妹を探そう!(その2)
「スキルポイントって、なに?」
「はっ!?」
私は、ミヤビのそんな発言に、素っ頓狂な声を上げるしかなかった。
それから数分後、何とか持ち直した私は、ミヤビにいくつか質問をした。
「まずミヤビ、お前に聞きたいことがいくつかある。」
「何?お兄ちゃん。」
ミヤビは、私のことを『お兄ちゃん』と呼んだり『アスカちゃん』と呼んだりしているが、まあ、そんなことはどうでもいいだろう。
「まずはここに来る前に、神様が言っていたことを覚えているか?」
「神様って、あの白い空間にいた幼女ちゃん?」
「ああ、そうだその幼女だ。」
「ん~~~~。何か大切なことを話してくれていたみたいだけど、正直言うと全く覚えていません。てへっ!」
「…ミヤビ。」
私は立ち上がって、ミヤビの左右の蟀谷に、中指の第2関節を充てる。そして万力のように左右から締め上げた。非力そうに見えても、異様に高いステータスのおかげで、結構きつめの拷問のようになっている。
「い、い、い、いたい!いたい!やめて!お、お兄ちゃん!」
「ミヤビ!お前は、脳みそを生前に置き忘れてきたのか!いったいこの頭の中には、何が詰まっているんだ?」
「ご、ごめんなさい…。お兄ちゃん。」
5分後、涙目になって謝ってくるミヤビ。
「…まあいい。その足りない脳みそに、しっかりと叩き込んでやる。
まずは、何よりも先に、自分のステータスを確認してみろ。『ステータス』を念じれば、目の前に半透明のウインドウが現れるはずだ。」
「……おおっ!!出たよ!お兄ちゃん!
…これがあたしのステータスなの!すこし感動だわ!」
「…そうか。
次に、そのステータスなんだが、他人に見せることができる。全開示することも部分開示することもだ。普段見せるときは、必要以外の情報は他人には見せるな。
今回は、いろいろと説明があるから全開示しろ。まずは『ステータスオープン』と言ってみろ。」
私とミヤビは、『ステータスオープン』と唱える。すると、次のような警告文が現れた。
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ステータスウインドウからのメッセージ
ステータスを他人にも見ることができるように表示します。
全ステータスを開示しますか?
(YES/NO)
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「ミヤビ、今回は”YES”を選択しろよ。」
「お兄ちゃん、これ、どうやって選択するの?」
「ああ、視線を”YES”のところに持っていくと、それに合わせてカーソルが動いていくだろう。」
「おおっ!!!確かになんか矢印みたいなものが動いているね!」
「その矢印を”YES”の位置に持って行ったら、パソコンのマウスでダブルクリックするように念じてみろ。」
「おおっ!!!」
どうも成功したみたいだな。ミヤビの胸の前には、黒い石板に白い文字でミヤビのステータスが表示されている。
「お兄ちゃんのステータスも見てみたいな!」
「私のは後で見せてあげる。とりあえずミヤビ、お前のステータスを少し弄るぞ。」
そう言いながら、ミヤビのステータスを改めて見る。
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【名前】ミヤビ=ヨシオカ
【種族】混血亜人種(エルフと人間とのハーフ)
【年齢】115歳【性別】女
【戦闘系職業】剣士(レベル5)【生活系職業】農民(レベル100)
【ギルドランク】《冒険者ギルド》《職人ギルド》《商人ギルド》
【称号】異世界転生者・農務の先駆者
【加護】世界神の加護・創造神の加護・転生神の加護・農耕神の加護
【基礎ステータス】
《体力》4000
《武力》100
《魔力》1000
《知力》500
《俊敏力》500
《忍耐力》1300
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しかし…なんだ…。
ミヤビが持っている生産系スキルには、
開拓LV10・開墾Lv10・耕作Lv10・収穫Lv10・作物保管術Lv10
植物育成Lv10・促成栽培LV10・肥料作成LV10
とある。これではまるで、農作業一筋ウン十年といった感じだ。
「ミヤビ。」
「なに?お兄ちゃん?」
「お前、いつから農作業をするようになったんだ?このスキル構成からすると、『野菜一筋ウン十年』といってもおかしくないぞ。」
「ん~~。そうだね。向こうにいたころは、農作業なんて一度もしたことなかったのに、…なんでだろうね。どうしてだろうね~~。」
「まあ、いい。とりあえずは、『基礎ステータス補完スキル』と『戦闘系スキル』、…あと『耐性スキル』をいくつかとろうか。『スキル操作』と唱えてみろ。」
「うん、わかった。『スキル操作』。うおおおお!!!!なにこれ?この膨大な中から選ぶの?」
「そうだ。その中から選ぶんだが。まずは私が上げたスキルを、LV1で全部取得してみろ。」
「うん、わかった!」
「じゃあ、まずは…」
こうして、ミヤビに一通りスキルを取得させていく。
余ったポイントで、必要になりそうなスキルレベルを限界まで上げていく。
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【名前】ミヤビ=ヨシオカ
