った。

 その先も最初の部屋と何も変わらない部屋だったが、こちらは本当に最初の部屋だったようだ。階段を登ってばかりなので若干脳が混乱しそうだが、そもそも不思議空間だしな。ダンジョンとかいう。物理法則が仕事をしなくても仕方ない。

 貰えたポイントは「3300」だった。最初に比べると随分多い。まぁスキルだけではなく装備の分も含まれているのだから、選ぼうと思うと少ないんだろうけど。と思いつつ、上ってきた階段が埋まるようにして消えた直後にせりあがってきた床を眺める。


「……スキルと装備が同じ扱いっていうのはよく分かったけど、これはちょっと雑じゃないかな……」


 ドラマとかでしか見ない、貴族の食卓的なテーブル。それぐらいはありそうなせり出した床を見て、そしてその上にずらっとスキルと装備が並んでいるのを確認して、思わず出た感想がこれだ。

 一度塊でせりあがってきてから、中央部分と端に繋がる一部が再度引っ込んでいったので、細長い机をくっつけて作る一部が欠けたカタカナの「ろ」の字みたいな形になった。かなり厚みはあるけど。

 確かにこれならたくさん並ぶし手も届きやすい。……けど、せめてこう、全部が入り混じった状態じゃなくて、スキルと装備で場所を分けるぐらいはしてもいいと思うんだ?


「あー、ポイント順になってるんだ。分かりやす……いや、やっぱり分かりにくいな」


 しばらく眺めているうちに、並べ方の法則には気づいたが、それはそれだ。……スキルの一番高い物は「7000」とかなっていたが、これだけのポイントを叩きだすにはどうしたらいいんだろうか。今の倍以上なんだけど。

 もしくは、難易度というか、攻略ルートのレベルが上がれば得られるポイントも……スコアが上がるって事は、上がるのかも知れない。まぁともかく、今はこのポイントを使う事を考えよう。

 とりあえず今、優先して欲しいのは、数がいる相手に対抗する手段だ。その為に手っ取り早いのは、範囲攻撃が出来る新しい武器を持つことだろう。問題は、あの大きな銃を持った状態でも扱える範囲攻撃可能な武器、という、ピンポイントに都合の良い装備があるかどうか、だけど。


「……うーん……」


 結論から言うと、微妙なところだった。いや違うな。範囲攻撃が出来る予備武器として、良さそうなものはあった。けど、それ以上に良さそうなスキルがあった。そして、その両方を取るにはポイントが足りない。こうだ。


[携行式グレネードランチャー:装備:武器:サブ

グレネードを撃ちだす事が出来る筒形の武器

遠くからの範囲攻撃ができる]


[消耗品調合:能力:アクティブ

カテゴリ「消耗品」のアイテムを使用して別のアイテムを作り出すスキル

レベルに応じて作れるものが増えていく]


 上が「2000」で、下が「1800」だ。どちらも最初のポイントでは手が出ない。武器って高いんだなぁ。

 確実に範囲攻撃を出来るようになるなら、ちゃんと「範囲攻撃ができる」って書いてある武器を取るべきだと思う。思うんだけど……「消耗品調合」って、これは、もしかすると、必須スキル、に、なるかも知れない。

 何故って、それはもちろん。あの、食べている時は味と同じく無になってしまう携帯食料に、味が付けられるかもしれないから……!


「…………もうちょっと他を見てこよう」


 流石にすぐには決められなかったので、保留という事にして他を見て回る。どっちを選ぶにしても、多少はポイントに余裕があるから。

 しばらく見て回り、「曇りにくい大型ゴーグル」というものを見つけたのでポイントを確認。「600」だったので装備する事にした。結構大きくてつけていると重いが、ゴーグルは嬉しい。


「ん?」


 まぁ今までも、土埃で視界が遮られる、って事はほとんどなかったんだけど……何が起こるか分からないし、目は守っておきたい。

 割とスムーズにつけ外しできるゴーグルをさっそく気に入ったところで、ある装備っぽいものが目に入った。うん? これは何だろう。見た目はリレーで使うバトンを半分の長さにしたような感じだけど。


[調味料作成器:道具:修理可能

中に粉末状の消耗品(可食物に限る)を入れることで調味料へと変換される

元の素材の特性は一切残らない]


 ポイント数は「900」。結構お高い。が。


「……これはもう、取るしかないな」


 こんなんスキルとセットで料理できるようになるしかないじゃないか。

 スキルがどういう風に使う物か、料理のスキルがあるかどうかは別として、これだけでもう取るしかないじゃないか……!


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