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主催の判定が細かい事は歓迎するべき有能点

『攻略記録の確認が終了しました。数点確認させて頂きます。申請者様はスキル「マーキング」の所有者と共同攻略はしていない、というのは事実ですか?』

「警戒リストに入れてる時点で協力なんてしてる訳がない。結果的に守った事にはなるかも知れないけど、少なくとも守られた覚えはない。そんな一方的な関係で協力なんて呼べないと思う」

『申請者様はスキル「マーキング」の所有者と面識がありますか?』

「ここに来てからだと無い。向こうからは認識もされてない筈。認識される前に先を急いだし。それでもついてこられたから正直気持ち悪い」

『申請者様はスキル「マーキング」の所有者とどのようなご関係ですか?』

「……血が半分繋がってるかも怪しいけど、一応、書類上は、姉妹。3ヵ月差で同い年だけどあっちが妹になる。ただし、最初に説明した脅しに含まれてた暴力行為には加害を加える側として参加してたから、私からすれば加害者でしかない。むしろ唯一刃物を持ち出してくるから、一番命の危機を覚える相手ですらある」

『回答ありがとうございます。これより審議及び審査を行います。もうしばらくお待ちください』


 という会話(?)の後、向こうで何かしている間にカードを交換するのもどうかと思って壁際に戻り、座り込んでヘルプを確認してみる事にした。全条件、っていうのが気になるからね。

 ヘルプによると、どうやら隠し部屋と隠し通路を含める地図の完成率と、敵の撃破率で良いようだ。思ったよりシンプルだったが、必要な攻略レベルがただクリアする場合の半分でいいって事は、それだけ難しいんだろう。特に隠し部屋、「壊せる壁」の発見難易度とか。逃げ回る敵とかもいるかも知れない。

 それに、途中で他の人と合流するのは避けられない、というのが分かった。という事は、ボスの数が増えるって事だ。今のところはただのボーナス敵だが、難易度が上がればそうも言ってられないやつが出てくるだろう。


『お待たせ致しました』


 隠し部屋と隠し通路については、今まで見つけた分しかヘルプに載らないらしい。ただ「採取ポイント」はひとまとめにされていたので、生産スキルを全部そろえる必要はないようだ。

 ……とか確認していると、謎の声が響いた。思ったより結論が出るのが早かったな。これはダメだったか。


『審議及び審査の結果、スキル「マーキング」の所有者はスキル本来の仕様を逸脱し、異世界アイカ発行手続きに際する申請者様同士の公平さに影響を及ぼす方法でスキルを使用しているという結論となりました』


 ……公平さに影響を及ぼす。って事は、もしかしてその「マーキング」ってスキル、実際に会った相手でないと発動できないとか、そういう条件が付いているんだろうか。しかしスキル名、効果は分かりやすいがもうちょっとマイルドな表現にはならなかったのか。

 それが何で私に発動してるんだっていうのは……まぁ、あの戸籍上の妹の事だ。私にたかればいい的な発想で、名前でも入力してみたんだろう。そしてそれがうっかり通ったとか、そんな感じだろう。たぶん。


『よってスキル「マーキング」の所有者が得た経験値の内、申請者様に関するものを剥奪。及び攻略レベル2への挑戦権の出現条件を変更。以上の処置を行う事となりました』

「挑戦権の出現条件?」

『スキル「マーキング」の所有者が攻略レベル1をクリアしても、変更された条件を満たさない限り攻略レベル2には挑戦できません』

「……。攻略レベル1を、もう一回クリアしないといけないとか?」


 ちょっと考えて聞いてみたが、返事は無かった。……まぁ、間違ってはいないだろう。たぶん。

 そしてそれが処置に含まれてるって事は……内部で合流させられる相手は、同じ攻略レベルに限られるんだな。まぁそうでないと、戦力的に釣り合いが取れない。

 ……この命がけの戦闘を含む探索のどこが「異世界アイカ」の発行に関わるのかは分からないが、まぁ、レベルが違えば遭遇しない、というのは良い情報だ。


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