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勇者召喚に巻き込まれて異世界転生します  作者: ai-emu
【第6章】そうだ!!ダンジョンに行こう!!(準備編)
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バトルドレスを作ろう!!

「今日は、私たちのバトルドレスを決めようと思います。」

迷宮に出発する3日前、私のこんな発言で、たまたま集まっていた迷宮攻略組に皆が?マークを頭の上に盛大に出した。現在はお昼を少し超えたところ。まったりとした食後のティータイムをしている最中だ。ちなみに現在、ここにいるメンバーは、私ことアスカ、ミヤビ・マツリ・ナオミ・カズハ・ミズホ・アカネ。そして、なぜだかエリザベス様もいらっしゃっている。つまり、迷宮攻略のメンバー全員が揃っているわけだ。

「お兄ちゃん、いきなりなに?」

ミヤビが私の発言に、代表して訪ねてきた。

「私たちってほら、パーティで動くときって、皆ばらばらの服装でしょ。前衛であるミヤビなんかは、鎧すらつけていないしね。私なんかは、その時たまたま着ている服装のままだしね。マツリなんかは、タンクトップにホットパンツなんて時もあったよね。前衛でそれも役柄が防御職タンクなのにね。

他の冒険者たちから見れば、私たちって、明らかに馬鹿にしているような感じなんだよ。」

「…だって、鎧って重たくて動きにくいんだもの。私の立ち位置からすると、着なくてはいけないのは全身鎧でしょ。よくあんな重たいモノを着て動けるよね。それに、鎧なんか着なくても、自分を護るモノならばなんとでもなるし。」

マツリが、いいわけじみたことを言ってくる。


私たちのメンバーは、基本鎧なんて言う動きを阻害するようなものを着ない。それは私やマツリだけではなく、エリザベス様を除くすべてのメンバーに言えることだ。戦闘時において私たちは、体の周りに薄い魔力の膜を纏っている。

それは、普段の生活でも纏っており、こちらは、無意識下でもしっかりと発動させるための訓練を兼ねている。

なので、動きが制限されるようなモノについては、基本身に着けていない。また、それぞれの武器は、すべて各自が持っている空間保管庫ストレージの中から直接取り出すため、そもそも戦闘開始直前まで持っていない事すらある。

「さすがに、普段着のまま戦闘しているのはあれだと思うから、専用の衣装をそれぞれの役割に合わせて造ろうと思っている次第なの。」

「確かにね~~。それはいえるね。」

そんなこんなで、私たちの戦闘時の衣装を考えることになりました。

「それじゃあ、それぞれの役割を再確認しようか。」

こうして私たちは、役割にあった服装と武装を、実用性重視からネタ装備まで含めて、いろいろと意見が出されていく。


まずはカズハ。索敵とダンジョン内のギミック探索・解除の担当だ。斥候職シーフとしての能力はチーム1を誇っている。スキル構成も、斥候職シーフ系に特化している。また、ひとたび攻撃に回れば、今度は中衛として弓矢を中心とした飛び道具で戦闘をするスタイルだ。

このスタイルならばやっぱり忍者装束だろうと、全員の意見が一致した。

「カズハどうする?」

「どうするとは?何を?アスカ。」

「上着に色だよ。インナーは黒でいいとして、その上に鎖帷子でしょ。これについては代用品で、軽くて丈夫なものがあるから、鎖帷子の欠点である重さと音についてはクリアーできる。

