依頼
次の日、いつものようにクエスト受注掲示板へ行くと、もうみんな集合していた。
でもなんだかいつもと様子が違った。
「ホノカ、今日ちょっと違うクエスト行こうと思うんだ」
「え?ベヒーモスフルーツやめちゃうの?」
それは私にとって少しショックだった。ベヒーモスフルーツは森林奥地に生える木の実のことで、大きさは優に6メートルを超え超高カロリーかつ高タンパクで多量の糖質を含んでいる果物界の怪物と呼ばれる食材だ。料理してみるのが楽しみだったのだけど。
「ああ、ちょっと頼まれてだな」
そう言ってチラリと背後を見ると、見知らぬ男性が立っていた。ボロボロで薄汚れた灰色の衣服。落ち込んだ頬にやつれた目。とても不幸そうな顔立ちをした人だった。
「この人はロッド・ロイドさん。俺たちに直接依頼しに来た人なんだが...........」
「ああああ!お願い致します白髪の方!どうかどうか...」
突如、信じられないほど大きな声でロッドさんは話し出した。ものすごい速度で詰め寄られて息を吹きかけられる。
狂気、という言葉が似合う瞳の奥には強い何かが映り込んでる。
「私の娘が重い病気にかかっているんです!どうかどうか!」
「ホノカに近づかんといて!」
するとルリちゃんが彼の手首を掴んで引き剥がしてくれた。
ホッと一息ついて、肩をなで下ろす。いきなり顔を近づけられてかなり怖かった。
男は左手で右腕をさすりながら、未だせわしなく周りをキョロキョロとしたり身体を揺らしたり、とにかく落ち着きがない。
「ちょっと精神的にアレなんだけど......依頼内容は、エリア9の奥地にある洞窟に行って、そこにだけ生えてる薬草を取ってきてほしいってことらしい」
「エリア9......洞窟......もしかして法螺吹きの洞窟?」
「ああ、よく知ってるな」
「じゃあそこに生えてる薬草って......あのもしかして娘さんは黒死病ですか?」
そう聞いたら男は目をぐるぐると回しながら、
「わからない!だけど身体が真っ黒に染まって今にも死にそうなんだ!だから助けてくれ!」
男の声に周りの人が何事かと振り返る。
だが男はそんなこと御構い無しに、両手で顔を覆って涙を流しながら叫び続ける。
「なぁ頼む!急いでくれ!報酬はいくらでもはらうから!」
そうやって私の目に、涙でぐしゃぐしゃに歪んだ瞳で頼み込んでくる。でも私じゃ無い。いつも決めるのはルリちゃんとエンジくんだから、私は2人を交互に見る。
エンジくんもう了承してるみたいだった。ルリちゃんはちょっと不満気だったけど優しい性格には変わりは無い。
「......わかりました。私達に任せて下さい」
そう言うと男は、まるで一生分の笑顔を使い果たすかのような笑みを浮かべる。
「ありがとう!ありがとう!助かる!本当にありがとう!」
再び吐き掛けられる息。何週間も水も浴びず、うがいもしていないような、鼻を刺す刺激臭がした。でも、それとは別種のような匂いが、ほんのちょっとだけ混じってるような気がした。何か、獣臭さのような感じ。
再びルリちゃんが男を引き剥がすとその匂いは感じれなくなり、気のせいかなと思った。
「大丈夫かホノカ」
エンジくんが私と男の間に立ってくれた。男はルリちゃんの鋭い眼光に見下ろされながら、土下座して何度も何度も感謝を述べていた。
「......なぁ、何か気づいたこととかあるか?」
エンジくんが突然小さな声で聞いてきた。まるで誰にも聞かれたくないように目線は男を見たまま。
「う、ううん。特にない......」
そう言うとエンジくんは「そうか」と安心したように返事した。
それから私達は正式にクエスト受注の手続きを済ませて、しつこく感謝するロッドを振り払って、法螺吹きの洞窟へと向かう。
エンジくんの最後の質問。あれの私の返答は嘘だった。まず第一に黒死病は今現在殆ど根絶された病気と言っていい。ここ百十数年間発症した人はいなかったはず。その上黒死病は......本当の病の由来の意味と彼の言葉に相違点があった。
でも私は、エンジくんやルリちゃんのことに口出す勇気がなく、そのまま流れに従った。
法螺吹きの洞窟はエリア9奥地にある巨大な滝の近くに存在する天然の洞窟で、魔物の出現数、強さはともに低い。因みにニードルマウスの繁殖地でもある。
しかし難易度を高くしているのは洞窟そのものがとても複雑で長く、入りくねっているせい。
その上この地域は非常に地盤が脆く、落盤が絶えず起こっていて、常にその迷路が変わっている。そのため今までの地図が役に立たない。それが法螺吹きの名前の所以であるという説が有力だ。
また、時々風の影響で音が鳴るから、という俗説も存在する。
依頼を受けた私達は森に出て、エリア9へと向かう。実は元々の目的もこのエリアだ。ベヒーモスフルーツはこのエリア9でしか取ることはできない。
エリア9は実は羽休めのエリアと呼ばれるほど、魔物の数が少なく、尚且つ弱い。時折レッドオークなども見かけるそうだが、被害はほとんど無い。ベヒーモスフルーツなんかも、捕食しようとする大食漢がいないお陰で絶滅から逃れていると言える。
