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デッド6章「命がけの救出」

翌朝。


雄真「う〜ん、起きるか。」


昨晩は色々あったが、何とかひと段落ついて。

みんな、休む事が出来た。


雄真「何か、いい匂いがするな?」


匂いに釣られて、キッチンに向かう。


そこには、朝ご飯の支度をしている女子達と先生がいた。


里奈「あ、起きたんだ雄真。」


雄真「お~、おはよう。」


萌香先輩「他の二人も、既に起きている。」


雄真「そうなのか。」


ルリカ「雄真先輩も、早くテーブルに座ってください。」


雄真「わかった。」


テーブルに移動する。


レイ「おはよう、やっと起きたか。」


雄真「まぁ~なぁ~。」


なおと「まだ、眠そうだな。」


雄真「それはそうだろう、ここに来るまでに色々あった

んだからよ。」


レイ「雄真の言う通り、急に起きたら学園がバイオハザードって

やつだっけそう言状態になっているんだからよ。」


なおと「そう言えば、あの時何で俺達は学園の寮で倒れていたんだ?」


雄真「確か、あれは俺達がいつものように校内でいじめが無いか

見回りしていたよな?」


レイ「そうだな、あの時は確か寮でいじめがあるから助けて欲しいと

お願いがあって俺達は急いで向かった。」


なおと「寮に、着いたがその時は何もなかった。」


雄真「それが、何かがおかしいと俺が言ったんだよな?」


レイ「そう言えば、そうだ雄真がそれを言った瞬間に

急に眠気に襲われて。」


なおと「気づいたら、俺達は寝ていた。」


雄真「何故、急に眠くなったんだ?」


レイ「考えられる事は、俺達が寮に着くまでに誰かが先に来て

部屋に催眠スプレーをまいていた。」


なおと「一体誰が、何の為にこんな事をしたんだ。」


雄真「理由は、簡単だ俺達がいては今回の騒動を起こせない

だから俺達をおびき寄せ眠っている間にこの事件を起こした。」


レイ「何て野郎だ、こんな事して何になるって言うんだ。」


雄真「まぁ、黒幕は検討がついてはいるが確信できる証拠が

なさすぎる。」


なおと「マジで、一体誰なんだ?」


里奈「お話の所、申し訳ないけどそろそろ朝ご飯に

してもいいかしら?」


雄真「里奈すまない、つい話し込んでしまった。」


里奈「雄真は、話し込むと長いんだから。」


雄真「悪かった。」


里奈「それより、食べよ。」


雄真「そうだな。」


里奈「みんな集まった?それではいただきます。」


全員「いただきます。」


それから、朝ご飯を食べこれからの事を話し合いを

していた時。


外から犬の声がした。


犬「ワンワンワンワン」


雄真「犬の声?」


里奈「何か、近くなかった?」


レイ「確かに、近い距離だったな?」



なおと「雄真ベランダから、外見てたけどやばい。」


雄真「何が、ヤバいんだ?」


なおと「いいから、双眼鏡で見て。」


雄真「わかった。」


なおとから、双眼鏡を受け取り覗いた。


そこには、とんでもない光景が映っていた。


雄真「なぁ!?これは酷すぎる何故こんな事出来るんだよ

同じ生き残りなのに・・・・。」


雄真の、目には有り得ない事が見えた。


そこに、映っていたのは。


大人の男性と小さな女の子の、親子がゾンビ共から

逃げて色んな家に助けを求めている所だった。


父親「頼む、開けてくれ助けて欲しい。」


住人「無理だ、外にはゾンビ共がいるそれに

お前達だって噛まれているかも知れないだろ?」


父親「わかった、俺の事はどうでもいいだが小さな

子がいるんだこの子だけでも入れてくれないか?」


住人「わかった、今開ける待ってくれ。」


父親「良かった、ユリこの家の人に助けてもらうんだ。」


ユリ「お父さんは?」


父親「大丈夫、お父さんも他の人に助けてもらうから。」


ユリ「嫌、ユリお父さんと一緒がいい。」


父親「わがまま言わない、後で迎えに来るから。」


ガチャリ、ドアが開く。


父親「ああ、助かります娘だけでも・・・・。」


グッサ。


父親「え?」


住人「すまない、本当にすまない。」


父親「何故?」


ドッサ。


バッタン。


ユリ「お父さん?」


父親「ユリ、お父さんもう無理だ一緒に居られない。」


ユリ「嫌だ、お父さん私を置いて行かないで。」


父親「ユリ、どこかに隠れなさい絶対に誰かが助けに来てくれるから。」


ユリ「お父さん、嫌だ一緒にいる。」


犬「ワン。」


父親「犬?頼む誰か助けを呼んでくれユリを守ってく・・・れ・・・。」


その頃、雄真達はと言うと。


雄真「なおと、ライフルで俺の援護を頼む。」


なおと「わかった、ベランダから援護する。」


レイ「助けに、行くのか?」


雄真「当たり前だ、あんな小さな女の子をこんな所で見捨てたり

するもんか。」


