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Crafter  作者: 絶英
9/14

天国世界 1. 突入

申し訳ないです。

予約掲載の時間を間違えていたので

修正しました。

そのため少し時間が過ぎています。


 ――新地開拓から2週間。開拓はかなり進んでいる。住民区はないものの田畑はかなり広大なものを作っている。また各自の家と前のギルドホームとは比べものにならないぐらい大きくまるで天守閣を思わせるような風貌のギルドホーム、それを取り囲むように作られている背の低い城壁。かなりの進みようである。

 また、ワールド内にいるプレイヤーでもデスゲーム脱出への進展があった。天国世界・地獄世界への進出である。地獄世界では10人程で遠征を行ったようだが多数の死者をだして防御能力、攻撃能力ともに不足しているということになった。一方天国世界ではかなりのプレイヤーが各自作ったゲートで進出。サファイア装備(それと能力が同等の装備)または、それより能力が上の装備ならば十分戦うことが出来るということが分かった。

「ということで……。材料もあるし、天国世界に行ってみようと思います」

 突如、俺はそう呟いた。前々から決めていたことだが、やはりこれをしないと脱出には至らない。避けることのできない道なのである。

「防具は全員サファイア、ルビー装備あたりに揃えて、武器だけはダイヤモンドで揃えてくれ」

 掲示板を見ていると、サファイア武器では火力不足が否めないということなので、ここだけは奮発してサファイアの上位互換であるダイヤモンドで作ることにしたのだ。

「装備が整ったら、ギルドホーム地下の広場に集まってくれ」

 広場とは、もともと倉庫を作ろうとしていたところである。が、WanKAがもっと良い倉庫を作ってくれたため廃止となり広場として残っているのだ。ここを有効活用するのである。

 俺は既に装備を整えてきている。ポーションも、自治領に行って買ってきている。30個もあれば十分だろう。

俺は、みんなと別れた後、ギルドホーム地下の広場に向かった。

「確か配置は――――」

 ウィンドウで攻略掲示板を確認しながら天国世界ゲートブロックを置いていく。ゲートはどれもそうだが、ゲートブロックを地面に置いていくようになる。それが完成すると天国世界ゲートに水を流し込む。そこにダイヤモンドを落とす。

「おぉ……!」

 ダイヤモンドを入れた瞬間水の色が一瞬にして紫色になる。ゲートからは紫色のオーラが発せられている。何とも神秘的な光景である。

「できたんですね」

 突然後方から声が聞こえたのでビクッと後ろを振り向く。声の主はココロだった。準備が終わったようだ。それから続々とWanKA、Shiro、BeBeが集まってくる。

「あぁ、いよいとだな……」

 もしかしたら死ぬかもしれないのに、俺はなぜか微笑んでいた。このゲームを楽しんでいるのかもしれない。そんなことを考える自分が怖かった。

「準備はいいな。じゃぁ入ろう。入ったら俺とシロが防衛するから3人で仮拠点を作ってくれ」

 俺はそう言い、恐る恐るゲートに飛び込んだ。


 目を開けると、そこには青い空が広がっていた。木は所々に生え普通の世界と変わらない風景であった。それに気づくまでは……。

「あれ見てください!」

 後から入ってきたココロに言われ、そちらの方を向く。

 そこにあったのは、浮島・・だったのだ。

「普通の世界でこんなの見たことあるか?」

 俺は問う。「ないです」とココロは答える。しかも浮島は一つだけではない。大小様々な浮島がそこにはあった。そして俺は浮島群の中でも一際でかい浮島に目を凝らす。

「あれは……神殿……?」

 浮島の上には豪華な建物が建っていた。例えるならパルテノン神殿を復元したような物である。色合いや細かい部分は違うが見た目はそんな感じだ。白色で美しく輝き光っている。キラキラと所々強く光っているのは鉱石だろう。壁には鉱石が埋め込まれてあるのだ。

「とりあえず、拠点を建てよう。それからだな」

 拠点造りを始める。

 全体的な形は「豆腐」である。ただの真四角というやつだ。足場を作り、ブロックで豆腐型の建物を建てていく。建物の中に松明を付ける。終了。いたって簡単である。

 また、チェストは1つだけ作る。チェストは国家用チェストと個人用チェストがありどちらもロックがかけれたりする。今回作ったのは国家用チェストである。

 15分ぐらいで拠点が完成すると最小限の物を持ち神殿に向かった。

「というかモンスターいないんだね」

 ボソッとShiroが言う。確かにそうだ。モンスターがいないのだ。異様な静けさを放っている。

 少しずつ、神殿のある浮島が見えてくる。

「何、あれ?」

 Shiroは浮島の方を指さす。俺は目を凝らしてそれを見る。そこには、浮島の周りを飛んでいる何かを発見したのだ。しかも数は5匹1グループが何グループもだ。

「敵か……」

 5匹か。だいぶきついな。とりあえず戦わないと先には進めない。

「よし戦うぞ」

 俺はさらに道を進める。

 実は陣形も決めてあるのだ。俺とココロは近接で戦う。WanKAは囮だ。ShiroとBeBeは遠距離で戦う。WanKAは体力が尽きないよう大量のポーションを持っている。

 準備は万端だ。俺たちはさらに道を進めた。


少し短いです。

申し訳ないです。

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