緊急依頼
翌朝
昨日のダンジョンの件をギルドの出張所に報告に来た俺達は、人集りに足を止めた。
どうやらギルドの出張所にある掲示板の前で、国軍の兵士が演説か何かをしているらしい。
「諸君らはトラモント王国民として、名誉ある行動をするべきである。 であるからして……」
大義名分を語ってばかりではっきり内容を言わない彼の演説を聞くのは諦め、近くにいた冒険者の肩を叩く。
「おはようさん、何事?」
冒険者の男は俺のマスクを見てギョッとするが、すぐに挨拶を返してくれた。
「おはよう。
どうも国軍の部隊がダンジョンに取り残されたらしい。 最近見るようになった、馬鹿でかいリザードマンが退路に居座ってるそうだ」
「中々厳しい状況だね。 でも国軍の依頼ならある程度報酬に色付けてくれるんじゃない?」
しかし冒険者の男は首を横に振る。
「いや、それがたったの銅貨40枚だとよ」
「安っ。 リザードマン一体より安いじゃん」
リザードマン一体丸々売れば、大体銅貨80枚程。
そこから解体費や手数料やらを引かれて、最終的に手元に入るのは銅貨65枚程度だ。
今更ながら、この世界の貨幣の価値はざっくりしている。
鉄貨1枚で100円
銅貨1枚で1000円
そこから少し跳ねて、銀貨1枚で10万円くらいだ。
金貨は使った事が無いのでピンと来ないが、大体1000万円くらいだろうか。
つまりリザードマン一体で6万5000円くらいだ。
それに比べて国軍の出した依頼の額は安すぎるにも程がある。
ただでさえ身を危険に晒して銅貨65枚なのに対し、遭遇すればまず勝てない巨大リザードマンからの救助に銅貨40枚は安すぎる。
「これって成功報酬は別にあったりする?」
「無い。 銅貨40枚が成功報酬だ」
「足元見すぎでしょ。 あいつら普通のリザードマンすら見た事無いんか」
魔法や気がある世界だからと言っても、熊くらいの大きさを持つリザードマンを狩るのは、一般的な冒険者からしても一苦労だ。
それをまぁ……。
「これがハイベル様が危険に晒されてるってんなら、俺は喜んで助けに向かうんだがなぁ」
「ハイベル様?」
「ハイベル・バルガルフ。 俺の故郷の領主様だよ。
冬が厳しい土地のバルガルフがやっていけてるのは、あの方が居てこそだ」
バルガルフと言うと、ポルトとアルがドライルレックを売りに行った領地か。
「貴族って悪い噂が多いけど、ハイベル様はいい領主なんだね」
「もちろんさ! 1回だが直接褒美を頂いた事もあるんだぜ」
正直なところ、貴族と言うと権力を振りかざして横暴に振る舞う存在を想像していたが、こちらの世界に来てからは予想外な事ばかりだ。
「春には雪解け水が地下水になって流れるんだが、その水は甘くて美味いんだ」
「へぇ、俺も冬が明けたら行ってみるよ。 ありがとう」
「おう、また何処かで」
すっかり脱線してしまったが、どうやら掲示板の緊急依頼はあまり反応が良くないらしい。
この依頼を受けることがいかに素晴らしいかを力説する兵士から離れようとした時、目に止まる人がいた。
黒髪に黒い目、防寒具の裾から見えるのはブレザーではなかろうか。
「まじか……」
そこには、クラスメイトと思しき日本人がいたのだ。
しかし、ぶっちゃけ顔を見ても誰か分からない。
当然だ。
元よりコミュ障の俺がクラス替えした直後に異世界に落ちたのだから、知るわけも無い。
問題はその女子生徒が、国軍の演説していた兵士と話している事だろう。
「羽鳥達の救助にはまだ行けないんですか?」
「今募集をかけているところだ。 見れば分かるだろう。
おい、連れて行け」
女子生徒はそのまま兵士に連れられていき、演説が再開される。
