日本の宇宙開発(1950年代〜70年代)
1950年代:ロケット研究の始動
• 背景
• 1952年に核保有を果たした日本は、同時に「弾道ミサイル開発」と「科学ロケット研
究」を並行して推進。
• 戦後の科学復興のシンボルとして、宇宙開発が国家的プロジェクトに格上げされる。
• 1955年
• 東京大学(史実の糸川英夫に相当する人物)を中心に、ペンシルロケットの打ち上げに
成功。
• ただし純粋な科学実験ではなく、防衛研究所・海軍技術研究所と密接に連携。
• 1958年
• 日本、国際地球観測年に参加。高度観測ロケット「かぐら」打ち上げ。
• これは気象・電離層観測を目的としており、「宇宙は人類の生活に役立てる」という日
本独自の姿勢を確立する。
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1960年代前半:人工衛星と気象観測
• 1960年
• 日本、初の液体燃料ロケット「みかづき」試射成功。
• これは将来の人工衛星打ち上げに直結する技術。
• 1962年
• 初の人工衛星「おおぞら」打ち上げ(亜米利加国の支援ロケット利用)。
• 世界で5番目の人工衛星保有国となり、主目的は気象観測と通信試験。
• 1964年
• 大東亜協力機構各国に「気象データ配信サービス」を開始。
• 台風常襲地域のフィリピンやインドシナにとって極めて有用で、日本の影響力が「空」
からも拡大する。
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1960年代後半:探査機と偵察衛星
• 1966年
• 初の偵察衛星「みかづき1号」打ち上げ。
• ソ連の清支配・北朝鮮軍事化に対応するため、軍事衛星利用が本格化。
• 1967年
• 月探査計画「かぐや」スタート。
• ただし有人ではなく、無人探査機を重視し、月面の鉱物資源や地形データ収集を狙う。
• 1969年
• 金星探査機「はやて1号」打ち上げ成功。
• フライバイ観測により金星大気データを取得。
• 亜米利加国が「わくせい11号」で月面着陸を達成する同年、日本は「地味だが科学的成
果」を強調。
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1970年代:実用化と通信衛星網
• 1970年
• 静止通信衛星「つばさ」打ち上げ成功。
• 大東亜協力機構各国に衛星通信サービスを提供し、経済圏を情報面で一体化。
• 1973年
• 初の本格的気象衛星「おおぞら2号」運用開始。
• 太平洋全域の気象監視が可能になり、航空・海運・農業に革命的効果をもたらす。
• 1975年
• 火星探査機「はやて2号」フライバイ成功。
• 大気・表面組成データを取得。国際学会で高く評価される。
• 1978年
• 偵察衛星「みかづき3号」配備。
• 赤外線観測能力を持ち、ソ連・中華人民共和国の戦略核部隊監視を強化。
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特徴と意義
• 日本は「有人宇宙飛行」や「月面着陸」などの派手な国威発揚は避け、
代わりに 気象・通信・偵察・探査といった「実用性重視の宇宙開発」を推進。
• 大東亜協力機構の情報基盤を支えることで、軍事的にも経済的にも「宇宙からの支配
力」を確立。
• 1970年代後半には、科学探査+軍事監視の二本柱で、米ソに次ぐ「宇宙強国」と認めら
れるようになる。




