一年
どうも。
袖が長くて手が出せていない少女が好きです。狂風師です。
いきなりですが、この小説はストックが少ないため、完結までに時間がかかります。
「それでもいい。むしろそれが良い」と自信を持って言える方だけお読みください。
数週間後、私たちは血塗られた。
私は高校二年生。
緑豊かな高校の中庭に、私たちはいた。
友人と一緒に昼ごはんの時間。
この友人とは高校に入ってから知り合った。
物静かで落ち着いた性格の彼女は、いつも一人でいた。
私も同じクラスで、いつもその様子を見ていた。
話しかけたのは五月になってから。私からだ。
教室の隅の方の席だった彼女のところへ、机を運んで話しかけた。
俯いていた彼女は、その綺麗な黒髪を上げて、私を見た。
この時の、まだ何も汚れていない目は、とても美しかった。
それからというもの、毎日毎日、彼女と食べた。
彼女と昼ご飯を食べるためだけに学校に来ていた。そう言ってもいい。
体育でも、その他の活動でも、グループになるようなものは、すべて私がなってあげた。
小さな、恥ずかしがった声でお礼を言われると、嬉しくて仕方がなかった。
私より少し背が低いため、その恥ずかしさを隠すために俯くのも、とても可愛かった。
そうして、私の一学期は終わっていった。
夏休みに入っても、彼女の事が忘れられなかった。
携帯電話で、一日に三時間以上話すこともあった。
彼女の事が好きすぎて、眠れないこともあった。
その度、夜中に家を飛び出して、彼女の家に行くこともあった。
でも、決して中に入ることはなかった。
彼女がいる部屋を覗くだけだった。
夏の気温よりも暑い、私の夏は過ぎ去った。
しかし、彼女の事を忘れたわけではない。
夏の次は、長い秋がやってきた。魔法の秋。
その言葉がよく似合った。
夏休みに会えなかった分だけ、私は渇いていた。
彼岸を過ぎても、私の熱は冷めなかった。
自分の熱を我慢しつつ、一年が終わった。
残りストック、ルーズリーフ1枚(600文字ほど)




