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私、恋をしている

作者: 星野☆明美

作業所で、二十代のIさんという指導員の人がいるのだけれど、最初の頃送迎で、恋バナをしていたら、「五十代はどうですか?」との問いに「無理」と即答されてしまった。

編み物用の毛糸などの買い出しにIさんと2人で出かけて、「それはダメです」と言われながらちいかわのお面を買ったり、お花を売ってあるところで、「きれいね!」と言ったりいい雰囲気だったけれど、事業所に戻ったら他の利用者の女性から「コイツら出来てるから」と言われて、その後2人で買い物に行くことはなくなった。

最近、テーブル越しにじいっと見つめられて、ドキドキした。照れ隠しに「セントエルモの火」と言ったら「なんですかそれ」と言われた。

送迎車に乗って、Iさんの方を見ていたら、またしてもじいっと見つめられた。目が合わせられなくて、「なんですか」と言った。

一体なぜ彼は私の目を見つめるのだろう?

年頃の女性が他にいなくて、こんなおばちゃんでもいいか、とか思ってるのかしら?

私から見たら、まだ幼さが残ってる子どもみたいなものなのに。

でも、若い頃の私が顔を出して恋愛したいと願っている。

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