だからエリア8さえ抜ければ後は楽だった。
三人とも、特にエンジくんもルリちゃんも何も変わらなかった。普段通りにいつも接してくれる。でも、だからきっと、向けられる笑顔がどことなくぎこちないと感じるのも、昨日の話を聞いてしまったからなんだなと思うことができた。
「けど、黒死病なんていう病気の特効薬なら人工繁殖とか、あるいはここのルートを開拓しようとか思わなかったのか?」
今までろくな道もなく身体中枝だらけのエンジくんが不満気に言った。
「しょうがないよ。だって黒死病自体珍しい病気だし......それにこの洞窟にはそれ以外大したものも無いから......」
私は再び疑問を思い出した。
「どしたんホノカ?」
私の表情の変化に気づいたらしいルリちゃんが覗き込んでくる。
心を読まれそうなルリちゃんの目がちょっと怖かった。
「うん......あのね黒死病っていうのは......」
「おーい行くぞ!」
するとエンジくんの叫び声が聞こえた。その先は木が少なくなってきてて、森が開けてきてる。
「わかってるー!まあ後でええよ。今は先に進もう」
ルリちゃんは明るく言って、私はそれに頷いた。
少し、心にとげが残った。このままでいいのか、と。
そのあと目印である巨大な滝を見つけた。滝壺はなく、直接川になって流れている。以前は滝壺があったらしいが、落石で埋まってしまったそうだ。
その近くに洞窟の入り口を見つけた。
まるで地面にあいた穴だった。周りに木々は生えているが、洞窟内には草一本も生えてない。入り口に蔓性の植物が少し石の間から生えてる程度だ。その奥は明かりはなく、闇が支配してる。
......怖い......けど行かなくちゃ。
私達は落盤に注意しながらその中へと入っていった。
「やっぱ洞窟ってのは当たり前だけど真っ暗だよな。どうしようか」
入り口に入ってエンジくんは呟いた。
「うちに任せとき」
ルリちゃんは自信ありげに長い木の棒を取り出す。
「洞窟に入る前にとってきとってん。ほんでこれに」
ルリちゃんは両手で木の棒をつかみ目を瞑る。
「わが魔力を喰らいて焔を灯さん、ファイア・フィンガー」
そう言うと棒の先にボッと暖かい明かりが宿る。
洞窟が照らされ、一気に明るくなる。黒い湿気た岩肌。今にも崩れ落ちそうにしてる岩。奥は暗くてよく見えないけど、いくつかの道に別れてるようだ。
「ほら、これでええやろ。先に進もか」
松明を掲げながらルリちゃんは進んでいく。
「ルリって変なところで頼もしいよな......」
「うん......本当に」
そこから先はただひたすら歩いた。一応地図を持ってきてみたものの、やはり落盤が多くて道が塞がっていることがよくあり、殆ど役に立たない。ただ、幸いしたのは魔物が全く出なくて出会ったのはニードルマウスが数匹だけ、それも襲ってこなかった。
「いやー楽やなーここの洞窟は。ウチが前行った洞窟なんてな、コウモリだらけの虫だらけで」
何も起こらなくて数時間、飽きてくるかなと思ったけど、ルリちゃんが延々と話し続けてくれるので退屈しなかった。
「明かり灯したら虫が突っ込んでくるし、足場はコウモリの糞のせいでフカフカで歩きにくいし、アンモニアガスまで発生してるしでなぁ。死ぬかとおもたで」
ただ、結構グロい系統の話も多くて、
「ほんでなぁ、その奥地にはドラゴンの墓場って呼ばれる場所があって、もう本まに圧巻。10メートル級の奴の死骸がぎょうさんおんねん」
面白い話もあるんだけれど、
「しかも蛆虫だらけでな。どれが骨で肉かわからんくらい白いウネウネしたのがおってな。それにまとわりつかれた日には、しばらく白米食べれんかったで」
......食べ物に例えないで欲しい。
「......みんな止まって!」
急にルリちゃんが小さな、でも緊迫した声を発した。
「.........誰か来る」
その言葉に疑問を持った。
「誰?魔物じゃ無いのか」
エンジくんも同じように思ったらしく剣を抜いて構える。
「......わからんけど、少なくとも二足歩行の生き物。それも二人以上」
ルリちゃんは松明を持ってない方の手でナイフを握り締めた。
「......盗賊の類かもな。ルリ、攻撃できる距離まできたら照らしてくれ。俺が先手を打つ」
「オッケー」
「カズユキは他の敵がきたらルリとホノカを守ってくれ」
「......了解」
足音が私にもわかるくらい近づいてくる。
今回の私の役目は魔法による遠距離からの援護。洞窟の細長い地形だと横方向の動きが多い私の剣術では不利になってしまうから。
息を整え、いつでも詠唱できるようにする。まだ詠唱破棄ができないから、戦闘が始まればすぐにでも始める必要がある。
ルリちゃんが一歩前に出た。明かりが揺れて、人影が目に映る。
そしてエンジくんは、相手の姿を確認すると同時に切り掛かった。
金属同士がぶつかり合う音が響く。キンキンと耳に残る不快な音。
しかし何故かそれ以上の音が一切出ない。
......戦っていない?