【種族】混血亜人種(エルフと人間とのハーフ)
【年齢】115歳【性別】女
【戦闘系職業】剣士(レベル5)【生活系職業】農民(レベル100)
【ギルドランク】《冒険者ギルド》《職人ギルド》《商人ギルド》
【称号】異世界転生者・農務の先駆者
【加護】世界神の加護・創造神の加護・転生神の加護・農耕神の加護
【基礎ステータス】
《体力》7,100
《武力》1,000
《魔力》10,000
《知力》5,000
《俊敏力》5,000
《忍耐力》13,000
【所持スキル】
《スキルポイント》17P
《基礎ステータス補完スキル》
体力上昇Lv4・知力上昇Lv4・俊敏力上昇Lv4・忍耐力上昇Lv4
視力上昇Lv2・聴力上昇Lv2・筋力上昇Lv4・脚力上昇Lv4・腕力上昇Lv4
記憶力上昇Lv4・跳躍力上昇Lv4
体力回復力上昇Lv4・体力使用量減少Lv4・魔力回復力上昇Lv4・魔力使用量減少Lv4
幸運度上昇Lv2・獲得経験値上昇Lv4・パーティ編成Lv1
《生活系スキル》
ラグナレシア共通言語Lv10・異世界言語(第1,409,987世界地球内言語)Lv1・ラグナレシア種族言語(エルフ語)Lv10・空間把握Lv2・家事全般Lv7
算術Lv7・物理学Lv7・化学Lv7
歌唱Lv5・演奏Lv5・絵画Lv5
《戦闘系スキル》
剣術Lv6・槍術Lv3・棍術Lv3・弓術Lv3・斧術Lv2・杖術Lv2・盾術Lv2・投擲術Lv3
時空間魔法Lv1・重力魔法Lv1・精霊魔法Lv1・光魔法Lv1・闇魔法Lv1・風魔法Lv3・水魔法Lv3・火魔法Lv3・地魔法Lv10
《戦闘補助スキル》
気配感知Lv2・魔力感知Lv2・危険感知Lv2・気配隠匿Lv2・回避Lv4
脱げ足Lv2・忍び足Lv2・風景同化Lv2・疾走Lv4・悪路走破Lv3
《耐性スキル》
物理耐性Lv2・魔法耐性Lv2・苦痛耐性Lv2・爆裂耐性Lv2・即死耐性Lv2
精神耐性Lv2・恐怖耐性Lv2・罵倒耐性Lv2・隷属耐性Lv2
毒耐性Lv2・腐敗耐性Lv2・悪臭耐性Lv2・麻痺耐性Lv2・石化耐性Lv2
病気耐性Lv2
《生産系スキル》
開拓LV10・開墾Lv10・耕作Lv10・収穫Lv10・作物保管術Lv10
植物育成Lv10・促成栽培LV10・肥料作成LV10
《特殊スキル》
スキル操作Lv10・空間保管庫Lv10・愛獣属性Lv5・植物創造LV10
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まあ、とりあえずはこんなもんだろう。
あとは…そうだった。そうだった。
「ミヤビ、お前の空間保管庫の中を点検しておこうか。空間保管庫の中身は、他人には見せることはできないから、ここに全部出してごらん。やり方はステータスのときと同じだ。」
「うん解った。それじゃあ行くよ。『空間保管庫』放出!」
ミヤビが唱えると、目の前の地面にミヤビの持ち物が出てきた。ミヤビが持っていたのは次の通りだ。…なんか、私の中身よりも随分と少ないような。
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初心者教本1冊
初心者冒険者セット(ロックボアの革鎧セット・木製盾・今にも折れそうな鉄製片手剣・剥ぎ取り用ナイフ・サバイバルナイフ・投擲用ナイフ100本)
野営セット(携帯食料10食分・防寒用マント1枚・調理器具セット・木のコップ・木の食器セット・寝袋)
ラグナレシア共通通貨10,000レシア(金貨1枚)
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「なんか私に比べて、空間保管庫の中身がしょぼい…。お金も、1万レシアしか持っていないなんて、これでは、すぐになくなっちゃうよ。」
私の呟きを、目ざとく聞いていたらしいミヤビが質問してきた。
「あたしの空間保管庫の中身がしょぼいって聞こえたんだけど。お兄ちゃんのはどうだったの?」
「…そうだな。ステータスも含めて見せよう。絶句すること請け合いだぞ。」
そう言うと私は、ステータスと空間保管庫の中身をミヤビに公開した。空間保管庫の中身については、莫大な量があるため、『目録作成LV10』というスキルを使って目録を作って見せている。
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【名前】アスカ=ラングレイ=ヨシオカ
【種族】混血亜人種(ハイエルフと九尾狐とのハーフ)
【年齢】1010歳【性別】女
【戦闘系職業】魔導師(レベル200)【生活系職業】魔導鍛冶師(レベル133)
【ギルドランク】《冒険者ギルド》SS《職人ギルド》A《商人ギルド》C
【称号】異世界転生者・神々の寵姫・天使の癒し・風雲の魔導鍛冶師・旧ラングレイ帝国王女・殲滅幼姫・愛玩動物
【加護】世界神の加護・創造神の加護・転生神の加護・武術神の加護・魔法神の加護・鍛冶神の加護
【基礎ステータス】
《体力》13,300
《武力》120,000
《魔力》∞(表示不能)
《知力》1,20,000
《俊敏力》100,000
《忍耐力》30,000
【所持スキル】
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これを見たミヤビは一言こう言った。
「お兄ちゃん、ずるい!!」