そして、その上に上着を羽織るんだけど、この上着の色を何色にしようかと。黒一色で纏めるか、漫画やアニメのようにピンク色とかにするか。カズハはどうしたい?」

「どうせ忍者ななんてネタ職業にクラスチェンジするんだから、服装もネタに走ってもいいんじゃない?私が着るものだから、あまり変なモノは着たくないけれどね。」

「皆の意見は?」

「何なら、その場の状況に置いて色が変わるモノにしたら?普段の色はピンク色にしておいて!」

そんなことをミヤビが提案し、皆が賛成した。

「それじゃあ、こんな感じかな?」

私は、カズハに向けて魔法を使い忍者装束にしてみた。着せ替えするのにも、魔法は楽で便利だ。

ミヤビの要望通りにピンク色の神社装束にした。リイボンで結んだポニーテールにしているので、頭巾をかぶるの話にしてある。私は、カズハに装備の説明をしていく。

「装備の説明をするわよ。

まずは、左手の手甲部分には、カズハのメインウエポンである弓が格納してあるから取り出してみて。やり方は、念じるだけでいいわ。格納する時も同じように念じれば格納されるから。弓の大きさも、自由自在よ。」

私に言われた通りに、年時価カズハの左手には、真っ黒な弓が握られている。一通り弓を取り出したり大きくしたりして感触を確かめる。ある程度やらせた後、説明の続きをした行く。

「説明を続けるよ。

まずはその弓の材質から。本体は『黒曜鋼』と言う金属でできている。この金属は、軽く柔軟性に富み、持ち主の意思に反応していろいろな形状に変化をすることが出来る特殊金属なの。加工時に決められた形状しか変化することはないから、今回は、左手の手甲と、弓、あとは右手の手甲に記憶させた刀を使用する際の防御として小さめの盾に変化する、3つの形を記憶させてあるわ。刀のほうも、脇差サイズから調検査椅子まで変化させることが出来るから。

刀の確認は後でお願いね。

次に弓につがえている弦の説明だけど、材質は『術式付与蜘蛛エンチャントスパイダー』という突然変異の蜘蛛に糸を縒り合わせて作ってあるから。ちなみに鎖帷子の代用もこの蜘蛛の糸だからね。」

「お兄ちゃん、『術式付与蜘蛛エンチャントスパイダー』って、農園にいる蜘蛛の中の1匹?」

「そうだよ。農園にいる蜘蛛の中には、術式付与蜘蛛エンチャントスパイダーの他にも何種類か新種の蜘蛛が突然変異で生まれているからね。蜘蛛の素材についてはまだまだ解っていないことが多くて、こうして素材に加工できているのはごく一握りしかないの。

まあ、その話は横に置いておいて、『術式付与蜘蛛エンチャントスパイダーの糸』について説明するわね。この糸は、名前の通り魔術の術式を糸に組み込むことが可能なの。糸1本につき1つの術式だから、縒り合わせるとそれだけ多くに術式を組み込むことが可能なの。

今回、縒り合わせて造った弦に組み込んだ術式は次の通り。

1つ目は、伸縮性に富み丈夫と言う術式。弓の弦に使用するには、これがないと意味がなさないからね。

2つ目は、弓につがえた状態の物体を、瞬時に矢に変える術式。つまり、何かを右手に持って弓を構える動作をすれば、そのなにかは瞬時に矢に変わると言うこと。

3つ目は…」

こうして私は、カズハの武装の説明をしていく。


カズハの武装の説明が終わり、次にマツリの服装を考える。

「次は、戦闘時に全員の盾となり、戦場を支配するマツリの服装と武装だな。マツリについては、カズハみたいなネタ装備は必要ないだろう。どんな服装で戦うかをまず考えよう。」

こうして、全員の衣装と武装を考えていった結果、このように決定した。半分以上…、いや、8割がたはネタに走ってしまったと言える。

=前衛陣=

【マツリ】

《パーティ内の役割》防御タンク鈍器使いアタッカー

《メイン武器》水晶鋼製の大楯と戦棍メイス

《サブ武器》オリハルコン製のの多節棍と連接棍フレイル

《服装》戦闘時以外は、パーティ内の家事をすべて引き受けているため、正統派メイド服を着用。スカートの中には、様々な暗器が格納されている。白いエプロン自体が鋼をも通すことがない強靭な素材でできているため、鎧などは一切着用していない。

