狂信的な正義
溢れているのは
止むことのない
目に見えぬ仮初め
考えれば考えるほど
形が曖昧になり
考えねば考えぬほど
頭はすっかり空っぽになり
見事狂信者の仲間入り
取るに足らぬ事よ
と投げ捨てれば
逃れることの出来ない社会に
置いてきぼり
どれが本物?
何が真実?
動かぬ事実はそこにあれど
我らは今日も翻弄され
道化となって愉快に踊り出す
今宵も多くの犠牲者が
小さな種を世界へばら撒く
あちこちで種は成長し
刈ることの出来ぬ木々へと
成長するであろう
気付くのはどちらが先か
はたまた雑踏に紛れて
快楽に浸るか
選ぶ権利は我らにある