ホノカは警戒しながら明かりのところへと向かう。そこには刀を下ろしたエンジくんと、ルリちゃん。そして向かい合う二人の男女。
「あらいやだ。揃いもそろって、あなた達何をしていらっしゃるの?」
その声は知っていた。コロシアムの控え室で出会った、
「......コトネ!あんた何してんのこんな所で!」
ルリちゃんが怒ったような口調で言った。
コトネさんは乳白色のローブを着てて、片手には杖を握っている。長く編み込まれた綺麗な髪に色んな飾りがついてて、とっても高級そうな格好だった。
「あら?わたくしが先に質問したのですが、まさか耳を持たない野蛮人でしたの?」
「こっちの質問の方が先!またウチらを」
「落ち着けルリ」
エンジくんがルリちゃんの前に立つ。
エンジくんはコトネさんよりも、もう一人の男の人を見つめていた。
「...久しぶりだなジン。Aランク昇格おめでとう」
彼はジン・カミタニ。私達の同期で、魔導師ギルドに入ってる、Aランクの人。
整った顔立ちに高い鼻と綺麗な顔。髪は茶色でサラサラ。身につけている魔法使い用の特別な衣服は紺色、夜色だ。
「ああ。お前もBランクになったらしいな」
それだけ言うと黙ってしまう。カズユキ君とは違う方向で無口な人だ。
「それで?お前らは何の用でここに来てるんだ。まさか観光に来たわけじゃ無いだろう?」
「あなたがたも同じ目的でなくて?黒死病の特効薬、翠花を取りに来たのでしょう」
コトネさんはあっさりと口にした。ジンくんが、どうしてバラすんだ、みたいな目で彼女を見つめている。
「それはもしかして、ロイドって男に頼まれたんじゃないだろうな?」
「いいえ?可愛らしい双子の子供に頼まれたのですよ。片方の子が寝たきり今にも黒く染まり始めそうで、もう可哀想で可哀想で」
そう言ってコトネさんはわざとらしい嘘泣きをする。
でも私は他の事の方が気になった。......なんだろう、違和感がすごくする。
「お喋りはいい。行くぞ」
そう言ったのはジンくんだった。それにコトネさんは「は〜い」と返事し付いていく。
「おいまてよ!目的が一緒なら......」
「協力しようなんていうんじゃ無いんだろうなまさか。冗談はよしてくれ」
そう言い放って二人は闇の中に消えていく。見えているのかな、と思ったけど二人とも魔術は得意だから多分目に強化魔法をかけているんだろうと思う。
「何なんあいつら。感じ悪」
「......気にしないで行こうか」
カズユキくんがそう言った。
エンジくんも少し残念そうにしていたけど「そうだな」と言って歩き出した。
かなり洞窟の奥地に入ってきた。気温はどんどん下がり、息が白くなっていく。時折天井から冷たい水滴が落ちてきてびっくりさせる。
「ジンとコトネ?あいつらは相変わらずだよ」
気になったので尋ねてみる。二人はどうしていたのか、という事を。
「あの後......俺らがバラバラになった後、あいつらはメキメキ頭角を現して......。
それでコトネはBランク。ジンの方は先日Aランクになってな。俺なんかよりずっと強いさ。新聞とかにも出てただろ?期待のダークホース現るって」
「う......うん。そっか」
正直、わからなかった。新聞はあまり読まないから。
「今は2人一組みたいだが、今度どこかの優秀な戦士か剣士を入れるらしい。しかも次期ギルド長候補ぐらいの逸材をな」
そう言うエンジくんは少し悔しそうだった。私もその悔しい気持ちがわかる気がする。みんなに取り残されてるような気がして劣等感に押しつぶされそうな気持ち。
みんなが期待してくれても結果が出せない自分が情けなかった。
「大丈夫。エンジくんなら直ぐに追いつけるから。頑張って」
元気づけるように言った。そしたらエンジくんは数秒私を見つめてすぐに目を逸らし、
「あ......ありがと」
......生意気だったかな。まだDランクの私が言ってもおこがましいだけだったかも。
「お似合いやでお二人さん」
するとルリちゃんが微笑みながらこっちを見てる。なんかちょっとムカッとくる顔だ。
「おい、何言って......」
「あ、もうゴールみたいやで。案外早いもんやったなぁ」
