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五里霧中

もう明には人の心はない、とわかった瞬間でもあった。

希望という希望が、完全に打ち砕かれた。


俺の家族が襲われないにしても、こんなにも速報ばかりでは気が狂ってしまう。


では、と対策を立てる事もほぼ不可能だ。せめて僅かな人としての心があれば、何とか人命救助の方法を考えられたのだが…まさに『五里霧中』だ。


こんな時に、何も出来ないのか───






いや、出来るかもしれない。


拙い案だが。茶番で終わる可能性が高いが。


それでも、何もやらないよりはマシだ。










「ふあぁ…ん?」


作戦に備え、1日ぐっすり寝た。と思ったら、携帯の着信音が鳴った。妹からだった。


「おにぃ!おにぃ!」


「どうした?叶!」


「ママとパパがいないの!」

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