うーん、あの様子を見た限りじゃ何とも言えんなぁ。
ただ、1つ思い出したことがある。
それは俺の数少ない知り合いの1人、『級長』の名前が『羽鳥』だったと言うことだ。
彼は教室のすみっこで暮らしてた俺に何度も話しかけてくれた、優しい陽キャなのだ。
見捨てるのは寝覚めが悪い。
………国軍の依頼は受けずに、助けに行くかぁ。
そうと決まれば、まずはディカと別行動する必要がある。
級長や国軍に接触するかは分からないが、揉めたり、異界の民である事がばれる可能性を考えると、一緒にいれば迷惑をかける事になる。
ディカは、人混みから離れたところで冒険者ギルド出張所の男と話していたので、今日は別行動を取ると伝えると、案の定突っ込まれた。
「は? 昨日あんだけ動いたんだから休めよ」
「いやー、体動かしたりなくて……。 あ、リザードマンを持ち逃げしたりはしないから安心して」
「そんな事は気にしてねぇ。 ……お前、ダンジョンに行くつもりだろう。 救助か」
秒でバレるやん。
「国軍の依頼を受ける訳じゃないよ。 ただ、もしかしたら知り合いが困ってるかもなーって思って」
「ならあたしも行くぞ。 それくらい言えよ水くさい」
ありがてぇ。ありがてぇけどそうじゃねぇんだ。
「でも、ディカに迷惑かける事になるかもしれないから1人で行きたいなー……と」
やべぇ、怖ぇ。
その巨体で覗き込まれると、怒られてる感があって後ろめたい気持ちになる。
ディカは俺の目をじっと見つめると、はぁ、と溜息をついた。
「あたしの固有能力の一つに、相手の嘘を見抜く力がある。
アギトがあたしに嘘をついてないのは分かるし、何か隠し事があるのも分かる。
何も聞かねぇから連れてけよ。
せっかく知り合ったんだ。 ここで死なれちゃ寝覚めが悪ぃ」
俺の頭を撫でる手の大きいこと大きいこと。
甘えていいのでは、と揺らぐ気持ちを抑えて最後の手段に出る。
「あ、リザードマン」
「え?」
ディカが視線を外した今がチャンスデース!
ムアを抱えて駆け出すと、その瞬間ガクンと体が浮く。
「グエッ」
「あたしから逃げられると思うなよ?」
首根っこを掴まれ宙吊りになる俺を、ディカは楽しそうに小脇に抱えて歩き出す。
進行方向にはダンジョンの入口が見えたのだった。
●●●●
ディカに捕獲された俺は、ダンジョンの分かれ道に来た所でようやく解放された。
一昨日やその前と同じように右の道へ進もうとすると、ディカから止められる。
「なんで?」
「左の道は国軍の連中が使ってたから通らなかっただけだ。
そいつらを探しに行くならこっちの道の方が近い」
「なーる」
ん? でもこっちの方が近いって事は……
「右の道の街って、左の道とも繋がってるって事?」
「そうだ。
左の道は古代都市の中心部に直結していてな。
当時の技術や魔法が色濃く残ってるから、学者とか魔法使いからすればそっちの方が価値があるんだろう」
「国軍の連中が何をしてるかは知らないけど、用心しておいた方が良さそうだね」
それからしばらく歩いていると、右の通路を行った時と同じように壁が淡い光を放つ街に出る。
しかし右の通路とは違う点があった。
「建物が全部高いね。 二階建て以上が多いのか」
右通路から入った時は1階建てが多かったのに比べてこちらの建造物は高く、装飾も至る所に見受けられる。
ほぇーと感心しながらフラフラ歩いていると、ディカに肩を叩かれた。
「おい、詳しくは聞かないが、助けるにしてもどんな形で助けたいのか希望を聞かせてくれ」
そう言われて少し悩む。
「俺の知り合いがいたら助ける。 いなかったら見捨てるってか放置。