そう言ってルリちゃんは松明で奥を照らす。そこは周りの黒い岩とは違う、少し白い岩肌をしていた。
「7時間......歩いたんだよ」
カズユキくんが大きく息を吐きながらルリちゃんについていく。
私とエンジくんは少しだけ顔を見合わせて、でもすぐにエンジくんは顔をそらして、やっぱり怒ってるのかなぁって思いながらルリちゃんの後についていった。
そこはとても広い空間だった。ルリちゃんが松明を掲げるけど端までとても見えそうも無い。音もとても長く響き続けているからその広さが感じられる。
「ホノカ、ここであってる?」
「うん。洞窟最奥地の広い空間にあるらしいから」
「オッケー。じゃあちょっと強めの魔法するで」
そう言ってルリちゃんはもう2本、木の棒を取り出す。
そしてそれを空中に放り投げて、
「我が魔力を喰らいて煌々と照らす焔を成さん。ファイア・モールド」
その瞬間、宙を舞う二つの棒が勢いよく光り輝いた。そしてそれは落ちることなく煌々と光っている。
その光のお陰で、この空間全体が照らされた。
「ドヤァ。結構この魔法辛いんやで?もう魔力すっからかんやわ」
少し強い声で言っているがその声には疲れが滲み出てる。
「お疲れ様。後は俺達で探すからお前は休んどいた方がいい」
エンジくんが水筒を差し出して休憩するよう促す。
ルリちゃんは「ええて、これぐらい」と言ったけど、
「お願い休んで。ルリちゃん顔真っ青だよ。後は私たちだけでなんとかなるから」
そう言ってもまだ納得してない顔をしていたけど、カズユキくんにじっと睨まれたら、「ハイハイ。わかったて」と言って壁にもたれて座り込んだ。
ここはとにかく広い空間だった。天井もとてつもなく上にある。たださっきまでと違い白い岩肌で、かなり硬質だ。
この不思議な空間は学者の間で、人為的に作られたのではないかと言われている。
「ホノカ。それで翠花ってどこに生えてんだ?見たところ草一本生えてねーんだが」
確かに一見して何も生えていない。ただ硬く白い岩肌が露出してるだけの空間。
「うーんとね、翠花は......あ、こっち」
目当てのものを見つけ小走りに駆け出す。
そこには水たまり、というには大きくて深過ぎる水があった。地底湖だ。慎重に見ないとわからないほどに透明で岩肌の色と殆ど同じに見える。
「あった。あれが翠花」
すぐに見つかった。何より水の透明度が凄かった。
翠花は水の小さな流れに乗ってゆらゆらと揺れながら、細く赤い枝を奇妙に伸ばしていた。
「なんか思ってたのと違うな。薬草なんてあんなもんなのか?第一緑じゃねえぞ」
エンジくんが腕まくりしている。エンジくんの腕の長さならギリギリ届く範囲に生えていた。
「ううん。翠花は植物じゃなくて動物なの。ヒドラ虫っていう小さな小さな生物が集まってできていて、水中のほんの僅かな有機物を摂取して生きてるの。だから暗闇の中で生きていける。光合成してないから」
「へぇ」
エンジくんは聞いてるのか聞いてないのかわからない返事をする。そしてうつ伏せになって水の中に手を突っ込んで、
「なんかこれウネウネしてるぞ?毒とかないよな」
「大丈夫。毒は無いし刺したりもしないよ。天敵がいないからそんなのも退化しちゃってるんだと思う」
「へぇ。まあいいけど取り敢えずこれでいいのか?」
エンジくんが捕まえた翠花を水から上げると途端に萎れて小さくなってしまう。
「うん。量もそんなに必要ないからこれで十分だよ」
「そっか。案外楽な依頼だったな。それじゃあ早く戻ってあのおっさんに渡しに行こう」
「うん。あ、エンジくんほっぺのとこ」
彼の頬にさっき寝転んだせいか泥が付いていた。手を伸ばしてそれを払う。
「あ......う、ありがとう......」
するとまたエンジくんは顔を背ける。なんでだろう。
......昨夜のことに関係あるのかな。そうだとしたら、隠し事はしないで欲しい。私だけ知らないでみんなが勝手にどこかへ行ってしまいそうな気がするから。
「さ!もう帰るぞ。この灯りだっていつまでもつかわから.........」
その声はかき消された。狭い空間に、空気の振動が直接心臓に伝わるくらいの轟音が響き渡った。