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教えて!クセイル先生

クセイルは死を遂げなかった、否、加藤巧が十字架をクセイルの目の前でキャッチした。


クセイル「どういうことじゃ。」


巧「あっぶねー。キャッチできてなかったらお前死んでたな。・・・どうした?あー石を解かないとね。」


巧が指を鳴らすとクセイルを固めていた石は消えていった。クセイルは今、生きていたことの安心よりもなぜ殺さなかったのかと疑問を抱いていた。


クセイル「なぜじゃ・・なぜわしを殺さなかった?」


巧「言っただろ?お前を気に入ったって。最初っからお前のこと殺すつもりなんかなかったさ。異世界来てからのウォーミングアップ気分だったぞ。」


クセイル「な、なんと・・・」


巧は最初から殺す気はなかった。もう一度言うが巧には異世界に来たならばやりたいことがある。


巧「最初にも言ったけどよー、俺は異世界の中の問題児になって人助けしながら暴れてみてーんだ。俺は来る気なかったけど、こうして呼ばれた以上、夢はかなえたい。」


クセイル「わしはお主の頭が少しおかしいと思うんじゃが、まぁそのためにも仲間が必要じゃろ?」


クセイルは今ある力で立ち上がり、巧を見つめる。今はもうドラゴンのような威圧感たっぷりの目ではなく龍としての誇らしげな眼をしていた。


クセイル「お主に救われた・・・救われてはないのう・・・まぁ一回は死ぬ覚悟をした命、お主もココに来て浅いから御供、いやお主のコマとして仕えよう。」


クセイルは巧に跪く。巧は内心驚いていた。自分の仲間になってほしいとは思っていたが、部下となるとちょっとそれは・・・


クセイル「わしはここに何百年と生きてきたのじゃ。しかしお主みたいなヒューマン初めてじゃ。お主の右腕になりたいんじゃ。わしを使わしてくれ。」


巧「わかった、わかったから・・・まず何百年も生きてきたクセイルに質問だ・・ここはどこだ?」


クセイル「よくぞ言ってくれましたぞマイマスター。まずココは惑星『地球」の神話や諸説、歴史上にあるものすべてが描かれ創られた世界『オール』。七つの惑星と九つの恒星からできておるのじゃが、みなは単位として‘層,となずけておるのう。16層あるうちの権力が大きい順に小さい恒星から1層となり、最後の大きい惑星が16層となっておる。ちなみにここはじゃな。16層の大森林、タピオ・フォレスト。フィンランド神話に出てくる森の精、タピオが作った森じゃ。今は外出中じゃとエルフどもがわしを封印から解いてるときに言っていたわい」


クセイルは自慢げに胸を張って言う。


巧「ふーん。フィンランド神話の森林の精霊、タピオねぇ・・・・あっ先生!質問。その権力とはどういったものでしょう。」


半分課外授業となっている場の雰囲気、クセイルが先生となり巧が生徒となっている。しかも巧はしっかりと体育座りをしている。


クセイル「よく聞いてくれたぞい。わしらの世界の生き物たちはパーティーに属しておる。パーティーはそうじゃな・・・・動物だったら群れと言い、人だったらグループと言うじゃな。ちなみにわしは無所属じゃ。ここの世界ではパーティで権力を競い合い、パーティーの称号を手に入れるのじゃ。」


巧「ふーん。ということは俺たちはパーティを創らないといけないな、ココからも出たいし・・・・とりあえず近くの都市に行けないか?そこにギルドとかあるだろ?」


クセイル「ギルド?・・・あー、パーティーを管理する中枢機関のことじゃな?それなら大丈夫じゃ。パーティーは今からでも作れ・・・いやだめじゃ複数人を条件に3人必要なんじゃあと一人いれば作れるな。」


巧「具体的にどうやってやるんですか?」


クセイル「んぐぅ・・・・」


巧はクセイルに目をキラキラさせながらどんどん質問してくる。まるで真面目に質問するがそれを生かそうとはしない人のように。クセイルは仕方なく淡々と説明をする。


クセイル「そうじゃな・・・まずパーティーの印、パーティーの象徴となる勲章が必要となる。その勲章を地面に描き、勲章を囲いリーダーとなる人がこう言うんじゃ。

『I promise that I create a formal party.』

これでパーティ作成完了・・・・お主何を食っておるじゃわしが説明しているときに・・」


巧「はー、ふしほはあうのあえたうたはとっいんいてひはたら、ふんはふってはいへふっていふ

(あー後ろから角生えた豚が突進してきたからぶん殴って焼いて食ってる)」


巧はガブガブ食べながら言葉を発しているため、何を言っているのか分析不可能。もはや違う言語となっている。クセイルは少しあきれているようだ。


クセイル「・・・何言っているのかわからんのじゃが形からして、猪・・・いや胃の獅子じゃな。」


巧「胃の獅子?」


巧はクセイルが言った初めての動物に疑問を抱く。巧も正直、神話などから聞いたことがないようだが。


クセイル「その猪は肉食でな、獲物をとるときは胃からライオンのような牙を出して丸呑みするのじゃ。そして胃の中でゆっくり食事をする生き物なんじゃが、胃の獅子は狩る相手を間違えて、マスターをねらってしまったようじゃな。」


巧「ふーん。そんな奴らもいるのか・・・それよりプチ授業は終わったしそろそろ都市に行きたいのだが、どうやって出る?ひたすら歩くのか?」


巧の質問にクセイルは大丈夫じゃと答え、死者の書を取り出す。巧は何をやっているのかわかっていないが、クセイルは


クセイル「 A mortal boundary gate is opened more than now.」


と唱えるとたちまち巧たちの目の前に扉が現れる。クセイルは「行きますぞ。」とだけ告げその扉をあけ、その中に進む。巧も続けて入るとそこには煉瓦が主となる家が立ち並び、いろいろな所に勲章を掲げた旗が上がり、そこを行きかう、獣人やヒューマン、そして何より


巧「暑い・・・すごい暑い。ここどこだよ。後、さっきのは何だ?」


クセイル「扉は後で説明するが、ココは断熱の大都市ストッキーフロアじゃ。下のマグマが近くて、暑苦しいところで有名な所じゃ。」


皆さんにわかりやすく説明するとそうですね・・・・サウナみたいに暑い・・いや熱いけれど熱気(れっき)とした都市です。


巧「いやすごく思うんだけどさーこの小説、セリフ多いくせに表現少なすぎ」


グサッ


クセイル「しょうがないのじゃ。作者の国語力がなさすぎだからじゃ。」


グサッグサッ


巧「はぁ・・国語力ないのに小説書いているわけ?ばっかじゃないの」


・・・・ドサッ・・・・・・・ムクリ。パンパン

すみませんね。なんかうちのキャラクターが


巧・クセイル「お前だよ(じゃよ)残念なのは」


ドサリ・・・・・うぅ・・次・・・・ヒロ・イ・・・・ンが・登・・場し・・・ま・・す




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