IF版ヴェルサイユ条約(1919)
講和会議の開催
• 1919年1月 パリ近郊ヴェルサイユ宮殿にて講和会議が開幕。
• 主導権を握ったのは、史実では英仏米でしたが、この世界では 日・亜米利加国・フラン
ス。
• ロシアは革命・内戦で弱体化していたため発言力は小さく、清は「戦勝国」として名を
連ねるのみ。
• 英独は敗戦国として厳しい条件を受け入れざるを得なかった。
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条約の主要条項
1. 領土問題
• ドイツ
• アルザス=ロレーヌをフランスへ返還。
• バルト・ポーランドの一部を放棄(独立諸国へ移管)。
• 植民地はすべて剥奪。
• オーストリア=ハンガリー帝国
• 完全に解体。オーストリア、ハンガリー、チェコスロバキア、ユーゴスラビアが独立。
• 英国
• 海軍力喪失に伴い、インド洋・太平洋の拠点の一部を割譲。
• 植民地の再配分が行われ、日本や亜米利加国が獲得。
• 日本
• ドイツ領南洋諸島(マリアナ・カロリン・マーシャル諸島)、山東半島青島を正式に領
有。
• 太平洋の覇権を確立。
• 亜米利加国
• 大西洋の制海権を背景に、旧英領カリブ海拠点・アフリカ沿岸の一部権益を獲得。
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2. 軍備制限
• ドイツ
• 陸軍10万人以下、徴兵制禁止。
• 空軍・潜水艦・戦車の保有禁止。
• 西部国境地帯は非武装化。
• 英国
• 海軍力の保有を大幅制限(戦艦・巡洋艦の建造禁止)。
• 海上輸送も連合国の監視下に置かれる。
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3. 賠償金
• ドイツ・英国とも巨額の賠償金 を課される。
• その一部は日本や亜米利加国が負担先となり、戦後復興を支援する形で経済的支配を強
める。
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4. 国際機構
• 戦争の再発防止を目的に、「国際連盟」的な機構 が設立される。
• 主導権は 日本と亜米利加国 にあり、フランスが補佐役。
• 英国は敗戦国として参加できず、ドイツも当初は排除。
• 清は形式的に参加するが実質的な発言力は小さい。
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戦後秩序の特徴
• 日米二大国時代の幕開け
• 日本:太平洋の覇者。
• 亜米利加国:大西洋の覇者。
• フランスは欧州の要石として辛うじて大国の座を保つ。
• ロシア(ソ連):国内再建に専念せざるを得ず、国際舞台から一時的に後退。
• 英国・ドイツ:敗戦国として衰退し、不満が蓄積。これが将来の新たな戦争の火種とな
る。
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結論
このIF版ヴェルサイユ条約は、史実同様「敗戦国への厳罰」と「戦勝国による秩序再編」
が特徴ですが、
最大の違いは 英国が敗戦国扱いとなり、戦後秩序から外される 点。
その結果、世界は 「日本と亜米利加国が二大覇権を握る時代」 に突入する。