知り合いは国軍とは別だけど、その時に様子を見て行動は変えるってくらいかな」
「………知り合いの特徴は無いのか? 体格とか、あと……性別か」
「男だよ。 真面目そうな顔付きに、黒髪に黒目で肌の色は黄色人種ベースの色白。 身長は俺より少し高かった気がする」
もっとも、髪色が俺のように変わっていたらそれは知らんが。
「前から思っていたが、ひょっとして何処か没落した貴族の奴なのか?」
ディカの質問に、思わず笑いながら聞き返す。
「どうしてそう思ったのさ」
「食べ方が綺麗だったり、妙な知識があるだろう。 それに学者でも無ければ黄色人種なんて言葉は使わないぞ」
「む、確かに……」
むぅと唸る俺を見て、ディカはにぃと笑う。
「つまり貴族じゃないと。
安心しろ、お前がどんな出身で行き場が無くなっても、赤脈旅団は受け入れるぞ」
「流れるように勧誘するやんけ」
ディカの笑い声が反響し、その音に引かれてかスケルトンが現れる。
自分がやる!と暴れるムアを解放すると、大きくなって襲いかかりあっという間に踏み潰してしまった。
「ムアは相変わらずでかいな。 ……そういや、アギト。 私が何でこんなにでかいのか気にならなかったか?」
う、体の事だからあえて触れないようにしたのに………。
控えめに頷くと、ディカは楽しそうに話し出した。
ゴブリン、オーガ、獣人、エルフなど、亜人種と呼ばれる種族は、かつて人と同じ祖先から分岐したと言われている。
そんな亜人種の中で、大半のゴブリンやオーガが野生化している一方で、1部には人との共生を選んだ者達も存在している。
ある人里離れた山奥の町では、人間とオーガが共生していた。
それぞれの背丈に合わせた家を並べて立て、狩りや作農を共に行い、血が交わる事は無いものの、共に生きる仲間として平和に過ごしていた。
そんな街に生まれたのがディカだ。
ディカは覚醒遺伝の影響か、容姿は人に似ていながらもオーガに迫る背丈を持ち、町では人間にもオーガにも可愛がられて育った。
しかし町を狭く感じていたディカは周囲の反対を押し切って外の世界へ飛び出し、自慢の怪力を生かして冒険者になったのだ。
それが気付けば、持ち前の姉御肌で慕ってついてくる者が1人増え2人増え、今に至るのだとか。
「人とオーガが共生する町か。 いつか行ってみたいな」
そんなに面白そうな場所があるとは知らなかった。
きっとこれはライデンも行ったことが無いだろう。
「お前は差別や偏見が無いから、きっと楽しくやれるだろう。 気のいいヤツらだぞ」
不思議な場所もあるものだ。 めでたしめでたし。
………とはならんか。
そりゃそうだよなぁ。
隠れ里みたいな秘密を話してもらったんだから、こっちも相応のものを返さなければ行けない気がするのは日本人の性なのだろうか。
「結局聞きたがるじゃん……」
ジト目を向けると、ディカは明後日の方向を見て笑っている。
全く………。
「正直なところ、この話がどれくらい危険なのか俺も測れないんだよ。
もしかしたら国軍が追っかけてくるかもしれないし、逆にそんな大したことにはならないかもしれない」
「前置きが長いな。 さっさと話せよ、聞いてやるから」
「聞きたがったのはそっちでしょうが……」
そう言いつつも、渋々話す。
自分が他の世界から落ちてきた事。
その時に一緒に落ちてきた人達とはぐれた事。
その後ライデンと言うエルフに拾われ、半年過ごした事。
最後に、ギニンに来てからその後にゲルに来て今に至る。
「………嘘はついてねぇ」
「ま、信じる信じないはともかくとして、現状他の異界の民が国軍と一緒に居るのは事実なんだよね。
たださっきの会話盗み聞きした感じだと、指揮下か支配下には置かれてるっぽいなーって。
