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1960年代の国際連合と拡張論の再燃

背景:冷戦の激化と地域紛争

• 朝鮮半島:1950年代の戦争後も緊張が続き、1960年代には「第二次朝鮮戦争」へ

• 中東:イスラエルとアラブ諸国の対立が深まり、第二次中東戦争が発生(1956 →

1967)。

• アフリカ:次々と独立国が誕生し、国連加盟国が急増。

• ラテンアメリカ:社会主義運動が拡大し、OSA内部で亜米利加国との摩擦が高まる。

こうした地域紛争が頻発する中、国際連合の調停機能が試され、P3体制への不満が強

まった。

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新興大国の台頭

• インド

• 1957年に完全独立し、人口・経済力・地政学的地位を背景に発言力を拡大。

• 大東亜協力機構内で日本と協調しつつ、非同盟諸国のリーダーとしても振る舞い、「第

四常任理事国」と事実上扱われる。

• サウジアラビア

• ATOの中心として産油国の利権を掌握。

• 1960年のOPEC結成と並行して、国連でも「石油大国の代表」として影響力を拡大。

• ブラジル

• 南米最大の経済規模を誇り、OSAの事実上の盟主に。

• 亜米利加国と緊密だが、国連では「南米を代表する常任理事国入り」を強く主張。

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拡張論の再燃

• 1962年:国連総会で「拡張決議案」提出

• 常任理事国をP3からP6へ拡大。

• 候補はインド・サウジアラビア・ブラジル。

• 日本の立場

• アジアの代表としてインドの昇格を強く支持。

• サウジ・ブラジルにも一定の理解を示す。

• 亜米利加国の立場

• ブラジルは支持。インドは半支持。サウジには慎重(石油価格支配を懸念)。

• フランスの立場

• 全面的に慎重。自国の影響力低下を恐れ、拡張論を引き延ばす。

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第二次朝鮮戦争と国連の試練

• 1960年代後半、朝鮮半島で「旧正月攻勢(テト攻勢に相当)」が発生。

• 国連は再び軍事介入を検討するが、インド・サウジ・ブラジルが強い発言力を行使し、

従来のP3単独主導を阻む。

• 結果、常任理事国は拡張されないまま、インド・サウジ・ブラジルが“準常任理事国”と

して扱われる慣行が生まれた。

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まとめ

1960年代の国連は:

• 名目上はP3(日本・亜米利加国・フランス)が常任理事国。

• 実際にはインド・サウジ・ブラジルが「準常任理事国」として強い発言力を持ち、P6に

近い体制が形成された。

• 朝鮮・中東・アフリカといった地域紛争で国連の調停能力が問われ、国連は「自由陣営

の最高司令部」というよりも「多極的協議の場」へと変質していった。

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