なおと「行くにしても、距離があり過ぎるどうやって行くんだ?」


雄真「バイクを、使う。」


レイ「バイクだと?本気か?」


なおと「ゾンビ共が、結構集まって来るよ?」


雄真「それが、狙いだ。」


里奈「そんなの、死にに行くのと同じよ?」


雄真「今の所、これしか方法がない。」


萌香「武器は、どうする?」


里奈「先輩!?行かせるんですか?」


萌香「当然の事をしている。」


里奈「でも・・・。」


萌香「里奈、お前の気持ちも分からんでもないだが言っても雄真が聞くと思うか?」


里奈「確かに、雄真は一度言ったら誰の言葉を聞きませんから。」



バイクに、エンジンをかける。


キュルルルルル。


ヴォンンン。


ヴォンンンヴォンンン。


雄真「バットに、念のためハンドガンを。」


里奈「はい、バットにハンドガン。」


雄真「サンキュー。」


里奈「気を付けて、絶対に生きて帰って来て。」


雄真「まかせろ、あの子を助けて戻る。」


レイ「雄真、準備はいいか?」


雄真「レイ、先輩後は頼んだ。」


萌香「ああ。」


レイ「まかせろ。」


雄真「行くぞ。」


ヴォンンン、ブロロロロロロ。


レイ「行って来い、雄真。」


勢いよく、飛び出す雄真。


萌香「急いで、閉めろ。」


レイ「よし、俺達も準備だ。」


里奈「わかった、急いで準備しましょう。」


レイ「なおと、雄真は後どれくらいで着きそうだ?」


なおと「今、雄真の近くのゾンビ共を排除している目的地まで

後5メートル。」


レイ「なおと、お前もタイミング見計らって降りて来いよ俺達は

乗り物に必要な物詰め込むから。」


なおと「了解。」


その頃、雄真。


雄真の心の声(そろそろ、あの子がいる所に着く。)


犬「ワンワンワンワン。」


雄真「犬の声、あそこか。」


雄真「にしても、ゾンビ共が多すぎるあれ行くかドリフト行くぜ。」


車体を少し倒し、一気に起こす。


キッキキッキズッザザザザ。


雄真「よし、上手くいった。」


後は、中に入るだけ。


その時。


ズル。


雄真「しまった、ゾンビ共から出た血油のせいで滑る。」


ドンガラガッシャン。


雄真「いっっっ。」


犬「ワン」


雄真「そうだ、入口を急いで閉めないと。」


バットを、握りしめて周りのゾンビ達を倒す。


雄真「オッリヤァァァァ。」


ドカッ、バキッ、グシャ。


雄真「よし、門を閉めてあの子は何処だ?」


犬「ワンワンワン。」


雄真「こっちか。」


急いで、犬の声がする方へ走る。


ダッタタタタ。


雄真「いた、あれか。」


ユリ「いや、来ないであっち行って。」


犬「グルルルルルル。」


雄真「この野郎、女の子から離れろ。」


バキッ、ドカッ。


雄真「大丈夫か?助けに来た。」


犬「ワンワン。」


ユリ「後ろ、危ない。」


女の子の声で、すぐに振り返り腰にあるハンドガンを取り出す。


パーン。


ドッサ。


雄真「ふー、危なかったありがとうな。」


ユリ「うんん、こっちらこそありがとうお兄ちゃん。」


雄真「君名は?」


ユリ「私ユリ、加山ユリ(かやま)」


雄真「ユリか、いい名前だ。」


ユリ「お兄ちゃんは?」


雄真「俺か、俺は赤石雄真。」


ユリ「雄真お兄ちゃん、お父さん動かなくなった。」


雄真「お父さんは、君を守って行ってしまったんだ

立派なお父さんだったよ悲しいけどバイバイしようか。」


ユリ「バイバイ、お父さんうっ・・・ううううわぁぁぁぁぁん。」


雄真「泣きたいけど今は静かにしようか. 周りにはゾンビがいるから。」


ユリ「お兄ちゃん、これからどうするの?」


雄真「どうするか、バイクはもう使えないしな。」


雄真は、どうするかを考えている。


その頃、レイたちは。


レイ「急げ、早くしないと雄真が死んでしまう。」


里奈「食料、準備オッケー。」


ルリカ「必要な、荷物もオッケー。」


レイ「武器も準備、オッケー。」


レイ「なおと、そろそろ行くぞ雄真は大丈夫そうか?」


なおと「ああ、やっぱりスゲーや雄真の奴。」


里奈「どうしたの、すごいって?」


なおと「小さな女の子を、おんぶして屋根から屋根に飛んでいやがる。」


里奈「え?噓でしょ、そんな事出来るわけ・・・・。」


レイ「里奈、雄真だぞ出来ない事をするのがあいつだ。」


里奈「何か、雄真人間じゃないみたい。」


なおと「今更かよ、あいつが人並み以上にヤバい身体能力を持っているって事を知ったの。」


萌香「そうだな、あの男は我々以上の身体能力を持っているだから彼が相応しいのだよ我々を導く存在のリーダーに。」


山城「みんな、話しはそろそろいいから行くわよ。」


レイ「ああ、行こう雄真と女の子を助けに。」


次回デッド7章「絶体絶命の危機」


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