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第1話 パンドラボックスと黒い翼の勇者

「パンドラボックス」


古代ギリシャ神話パンドラが持つ箱である。

神々が地上に住まう時代

同じく魔物も共存していた


パンドラボックスには

勇者が封印した魔物の王が

入っているという…


現在、その箱の所在は

明らかになっておらず

箱の中身を知るものは

法王と一部の神官だけである


いつの話か

代替わりした若き法王は

その中身を知った時に

気絶したというほど

その箱の危険性と重要性は

計り知れないものであった


愚かな者が

箱に触れることがないように

今は無き大陸に

1つだけ不気味に立つ神殿の奥に

鎮座しているのだ


大陸の東西南北には

それぞれ門があり

結界を張っている


気が遠くなる年月

それは確かに眠っていたのだ


あの日が来るまでは…



**********



時は遥か昔まで遡る


涙を流しながら

箱の前に立つのは

勇者である


その勇者は黒い髪、黒い目

そして黒い翼を持ち

頭上には金色に輝く角が1本


ペガサスが長い年月をかけ

人型に転生したものである


普通は銀色の髪に銀色の目

輝く白銀の翼を持つのだが


生まれつき黒い個体のこの者は

悪魔の子と忌み嫌われて

天界と魔界の間に追放されたのである


追放された赤子は生きようと必死だった

そんな赤子を拾った魔物がいた

北の門の門番ロタである


彼の母は、魔物の女王ルサファリカ

後に彼女が勇者の義母ははとなるのだった


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