【ナオミ】

《パーティ内の役割》剣使いアタッカー

《メイン武器》水晶鋼製の長剣ロングソード

《サブ武器》様々な材質の長剣ロングソードを10振程度所有

《服装》白色の詰襟学生服に、黒曜鋼製の剣道の防具のようなモノ(剣道具における胴と小手のみ)を身に纏う。その上に黒色のマントを羽織っている。

【ミヤビ】

《パーティ内の役割》刀使いアタッカー

《メイン武器》水晶鋼製の日本刀

《サブ武器》様々な材質の日本刀を10振程度所有

《服装》ピンク色の和服に赤い袴、紫の帯。膝まである編み上げのブーツ。長い栗色の髪を大ぶりの赤いリボンでポニーテールに結っている。つまり、『サ〇ラ〇戦』の真〇寺さ〇らの服装そのもの。戦闘時は、瞬時に黒曜鋼製の剣道の防具のようなモノ(剣道具における胴と小手のみ)を身に纏う。

【アカネ】

《パーティ内の役割》鈍器使いアタッカー

《メイン武器》水晶鋼製の戦鎚ウォーハンマー戦斧バトルアックス

《サブ武器》水晶鋼製の巨大剣グレートソード

《服装》黒色のインナーに黒色の上着姿の忍者装束。腰あたりまである朱色の髪を、複雑な模様の刺繍が施されたリボンで結んだサイドツインテール。

=中衛陣=

【カズハ】

《パーティ内の役割》斥候職シーフ弓使いアタッカー

《メイン武器》黒曜鋼と術式付与蜘蛛エンチャントスパイダーの糸で作った弓

《サブ武器》黒曜鋼製の刀

《服装》黒色のインナーにピンクの上着姿の忍者装束。上着の色は、周囲の状況に応じて変化する。肩まで伸ばした銀色の髪を、複雑な模様の刺繍が施されたリボンで結んだポニーテール。髪の毛の中に、ミヤビから譲り受けた術式付与蜘蛛エンチャントスパイダーを1匹飼っている。

【ミズホ】

《パーティ内の役割》槍使いアタッカー

《メイン武器》水晶鋼製の千鳥十文字槍・長剣ロングソード

《サブ武器》水晶鋼製の戦斧バトルアックス・薙刀

《服装》術式付与蜘蛛エンチャントスパイダーの糸で縫製されたドレスアーマーに、黒曜鋼製の部分鎧を纏う。腰まで伸びた黒髪を編み上げながら後頭部の上のほうで纏め、金細工が生える大きな髪留めで結わえている。

=後衛陣=

【アスカ】

《パーティ内の役割》魔法職ソーサラー

《メイン武器》水晶鋼製鉄扇・巫女鈴(神楽舞かぐらまいを舞うときに巫女が手に持って鳴らす鈴)

《サブ武器》特殊処理された紙でできたカード(1枚1枚に様々な魔法が組み込まれている)

《服装》白色の着物に赤い袴姿の正統派巫女装束。狐と言ったら神社!神社と言ったら巫女!というコンセプト(ミヤビ談)。

【エリザベス】

《パーティ内の役割》魔法職ソーサラー

《メイン武器》仕込みレイピアを内蔵した水晶鋼製の長杖

《サブ武器》特殊処理された紙でできたカード(1枚1枚に様々な魔法が組み込まれている)

《服装》黒色のセーラーブレザーに膝丈の白色のプリーツスカート。白色の帽子付き。カード〇ャプターさ〇らに出てくる私立友〇小学校の制服そのもの。長い金髪は、そのまま背中に流している。


結局は、他の冒険者たちから見れば、ダンジョンに入る服装ではないと馬鹿にしている感じだ。服は最高級の素材で作られており、それだけでそこらの金属製防具よりもはるかに強力なのだが、気が付く者はいるのだろうか…。

まあ、いいか。

とりあえず戦闘時の服装バトルドレスも決まったことだし、早速ダンジョンに行きましょう。

その前に、エリザベス様には、最低限の魔力強化と防御を教えておかないといけないかな。

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