館との出会い
今日も湖から離れたある建物から音がする。
「廃洋館」。
ただの噂話だがここにはある幽霊が住んでおり日々楽器の練習をしているらしい。当然幽霊であるのだから姿は見えない。しかし音が聞こえるということで、誰も立ち寄りたがらない。
ただの噂話、どうせ子供を驚かすだけだよってことで誰も本当に信じてない。
って言えたら良かったんだが…
「まったくふざけた話だよなぁ」
…。そんな噂が途絶えないっていうんだからおかしな話である。人の噂も75日?だったか?そんな慣用句もあるはずなのに訳が分からない。まぁ俺も調査の関係でここにきてるってことだから笑える話だ。
俺の名前は「神有 義武」。この地で働く一人の人間で公務員。今日はこの「廃洋館」に住民から噂の調査に来たってことだ。普段は職場の調査班(1人)の隊長として働いている。まぁその甲斐あってか「噂あるとこりに神有」などと不名誉な称号を与えられたもんだ。なんでもこいつの調査したことはほとんど、いや全てが思い通りに行くとかなんだとか。どっちにしろ俺が頑張れば周りが喜んでくれる、それでいい。
それで今回調査する「廃洋館」だが人がいないのに音が鳴るという噂が途絶えないことから近隣住民が解体を求めている。そんなら素直に解体すればいいじゃないか、って思ったが幽霊が生活に影響を与えたりしたら…なんて言って認めてくれない。幽霊が出るんだったら調査ももっと幽霊に強い人の方がいいのでは…まぁそんな意見も認めてくれない。この話が出た時から私の運命は決まっていたということである。
なーんて一人語りしていたら、現場に到着した。近くで見てみると大きな館である。
というわけで調査開始。
まずは問題の現象から。よーく耳を澄ましてみると…
♪〜♪〜
なるほど、確かに音はする。ただ中に誰かいるかもしれない。
それだったらすぐに解決していいだろう。
そんなことを思いつつドアノブに手を掛ける。ドアを開けると音が大きくなったかに思えた。
しかし、実際にはむしろ先ほどまでの音が止まり静かな、というより音の無い世界が訪れる。
中を見回してみても誰もいない。やはりただの噂か。
恐怖が安堵に変わって調査を再開しようとして一歩を踏み出した時その声は聞こえた。
「あなたは人間でしょうか?このような所に貴方のような者がどうしてこの廃洋館へ?」
姿は決して見えない。だが心は恐怖ではなく憂鬱に少し近づいた。
ご覧いただきありがとうございました!中身の無い話だったかもしれませんが…
さて今回の主役はプリズムリバー三姉妹。いよいよ次回から三姉妹が出てきますが本当に姿は現れるんでしょうか?1ヶ月以内に更新出来れば幸いですが…どうなんでしょうか?中の人が忙しいので早速ですが失踪するかもしれません。




