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日々の生活のたわ言

ネオン

作者: ルネ

ネオン


妖しく光るネオンの

一つ一つは小さな光


いかにも日本人が好きそうな

ゴミゴミとした場所を抜ける


出口にいたのは懐かしい彼

彼は散歩だと笑った


適当に昔の事をなぞる

戻りたいねと笑う彼


何回か咳き込むその姿

風邪かい?最近寒いからねぇ。


そういう手前

彼から漂う香りを嗅いでしまった


僕達はもうあの頃には戻れないことを

こんな小さいことで

気付かされてしまう


寒いね。

4回目のその言葉を言った


僕も彼も足は逆を向いていた

次は4月だね。


気まずいのは嫌だから

そういったものの


彼もましてや自分さえ

それを願うとは分からない


駆け出した自転車

いつもの橋の色

川の色


寒波が僕を通り抜ける

3月はまだ寒い


今年の冬は長いんだな

ただそう思った


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