昇格試験ダンジョン（その１）
新居に引っ越してからすでに２か月が経った。
マツリもＦＦランクになり、いよいよギルド所有の昇格試験ダンジョンに潜る許可が出た。Ｅランクになるには、１０階層にいるボスを、１人で討伐する必要がある。
マツリが少し時間がかかったのは、私から受けている特訓のせいだ。残りのスキルポイントが少なく、また基礎ステータスが壊滅的に少ない今のマツリでは、ハイパーレベリングをするには少し危険が伴うため、仕方なしに訓練によるステータスアップをしているのだ。
ちなみにミヤビのランクは、現在ＣＣランクになっており、現在試験ダンジョンの４０階を目指し、日々の依頼をこなしながら頑張っている。
ちなみに、現在の私たち４人のステータスはこんな感じだ。
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【名前】アスカ＝ラングレイ＝ヨシオカ
【種族】混血亜人種（ハイエルフと九尾狐とのハーフ）
【年齢】１０１２歳【性別】女
【戦闘系職業】魔導師（∞（表示不能））生活系職業】魔導鍛冶師（∞（表示不能））
【奴隷契約】
《契約奴隷１》セバス（借金奴隷）《最低契約期間》購入金額が返済されるまで（０／３，０００，０００）
《契約奴隷２》レベッカ（借金奴隷）《最低契約期間》購入金額が返済されるまで（０／１，５５０，０００）
《契約奴隷３》トリマスタ（借金奴隷）《最低契約期間》購入金額が返済されるまで（０／１，２００，０００）
《契約奴隷４》ナターシャ（借金奴隷）《最低契約期間》購入金額が返済されるまで（０／１，０００，０００）
《契約奴隷５》アーシャネシア（借金奴隷）《最低契約期間》購入金額が返済されるまで（０／１，５５０，０００）
《契約奴隷６》マールエンタ（借金奴隷）《最低契約期間》購入金額が返済されるまで（０／１，２００，０００）
【ギルドランク】《冒険者ギルド》ＳＳ《職人ギルド》Ｓ《商人ギルド》Ｂ
【称号】異世界転生者～～新星の建築士・魔術王
【加護】世界神の加護～～精霊王の加護
【基礎ステータス】
《体力》∞（表示不能）
《武力》∞（表示不能）
《魔力》∞（表示不能）
《知力》∞（表示不能）
《俊敏力》∞（表示不能）
《忍耐力》∞（表示不能）
【所持スキル】
《スキルポイント》∞（表示不能）Ｐ
《基礎ステータス補完スキル》
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いよいよステータスがカオスになってきている。基礎ステータスとスキルポイントの表示が『∞（表示不能）』となってしまった。
称号欄に新たに『新星の建築士』と『魔術王』の２つが付け加わったのは、家を建てた後に趣味で請け負った新築・改築依頼と、魔導書作成スキルで作った魔術書を始めたお店で売った影響だろう。後は、無限にあるスキルポイントを使って、いろいろなスキルをLv10に上げたくらいだ。
後、…ミヤビに毎日モフモフされていた事で、愛獣属性耐性がLv10まで上がってしまった。
店番や家の管理をさせるために、６人奴隷を購入している。１人は、屋敷を管理する執事として。１人は、私専属の侍女として。２人は家の雑務を行うメイドとして。残りの２人は、交代で店番をしてもらう予定だ。はじめは、誰かを雇うことも考えていたが、奴隷のほうがいろいろと安心なので。
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【名前】ミヤビ＝ヨシオカ
【種族】混血亜人種（エルフと人間とのハーフ）
【年齢】１１７歳【性別】女
【戦闘系職業】魔導剣士（レベル２２０）【生活系職業】農民（レベル１００
【奴隷契約】