だから、可能であれば助ける。 知り合いがいなければ見捨てる方針で行く」
ディカはしばらく唸っていたが、顔を上げた。
「ぶっちゃけ作り話みてぇな内容だが、信じよう。
で、1つ気になったんだが……そのライデンって人はエルフなのか?」
「そうだよ。1000年生きてるって言ってた」
「……んで、お前らの固有能力は1つづつ、そのライデンに貰ったつったか?」
「うぬ」
「ガウッ」
ディカはまた考え込むと、「間違いねぇ」と呟いた。
「多分、アギトとムアを拾ったエルフは『豊穣のライデン』って呼ばれてる伝説の旅人だ」
「豊穣のライデン?」
「ガゥー?」
俺とムアは顔を見合わせる。
そんな二つ名は初耳だ。
「ならそのライデンから、神獣トレロントの猛攻から街を守ったって話は聞かなかったか?」
「神獣? でっかい亀みたいな神格を怒らせて、命からがら逃げたって話は聞いたけど」
「それだ!」
ライデンが神格には手を出すんじゃないぞと教訓として聞かせてくれた話の真実。
それは、神獣と呼ばれる太古から存在する滅茶苦茶強い神格が国を消し飛ばそうとした時の話。
ライデンはその国を自身の生やした大木を盾に守り抜き、更には挑発して国から離したと言うのだ。
「ライデン端折りすぎだろ。 逃げた事しか教えてくれなかったぞ」
「謙虚で心優しいエルフだったと聞くから、自分のした事を誇示せず、お前達が危ない事をしないように経験談として語って聞かせたんだろうな。
冒険者としても超一流で、ランクは金。 数々の伝説を聞くに、その上のプラチナ相当の実力はあったと言われている」
「まじか」
「ガウゥ」
俺の知っているライデンは魔法や気の稽古をつけてくれたり、気まぐれに生やした野菜から、その野菜が生えていた土地の話をする印象しかない。
後は、どこにも居場所を感じられないと言っていた事も。
いつかライデンの目が覚めたら教えてあげよう。
居場所では無いかもしれないが、後の世ではこんな風に語り継がれてるぞ、と。
「ずいぶん嬉しそうな顔するじゃねぇか」
そりゃあねぇ。
人に説明する時には、育ての親だとか設定を勝手に付けてはいたが、この世界に来て右も左も分からなかった時に助けてくれた人だ。
その人の活躍していた話を聞いて、俺もムアも嬉しくない訳が無い。
「そういや、その伝説の旅人は今どこにいるんだ?」
「あー……。 すまん、それは言えない。
ディカを信用してないとかじゃなくて、まぁ、言えないんだ」
いくらライデン自身が強かろうと、無抵抗なまま居場所は晒したくない。
ディカを疑うとかでは無く、何が原因になるかは分からないが、ライデンの身に危険が迫るような事は絶対に避けなければならないのだ。
「ふぅん。 ま、伝説は伝説のまま蓋をしておいた方がいいか」
「そうそう。 実物はただの優しい爺さんだからさ。
……お」
ふと顔を上げると、石畳がゴッソリ剥がれていた。
剥き出しになった土は湿気り、生臭い匂いを放っている。
「警戒…はするまでもねぇな」
「ガウ」
崩れた廃屋の向こうに、ワニのようなゴツゴツした背中が小山のように盛り上がっている。
「寝てる?」
「さぁな。 覗いて見たらどうだ?」
「それで目が合ったら最悪でしょ」
「陽動の目的は達成出来るだろう」
「む、確かに」
ボーッと話しながら様子を伺うと、巨大リザードマンはお休み中のようだ。
「ディカ、昨日みたいな地下通路って1階には無いの?」
「知らん。 そもそも2階層の地下通路だって見つけたのは偶然だって言ったろ」
確かに……
こうなれば一か八かだが、安全ではあるやり方で行こう。
「ムア」
