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勇者召喚に巻き込まれて異世界転生します  作者: ai-emu
【第7章】そうだ!!ダンジョンに行こう!!(腐れ縁との邂逅編)
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アスカと腐れ縁たち(その3)

「これでもまだわかりませんか?」

私の問いかけに、キョウスケは答えていく。

「君は、…いや、君達は『転生者』なのか?」

やっと正解の半分を言い当てたキョウスケであった。

「半分正解で、半分はまだ回答中ですね。その半分は、私…、いや、”私たち”が誰なのかということです。」

そういいながら私たちは、みんなに念話で、こう話し合った。


私がキョウスケに制裁を加えている横では、順番を待ちきれなかったみんなが、他の勇者メンバーをタコ殴りにしている光景が目に入った。何故かキャナルシア様までタコ殴りにされていた。

『キョウスケが、半分正解したよ。そっちの様子は?』

『ボクはアリサさんをボコっているんだけど、手ごたえないね~。これで本当にLv270あるの?

おっ!!反撃してきた!…でもなんかしょぼい攻撃だね。それじゃあこっちも行くよ~~。えいっ!!』

その瞬間、少し離れた場所から、水の柱が立ち上った。そして、柱の上のほうには、何やら黒い物体が空高く舞い上がっている。今マツリは、アリサを虐めているみたいだ。

アリサ、死んでいなきゃいいんだが…。そうだった。この空間内では、どんなことをされても死なないんだったな。


まあ、いいか。


何故かエリザも参加している。なんでいるんだ?と不思議に思い念話で確認してみると、こんな回答があった。

『わたくしは、今日参加していないアケミの代わりですね。アケミから代わりに殴っておいてと頼まれました。なので、参加しています。

キャナルシア様については、アスカさんが遊んでいる最中に皆で殴る事に決まりました。曰く、今回の現況を作った国家(はんにん)の王族だからだそうです。』

確かにそうだが。


また別の場所では、火柱が何本も立ち上がっていたり、轟音とともに、巨大な雷(いかずち)が地を焦がしている。そして、それらをすべて飲み込むように、巨大な津波が私の元にやってきた。

私は寸でで空に転移して難を逃れるが、地面に縫い付けられたキョウスケは津波に飲み込まれて、はるか先にある岩壁に激突していった。その津波の中には、ほかの勇者様たちも錐揉みされながら貰い手いるのが見て取れた。

「あそこまでいくのは嫌ですね~~。」

いつの間にか私のそばまで来ていたみんなに、私は、そんな言葉を呟きながら、手招きするようなしぐさをする。私の動作と連動するように、キョウスケたちがいるだろう岩壁に竜巻が発生し、私の目の前の地面まで、竜巻の橋が出来上がった。もちろん、私が作り出したものだ。

竜巻を解除するとそこには、襤褸布を身にまとい、目を回した気を失っている5人が地面に横たわっていた。そこに、誰かが作った氷水が、大量に浴びせらてていく。誰だ?とどめを刺したのは?周りを見渡せば、親指を上に突き立て、黒い笑みを見せるミヤビの姿が。


こうして数時間かけて、1人1人に殴られ、蹴られ、癒され、また殴られを繰り返すことのなった勇者様御一行。毒をもらうことはあったが、幸いにも人体切断までは至らなかったようだ。

そして。

殴られすぎて顔の形が変わってしまった男2人。外見はいたって普通だが、精神をズタズタにされた女性3人。私たちの目の前の地面に、直接正座をしている。

服装は、すでに襤褸布と化しており、所々破れてしまっている。というよりも、全員下着姿だ。最後の最後に、ナオミが襤褸布に火を放ち消し炭にしてしまったのだ。絶妙な火加減で下着だけは残ったが。

鎧は、制裁を始める前に、マツリの持つ魔眼ですべで脱がせてあります。マツリに睨まれた時の5人の顔と言ったら、血の気が引きだらだらと冷や汗を滝のように流していました。鎧に手をかけようとするたびに、マツリに睨まれる5人。その後も制裁中ずっと、マツリに睨まれ続けていた5人です。


満身創痍になって横一列に並んだ勇者様御一行は、そのまま地面に頭をこすりつけていきなり土下座をしてきた。

「俺たちのせいで殺してしまい、申し訳ありませんでした!!!」

そしてなぜか、謝ってきた。そんな姿を見て、なんだか興ざめしてしまった。

「まあいいわ。暴れて気が済んだからね。

この世界に転生してきたのは、死んでいった数に比べればほんの一握りだけど、恭介たち勇者、そして私たち転生者一同が、その人たちの分まで精いっぱい、ここで生きていかなくてはいけないね。

転生してきた人の中には、奴隷となってつらい人生を送っている人も中にはいるけれど、たいていは自業自得だから気にすることはないよ。」

そういいながら私は、マツリとカズハ・ミズホ・アカネの4人を見る。マツリは騙されて奴隷になってしまったし、カズハたち3人は、黒歴史に残ることをして奴隷になってしまった。

「キ・ョ・ウ・ス・ケ。さっきの続きを答えてください。

まずは、私、いや、”俺”は誰だ?」

一人称で”俺”と言ったのは、いつ以来だろうか?ずいぶんと|九尾狐とエルフのハーフ(このすがた)に慣れてしまった。今では、尻尾一本一本独立して動かすことも伸ばすことも可能だ。失くす事も可能だが、1度それをしたらミヤビから怒られた。男の戻る事も可能だが、カズハたちと同様、今更男の戻っても…と思っている今日この頃だ。

おっと、目の前のおバカさんに集中しないといけないな。

「…まさか、本当に飛鳥、『佳岡飛鳥』なのか?」

「…その名前で呼ばれるのは何年ぶりだろう。

…そうだ。

俺が『佳岡飛鳥』だ。恭介。久しぶりだな。ずいぶんと下のほうは元気だと、綾香から聞いているぞ。

俺も奈緒美と毎晩いちゃついているからな。今は俺は”受け入れるほう”で、奈緒美が”入れるほう”だが。

…まあ、そんなことはどうでもいい。

では、1人1人誰が誰なのか、当ててみようか。」

こうして、すでに正解を言い当てている女性陣(姫様含む)を除き、キョウスケとヒデヒサに正解を言い当ててもらう。


「お前たち4人の勇者召喚で殺されあと、神様の恩情?なのかな?…まあ、なんでもいいや。

とにかく、この世界に転生してきて、新たな人生を今歩んでいる。

お前たちには、殺された恨みはあるが、今の生活も結構気に入っているからな。

私たち8人は、この世界に来た過程はどうあれ、今の生活に満足しているから。今回の制裁(こと)は、通過儀礼だと思って諦めてください。

しかし…。

今のままでは、魔王には勝つことはできないわね。

どうするの?」

ほっとした顔つきになった5人は、地面に座ったまま私たちを見ます。そして。

「今のままでは、魔王に勝てない。

アスカ。俺たちを鍛えなおしてくれ。」

私は、盛大にため息をつきました。

「…まあ、そういうならいいでしょう。私の、いや、私たちの弟子にしましょう。

下着姿(そのまま)では空間を解除することもできないので、何か着てください。

この足でダンジョンに潜りましょう。」

こうして私たちは、キョウスケたちを鍛えなおすべく、師弟関係を結びました。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 勇者達は加害者じゃないのに登場人物が勇者達が加害者であるという認識になってるところ。
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