《契約奴隷１》アリアル（借金奴隷）《最低契約期間》購入金額が返済されるまで（０／９９０，０００）
《契約奴隷２》ナイシエンタ（借金奴隷）《最低契約期間》購入金額が返済されるまで（０／１，１００，０００）
《契約奴隷３》パスカル（借金奴隷）《最低契約期間》購入金額が返済されるまで（０／１，０００，０００）
【ギルドランク】《冒険者ギルド》ＣＣ《職人ギルド》《商人ギルド》
【称号】異世界転生者～～獣耳と尻尾をこよなく愛する者
【加護】世界神の加護・創造神の加護・転生神の加護・農耕神の加護・武術神の加護・魔法神の加護・鍛冶神の加護・妖精王の加護・精霊王の加護
【基礎ステータス】
《体力》５７，１００
《武力》９３，０００
《魔力》∞（表示不能）
《知力》１８５，０００
《俊敏力》１５５，０００
《忍耐力》５９３，０００
【所持スキル】
《スキルポイント》９９，２９０Ｐ
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ミヤビは、死霊操作・陰陽道・呪符等の戦闘補助スキルをLv10にしていた。いったい何処に向かうつもりなのだろうか？
ミヤビも、３人の獣人奴隷を購入している。１人目は、ウサギ耳と丸い尻尾をはやした女の子。２人目は、三角形のネコ耳と長い尻尾をはやした女の子。３人目は、長く垂れたイヌ耳と、モフモフの尻尾をはやした女の子だ。私を含めて、愛獣属性パーティを目指しているらしい。後５人くらいほしいみたいだが。
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【名前】ナオミ＝カワスミ
【種族】ハイエルフ族
【年齢】５２２歳【性別】男
【戦闘系職業】魔導剣士（レベル４４０）【生活系職業】吟遊詩人（レベル１００）
【奴隷契約】
《契約奴隷》アルスカル（借金奴隷）《最低契約期間》購入金額が返済されるまで（０／１，５００，０００）
【ギルドランク】《冒険者ギルド》Ｓ《職人ギルド》Ｂ《商人ギルド》Ｆ
【称号】異世界転生者・天使の歌声・天上の奏者
【加護】世界神の加護・創造神の加護・転生神の加護・武術神の加護・魔法神の加護・歌謡神の加護
【基礎ステータス】
《体力》∞（表示不能）
《武力》∞（表示不能）
《魔力》∞（表示不能）
《知力》∞（表示不能）
《俊敏力》∞（表示不能）
《忍耐力》∞（表示不能）
【所持スキル】
《スキルポイント》∞（表示不能）
《基礎ステータス補完スキル》
体力上昇Lv10～～パーティ編成Lv1
《生活系スキル》
ラグナレシア共通言語Lv10～～絵画Lv10
《戦闘系スキル》
武術の王者Lv10・魔導の王者Lv10
《戦闘補助スキル》
気配感知Lv10～～威圧Lv10
《耐性スキル》
物理耐性Lv10～～石化耐性Lv10
病気耐性Lv10
《生産系スキル》
楽譜作成Lv10・作詞Lv10・作曲Lv10・編曲Lv10・楽器制作Lv10
《商業系スキル》
詐欺Lv3・交渉Lv10・値切りLv7・弁明Lv4・相場Lv10・値切りLv10
無表情Lv10・社交辞令Lv10・目録作成LV10
《特殊スキル》
スキル操作Lv5・空間保管庫Lv10
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ナオミについてはあまり特筆する部分はない。基礎ステータスが、私と同様カオスになった。あと、専属侍女として、奴隷を１人購入した以外は、戦闘系スキルが、武術の王者・魔導の王者に統一されたくらいだ。この３か月間、ナオミは暇を見つけては討伐依頼を受けており、そのためギルドランクやスキルレベルなどが上がったのだ。
