異世界の景色
おぉー
洞窟から出てまずこう思った
「いやみどり!」
そう、見えた景色は木、草以外なかった
「さぁ、後もう少しでつくぞ」
「わかりました」
今、気になるのはどんな村なのか
せめて現代風じゃなくても便利なものがあればいいが
「ついたぞ」
「ん? どこですか」
「は?
目の前にあるだろ」
「ここ…ですか…」
そう、この村はお世辞でも口を揃えて縄文時代レベルというだろう
俺、今日からここで住まなければいけないのか…
「おーい! お前ら!」
「あ? なんだよ」
「ん? 見てわからねえのか」
「今日からこいつが仲間になることになった」
「は? お前気でも狂ったのか? こいつどう見ても人間じゃねーか」
「ひっっ」
うぅやっぱ怖い
「おい! あんまびびらせるなって」
「はぁ? そもそもな、うちらは人間の村にいけないだろ
どうしてここにいるんだ?」
「それに関しては 洞窟に居たから拾ってきただけだが?」
「はぁー…お前な見つけてもそのまま外に出して帰らせればいいだろ。 それになお前も子供じゃないんだから知らない人について行くんじゃなくてちゃんと断るんだぞ」
「えっと…あの…」
「こいつ帰る場所がないらしい」
「はぁ!」
「えっと…気づいたら洞窟にいたというか」
「なるほど、捨てられたのか確かに子供っぽいな
お前もと住んでいた場所は覚えているか」
「いえ…なにも…」
やばいどんどん竜が増えていく…といっても両手で数えれるくらいか
「この騒動はなんだ!」
「あっ リーダー」
ん? こいつがリーダーかなんかずいぶん弱々しいな
「こら! そこの少年今悪口いったな!」
「ひぃ」
「あのじぃ…リーダー心が読めるんだよな」
竜…やっぱ怖い
「んで? この騒動はなんだ」
「この3番が人間を連れてきました」
ほう3番と呼ばれているのか
確かに名前がなくても区別できた方がいいもんな
「ほう 少年、名前は?」
「ア…アークです」
やっぱ言いづらいな
「なるはど…アークか まぁゆっくりしたまえ」
「でもリーダー、人間を住ませていいのですか」
「まぁ確かにそうだがいろいろ技術を知ることが出きるというメリットはある」
「確かにそうですけど」
「まぁそういうところでいいだろう 解散」
「わ…わかりました…」
なんか知らんが話は進んだらしい
「そうだそうだ お主は今日からここの家ですんでもらう
なにか不満は?」
「ないです わかりました」
ほう一軒家か
その点は良かった
これからどうしようかなぁ…