「ガウッ」
少し離れて伏せたムアに跨る。
「ほら、ディカも乗って」
「構わないが……何をするつもりなんだ?」
「リザードマンの上を飛びこそうかと思ってね」
ムアの霧は粘度を上げて拘束したり酸欠にしたりする事が出来るのは以前やっただろう。
その霧自体をムア自身が踏むことで、空中移動が可能なのだ。
「それは分かったが……、ムアが潰れないか心配だ」
「ガウッ、ガウッ」
「そうか? なら乗るぞ」
勝手に会話を成立させているのはともかく、ディカは恐る恐るムアに跨ると、ゆっくり腰を下ろした。
「ガウッ」
「うわっ」
全然平気!と言わんばかりに立ち上がるムアに、ディカが落ちそうになって後ろから抱き締めてくる。
「っ、!?」
ベアハグを想定して身構えるが、当たってきたのは柔らかな感触だった。
腕も、背中も、腰にも、当たる全ての部位が柔らかい女の体に息が詰まりそうになる。
小脇に抱えられていた時にはその屈強な筋肉で気付かなかったが、そもそもディカは女性なのだ。
1度意識してしまうとまずい。
密着する全てが柔らかいし、なんかいい匂いもしてきたし、意外と大きいのも理解してしまい、思春期男子にはよろしくない。
「すまん、強く締めすぎたか」
「あ、いや、重心を整えてただけ」
「……?」
咄嗟に言ってミスしたと気付く。
そう言えばディカは嘘を見抜けるのだ。
「2人乗りは初めてだったから、自分以外が乗ってるのが新鮮でびっくりしてたんだよ」
よし、これは本音である。
「豊穣のライデンとは乗らなかったのか?」
「そう言えばライデンとは乗ったこと無いなぁ」
「ガウーウ」
ムアがそろそろ行くぞと鳴いて、助走をつけ始める。
「しっかり捕まってろよ」
「ああ」
再びギュッと抱きしめられ、ふと脳裏に地球の記憶が思い浮かぶ。
この背中から包み込まれるような感覚、なんだったっけなぁ……。
……あ、ジェットコースターの椅子だ。
そう思った途端、下心がしゅんと小さくなった。
我ながらやるやんけと内心でガッツポーズをとる。
SNSでゲコゲコ鳴いていたカエル女達も、こんな些細なきっかけで気持ちを冷めさせていたのだろうか。
………いや、あいつらほど失礼では無いか。
俺が煩悩と思い出に浸っている間に、ムアは音もなくリザードマンの頭上を飛び越えると、しばらく宙を駆けてから着地した。
「よっ」
っと俺が飛び降りると、ディカも
「ホッ」
っと言いながら降りてくる。
海賊かとツッコミそうになったが、この世界では通じないのか。
「ムア、ありがとね」
「ガウッ」
「……気付かれては無さそうだな。 ありがとう、ムア」
しばらくムアと触れ合っていると、突然ディカが低く伏せるようにジェスチャーする。
「ムア」
小さくなったムアを抱えて屈み、ディカの後を追う。
物陰に隠れたディカは振り返ると、親指で巨大リザードマンを指した。
「? ……っ、マジか」
リザードマンは頭を持ち上げると、周囲を不思議そうに見回したのだ。
「待ち伏せしてやがったんだ」
「とんだ狸寝入りだね」
「ワウ」
きっと巨大リザードマンは、獲物が目と鼻の先を歩いたらすぐさま飛びかかるつもりだったのだろう。
ウーパールーパーが目の前に来た餌を一瞬で吸い込んだ動画を思い出す。
「これじゃ隙を見て脱出も難しそうだね」
「あたし達みたいな方法をとる他無いからな」
巨大リザードマンからは、さっさと離れた方が良さそうだ。
「国軍の連中が立て篭もってるとしたら、あそこだろう」
ディカが指さした先には、周囲の建物から頭1つ大きな宮殿のような建物があった。
人間の進化の分岐、これが自分なりのゴブリン達の解釈です。




