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突破模様と無変化探索の経過

 再び肩が痛くて動かせない間にヘルプを確認したところ、スキルとは違い自分のレベルアップは、基本能力が上がるようだ。そして基本能力とは何かというと、雑に身体能力と呼ばれる範囲の能力であるらしい。

 だから反動も前に比べれば随分マシだったし、軽く寝たら完全に治ってたのか。と、納得。……でっかい銃を持ち上げてみたら、前よりは明らかに軽くなっていて驚いた。とはいえ、その長さもあるし、両手で抱えて振り回せる、というにはまだまだ遠かったけど。

 ボス部屋にあった「壊せる壁」のもう1つは隠し部屋であり、そこではたくさんの弾と、ちゃんとしたスキルと設備があればでっかい銃を強化できる部品なんかが手に入ったので、大収穫と言えるだろう。


「で、次の階層は……まぁ、変わらないか」


 階段を登った先は何も変わり映えのしない、見た目は石でできた部屋と通路。今度はすぐ後ろを振り返ると、埋まるようにして階段が壁に消えていくのが確認できた。やっぱり戻る事は出来ないらしい。

 これは分かっていた事なので、まずは周辺を「存在感知」で調べる。1つ階層が進んで何か変化があるにしろ、まずは「安全地帯」を確保してからだ。あれが無くては色々話にならない。

 ……やっぱり見つけやすい場所にあるのか、割と近くに「壁に囲まれた部屋」と、そこに面した「壊せる壁」があった。まぁ、これの発見難易度が高かったら、それだけで随分難易度が上がるからな。


「当然、中も変化は無し、と」


 もしかしてこれは、何か変化があるのは当分先……スキルの事を考えると、10階層を越えなければ変化は出てこないのでは? とも思ったが、とりあえず周辺を探索。

 ……そして本当に何も変わらないまま、たぶん5階層目を突破した。いや、本当に何も変化が無かったんだけど。私のレベルが上がって、あのでっかい銃を抱えて歩いてもあんまり疲れなくなったぐらいか? それでも狙いをつけて撃つと重いから、ちゃんと狙いたいときは三脚を使っている。

 自分が割と人間離れしてきたのでは? と思いながら、相変わらずボス部屋の中で待っている大きなメカを、廊下の端から狙撃して撃破し、ボス部屋を探索して「壊せる壁」を壊して中のお宝を手に入れ、階段を登る。


「装備は靴と手袋が被ったから、ベルトぐらいしか増えなかったし……」


 あと1つのボスドロップは「汎用道具箱」と言って、結局腐らないだろうしと取得した「裁縫」がようやく使えるかと思った。……のだが、どうやらこちらは「細工」というスキルに対応したアイテムだったようだ。残念な事に。

 流石に段差を登るときは自分の身長より長い銃の先をこすってしまいそうなので、アイテムボックスにしまっている。取り出した時すぐに狙いを付けられるように三脚に乗せてからだ。

 そして6階層目、最初の部屋から数えて6個目の階段を登り、周囲を見回した。今度も変わらず、見た目石でできた大きな部屋だ。それに、やはり10階層目に行かないと何も見つからないか、と思い、


「…………広くなってる」


 かけて、気付いた。部屋の大きさも、高さも、そこから繋がる通路の幅も、一気に倍近く広がっている。松明の高さは変わらなかったから一瞬気付かなかった。高い天井を見上げてみれば、今までと同じ高さに並ぶ松明の上、高いはしごでもなければ届かない位置に、更にもう一列松明が並んでいる。

 松明の数が増えているから、部屋の壁際の明るさは変わらない。だがその分だけ部屋の中央が暗くなっていて、反対側が見え辛くなっている。レベルが上がって視力も上がったからか、一応見えなくはないが、今までの調子では無理だろう。

 そこまでを確認して「存在感知」を発動し、周囲を調べる。……だが、手応えが薄い。というか。


「場所自体が広く大きくなったから、今までの範囲だと狭いって事か……」


 割と困ったことになった。それに通路もこの大きさって事は、相応の大きさがある敵が出てくる可能性も高い。そして大きいって事はそれだけで強い。自由に動ける空間があるならなおさらだ。

 そして相手が大きいって事は、今まではどう考えても過剰火力だったこの巨大な銃も、それなりの大きさと威力になるって事だ。つまり、ちゃんと狙わないと倒せない。……今までは、とりあえず胴体のどこかに当てれば吹き飛んでたからな。相手が。

 流石にちゃんと狙わないといけないって事だな。……とりあえず壁際を移動しながら「安全地帯」を探そう。「存在感知」の範囲が狭くなってるから、壁の中に部屋があるかが分からないかも知れないし。


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