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【名前】マツリ＝ヨシオカ
【種族】混血亜人種（エルフと人間とのハーフ）
【年齢】１２２歳【性別】女
【戦闘系職業】盾戦士（レベル４５）【生活系職業】村人（レベル１０）
【奴隷契約】
《契約奴隷》ナンシー（借金奴隷）《最低契約期間》購入金額が返済されるまで（０／１，０００，０００）
【ギルドランク】《冒険者ギルド》ＦＦ《職人ギルド》《商人ギルド》
【称号】異世界転生者
【加護】世界神の加護・創造神の加護・転生神の加護
【基礎ステータス】
《体力》８，１００
《武力》６，０００
《魔力》１５０，０００
《知力》９，０００
《俊敏力》８，０００
《忍耐力》６，０００
【所持スキル】
《スキルポイント》１００Ｐ
《基礎ステータス補完スキル》
体力上昇Lv3・知力上昇Lv2・俊敏力上昇Lv3・忍耐力上昇Lv6
体力回復力上昇Lv1・体力使用量減少Lv1・魔力回復力上昇Lv1・魔力使用量減少Lv1
《生活系スキル》
ラグナレシア共通言語Lv10・異世界言語（第１，４０９，９８７世界地球内言語）Lv1・ラグナレシア種族言語（エルフ語）Lv10・空間把握Lv2・家事全般Lv10（炊事・洗濯・掃除）
算術Lv10・物理学Lv1・化学Lv1
《戦闘系スキル》
剣術Lv3・槍術Lv3・棍術Lv2・弓術Lv1・投擲術Lv1
小型盾術Lv1・中型盾術Lv2・大型盾術Lv3
風魔法Lv4・水魔法Lv4・火魔法Lv2・地魔法Lv2
時空間魔法Lv1・重力魔法Lv1
《戦闘補助スキル》
気配感知Lv4・魔力感知Lv2・危険感知Lv5・気配隠匿Lv1
脱げ足Lv2・忍び足Lv5・挑発Lv1・不意打ちLv1・蹴撃Lv1
疾走Lv1・跳躍Lv3・怪力Lv2・悪路走破Lv3・閃駆Lv1
《耐性スキル》
物理耐性Lv5・魔法耐性Lv2・苦痛耐性Lv7・精神耐性Lv10・恐怖耐性Lv10
罵倒耐性Lv10・隷属耐性Lv1・腐敗耐性Lv10・悪臭耐性Lv10・病気耐性Lv10
《生産系スキル》
職人の王者Lv10
《商業系スキル》
交渉Lv1・値切りLv1・帳簿作成Lv10・価格設定Lv10・目録作成LV10
《特殊スキル》
スキル操作Lv1・空間保管庫Lv1
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マツリは、ほとんどのスキルをポイント使わずに私の特訓のみで覚えレベルも上げた。一番の頑張り屋さんだ。頑張ったご褒美として、専属の侍女奴隷を１人つけてあげることにした。もちろん主人はマツリにしてある。
閑話休題
現在、私とマツリは、ギルド所有の昇格試験ダンジョンの入り口に来ている。私が一緒にいるのは、初心者が無茶な攻略をしない様にするための処置だ。攻略対象者が、指名した高ランク冒険者（Ａランク以上）が付くことになっている（指名された冒険者は、この依頼については報酬は出ない）。
「ではマツリ。ダンジョンに入る前に、もう１度装備品の確認をするぞ。」
「はい。お兄ちゃん。」
現在マツリが装備しているのは、私が使うことがなかった初心者冒険者セット（ロックボアの革鎧セット・木製盾・鉄製片手剣・剥ぎ取り用ナイフ・サバイバルナイフ・投擲用ナイフ１００本）をそのまま与えている。また、マツリの空間保管庫内には、１０日分の食料と各種調味料、固形食糧。野営セット（木のコップ・木の食器セット・調理器具セット・備長炭１００㎏・薪の束５０束・バーベキューセット・寝袋）と１０日分の着替え、清潔な布の束・医薬品、各種回復薬だ。
「では、ダンジョンを攻略していこう。」
「はい！」
私とマツリは、ダンジョンに突入していった。
