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終章 帰るべき家へ Ⅱ

 


 一軒家が並ぶ町並みの中で、チャイムの音が響き渡る。

『市立基橋(もとはし)高校』のチャイムの音だ。

 授業の終了を告げるチャイムが鳴ったことで、無数の生徒が気だるげに、あるいは意気揚々とそれぞれの教室から出ていく。

 その中の一つに、ユウキの姿もあった。

「…………」

 しかし、その表情は他の生徒とはあまりにも違っていた。

 血の気が失せたような表情だ。

(な、なんで、この写真が――)

 震えているユウキの手には携帯電話が握られている。

 その画面は待ちうけ画面ではなく、とある写メを映し出していた。

 登校時に拓矢がユウキに見せたいと言っていた写メだ。

 それは、



 電柱に寄り掛かるようにして気絶している、血まみれのユウキの姿が撮られた写メだった。



(俺が気を失っている間に撮られたのか――)

 写メを見たユウキの気は動転している。

(拓矢がこの写メを……?)

 思考が働かない。

 そのユウキの頭に反して、身体は危機を強く訴えていた。



 正体を・・・知られた・・・・かもしれない・・・・・・、と。




ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

千秋です。



ようやくパートⅡが終わりました。

ここでは『時空扉』で世界を移動した悠生を中心に物語が進みました。

『ルーム』にいるタクヤが飛び出し、以前の知り合いのもとで騒動が起こっています。

さて、『覚醒者』に反感をもつグループを『賞金稼ぎ』という理由。これについては、今後もう少し深く明かしていきたいと思っています。

そして、『時空扉』で同じように世界を移動したユウキは新たな騒動に巻き込まれようとしています。

今後、悠生とユウキはどのように世界と関わっていくのかご期待くださいっ


次はパートⅢになりますが、

その前に、物語を一度とめたAnother Storyを再開します。



これからもみなさんに読んでいただけることを願って、



あなたは、どちらの世界が現実だと思いますか?









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