初めての狩り
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「じゃあさ、朋美。とりあえず魔物狩ってみようよ」
「そうだね。スキルも試してみたいし」
適当な魔物探さないとね、っと寄ってきたわ。
あのウサギだ。4匹くらい。燃やし尽くしてくれる。
「えっと、とりあえず何使おうか」
「火魔法でいいんじゃない?」
「無難にファイアーボールで。‟ファイアーボール"」
ウサギに向けた手のひらからスーッと何かが抜けていく感じがして、炎の玉が飛んで行った。
ウサギが着地した瞬間にファイアーボールが当たり、ウサギは灰になって消えた。
「……食料を狩るときは使ったらだめだね。」
「そうだね、じゃあ水魔法はどう?」
「撃ってみる。‟ウォーターガン"」
今度は鉄砲の形をさせた指の先から水の弾丸が勢いよく発射され、ウサギの体を貫通し消えた。
そこでウサギが突進してきたのでひらりとかわす。
「水魔法は使えそう。あと見た?今の動き」
「うん、しっかり戦えそうな雰囲気出してた」
「後は光魔法と風魔法だけど、光魔法はあれだよね。アンデットとかに有効だったり、
回復したりするやつ」
「そうだね。あとは私にやらせてもらえる?」
「いいよ」
朋美は剣を引き抜いて構えた。
おお!なんか様になってる。
そしてとびかかってきた一匹のウサギを剣で両断すると、もう一匹を蹴り飛ばした。
「どうだ、すごいだろ」
「すごいすごい、蹴り殺した!」
「あんね、年頃の娘が人前じゃないからいいけど、蹴り殺したなんて言うもんじゃないよ」
「おばあちゃんか!」
まあ気を付けますよ。
ところでこれ食べられますよね。
「うん。焼いたら食べられそうだけど、皮とかはがないといけないし大変だよ?」
「そこは火魔法で……」
「やめときなさい」
は~い。頑張てやってみます。