今すぐ、会いたい
誰もいない海の浜辺で 一人私は座り込んだ
静かな音を奏でる波 オレンジ色のきれいな夕日
右手には一文字のアルファベットを象った 緑色のキーホルダー
ずっとずっと泣きながら 握りしめていた
「君は今、どこにいるの?今すぐ、君に会いたいよ」
何度も同じ言葉 繰り返す
だけど私のこの声は 波の音にかき消され
君には当然 届かないだろう
緑色のキーホルダーには たくさんの思いがあるんだ
その一つは私と君の 一番好きな色だから
右手の中のキーホルダー いつも持ち歩いていたお守りみたいなもの
ずっとずっと泣きながら 眺め続けてた
「君は今、どこにいるの?今すぐ、笑顔が見たいよ」
もう何度目なのかな? この言葉
だけど私のこの思い 何度繰り返そうと
君には当然 届かないだろう
周りの人は「もうあきらめろ」と言うけれど
私はいつまでも 待っているから
信じているから
「お願い…!」
「君と一緒にいたいの 今すぐ、戻ってきてよ」
何度もこの言葉を 繰り返す
いつか私のこの声も 私のこの思いも
どうか君に 届いてほしい