ぼくとみじめなかのじょ
ぼくにはかわいい彼女がいる。
そしてぼくはドライブが好きだ。
お金がないぼくはゲームセンターのレースゲー厶で彼女とドライブした。
彼女はニコニコとしていた、ぼくはたのしかった。
ぼくにはかわいい彼女がいる。
彼女はごはんを食べるのが好きだ。
彼女においしいものを食べさせたいなあ。
そして不器用で料理ができないぼくはごはん屋さんの一番安いメニューを頼んだ。
彼女はニコニコとしていた、ぼくはたのしかった。
ぼくにはかわいい彼女がいる。
そして彼女のともだちに会うことになった。
彼女の友達はぼくを見るなり、気まずそうな顔をしていた。
彼女はニコニコしていた、ぼくはたのしかった。
ぼくにはかわいい彼女がいる。
そして彼女のご両親に会うことになった。
彼女のご両親はぼくを見て、黙り込んだ。
彼女はニコニコしていた、ぼくはたのしかった。
ぼくにはかわいい彼女がいる。
そして彼女は、ぼくを見て好きといった。
かわいい彼女にぼくも好きといった。
彼女はニコニコしていた、ぼくはたのしかった。
ぼくにはかわいい彼女がいる。
そして彼女はごめんねと謝った。
ぼくはいいよと言った。
彼女は泣いていた、彼女とはおさらばだ。ぼくはたのしかった。
ぼくにはもうかわいい彼女はいない、だけどみじめな彼女じゃなくなるあの子は幸せになる。
そうおもう、ぼくはそうおもう。