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女神と始めるJKライフ! ~卒業式で死んだら美少女にされました~  作者: 橋本 泪
第二章 青浜高校には女神がいます
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第十一話[1] とりあえず出席番号前後の人と仲良くなるけど、すぐ距離感分からない微妙な関係になる

「は? そんなもの両目をつぶってもできますよ。上、右、右、下、左……」


「すごい記憶力だねー。でもこれ視力検査だから片目は開けてほしいな」


入学から二日、今日は一日中身体測定と健康診断が行われる。


女子は先に身体検査。


体操着に着替えて指定の教室へ。


は?


女子更衣室での着替えシーン?


悪いな。


トイレで着替えたんだ。


なんか申し訳なくてな、一応。


べ、別にビビったわけじゃないよ?


いずれ女子更衣室使うし?


いずれね。


どうやら出席番号順で回るわけではなく、決められた時間の中で自由に決められた検査を終わらせる方式の様だ。


いきなりボッチいじめシステムである。


「右、下、上、左……」


「目は開けてねー」


友達を助けるという使命を課せられた俺だったが、今のところレビの面倒を見るので手一杯だ。


「上、上、左、下」


「えー、先生まだ指してないとこもわかっちゃうのー」


かわいそうなおば様先生。


レビの無茶苦茶の餌食になっている。


「ほら、そっちのかわいこちゃん! こっち空いたよ」


ハゲ散らかった中年職員が俺を呼ぶ。


きっもい。


これがセクハラか。


俺は身体測定の記入用紙を彼に渡し、蓮華みたいなやつで片目を隠す。


「右、左、上、左」


「はーい、逆の目―」


「上、上、下、右」


「はい、オッケー」


「ありがとうございました」


うーん、見えるっていいね!


「どうでした?」


「よく見えたよ。前世じゃ考えられない」


「私のおかげですね。感謝してください」


「はいはい、次はどこ行く」


残すは身長体重と聴力検査。


「身長にしましょうか。体育館で測定でしたよね」


俺たちは中庭を通って体育館へと向かう。


その道中、トントンと肩をたたかれた。


振り返ってみるとそこには4人の女子が。


うわぁ、怖いよぉ。


「よっ、お二人さん。次身長?」


ニコニコ笑顔で話しかけてきたのは、黒髪を後ろで一つむすびにした女の子。


えーっと、確か杉咲すぎさきさんだったかな。


目が大きく、肌は日に焼けていて元気っ娘という感じ。


まくった袖が実にエロい。


うん、いいね。


他の三人は柴田さん、たちばなさん、鶴井さんだったかな。


「そうだよ、皆も?」


おお、我ながらうまくしゃべれたんじゃないか?


前世ならどもるか尋常じゃないくらいでかい声が出るかして確実にひかれていた。


……いや、前世なら話しかけられてないわ。


「あー! 女神ちゃんじゃん! うぃー!」


彼女はレビに対してハイタッチを求める。


レビもすかさずハイタッチ。


さすがの対応力だな。


だが甘いぞレビ。


俺は見逃さなかった。


彼女がハイタッチを求めた直後、なんだこいつって顔をしたのを。


一瞬とはいえ、あれは女神がしていい顔じゃないだろ。


「もうグループできてんの? やるー!」


彼女たちを指さして、手首を上下させるレビ。


なんだこいつ度はお前も負けてないからな。


「グループていうか、席が近かった人から仲良くなった感じ!」


おお。


さりげないそんなに仲良くないアピール。


深読みしすぎか?


体育館に着き、上履きを脱ぐ。


杉咲さんは随分こっちに話しかけてくるが、ほかの三人はさっきまでのグループ内で喋っている。


これは即席のグループと見て間違いない。


今後はまた違うグループになっていることだろう。

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