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アレン勢力②

「貴方が学園長!? なッ、なにふざけたことを言ってるの!?」


響くフウカの声。

そしてそれに続く賛否両論の生徒たちの声。


「んー。アレンくん勢いだけでめちゃくちゃなことを言ってるよ。学園長なんて難しい仕事。できっこないよ」


「そ、そうよそうよ」


「アレンくんはアレンくんだからいいんだよ? 学園長とかになっちゃったら……その。魅力半減」


そんな声の数々。

それにしかし、アレンは声高らかに演説。


「俺が学園長になったらッ、授業は全部自習!! 実技も自由!! 自由な校風を目指します!!」


「あなたねッ、それ自分がやりたいことでしょ!? いいから撤回しなさい!! 貴方が学園長なんてわたしは絶対認めないからね!!」


「そッ、そうだよ!! 自習と自由だらけの学園じゃ学園じゃないよ!!」


「んーとね。レイラはアレンくんのイエスマン。だから賛成だよっ」


フウカ。ココネ。レイラ。

その三人は二体一で意見を表明。


それに続き、他の面々も意見を述べていく。


「アレンッ、よく考えろよ!! 学園長はおまえが思ってるほど楽じゃないぞ」


「はい。いくらアレンくんがなんでもできるとしても学園長はそんな単純なものではありません」


「まっ、テキトーにどうぞって感じ? ね、ソフィちゃん」


「う、うん」


アカネ。ヤナギ。サーシャ。ソフィ。

四人は二対二で意見を表明。


そしてその七人と同じように、全校生徒の意見も真っ二つに割れてしまう。


「学園長? それは流石に」


「で、でも。アレンならうまくやりそうだけどな」


「わたしもそう思う」


「えーっ。でもでも。アレンくんはあのままのほうがいいじゃない? そっちのほうがわたしたちも絡みやすいし」


その雰囲気。

それにアレンは思案する。


「学園長」


「うむ」


「そ、その。勢いだけで学園長になるって言っちゃいましたけど撤回は可能ですか?」


「アレンくんが決めてくれたまえ」


二分した生徒たち。

その光景に、アレンは迷う。


「俺のせいで学園がめちゃくちゃになるのは避けたいところ。うーん……やっぱりやめようかな?」


意見が応酬するホール内。

熱気が膨れ、ほうっておいたら言い合いに発展しそうな勢い。


それにアレンは心が痛む。


「こ、これはダメだ。争いはささいなことからはじまるって言うし。あの、学園長」


「うむ」


「やっぱり俺。学園長にはなりません」


「君がそう決めたなら」


「みんなッ、俺は学園長にはならない!! だから落ち着いてくれ!!」


宣言し、壇上から降りるアレン。

そのアレンに殺到する生徒たち。


特に女子たちに囲まれ、アレンは褒め称えられる。


「流石、アレンくん。学園長にならなくてもかっこいいから安心してね」


「決断が早いアレンくん。すてき」


「ふぅ。やっぱり女の子にチヤホヤされるのは最高だぜ」


もみくちゃにされ、いつもの雰囲気に戻るアレン。


そして、アレンはお詫びとばかりに力を行使。


改装(レベル1000)


煌びやかな光に包まれ最高級校舎に変換していく学園。

そして学園は世界一の絢爛豪華な学園になり、アレン勢力全ての学舎になったのであった。


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