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今回は夢回です。始めが小夜の夢で、最後が朋美の夢です。

小夜の夢______

______


どこだろう。真っ暗。


痛みは……ない。だけど、寒い。


肌に感じる寒さなんかじゃない、もっと鋭い。


「あ、あーー、返事なし」


どうしようか。まあ歩けば誰かいるでしょう。


「うっうわっ、なに!?」


突然光が出、広がった。まぶしい。


目を開けるとそこには、


「お母さん!お父さん!どうしてここに?」

「どうしてってここは家じゃないか」

「え?……そうだっけ。ほかの場所にいた気がする。もう二度とお母さんたちに会えないような。」

「何言ってんの、ご飯にするよ。」


そうか。もとから家に居たんだ。


うん、そうだ。ご飯食べよう。


「お母さん、あの……どうしたの?」

「小夜がいなくなったって!」

「なんだと!?探しに行かないと!」

「まって、私はここにいるよ!何してるの!見えないの?」


私はそこにはいないの?じゃあどこに……


_____________________

朋美の夢______

______


真っ白なところ、どこ?


手足の感覚がない。おなかも痛くもない。死んじゃった?


じゃあここは天国かなあ。


ドラゴン食べたのがやっぱいけなかった?


人が立ってる。


「もしもし。ここはどこですか?…!」


声をかけた瞬間景色が変わった。


ここは……公園だ。しかもよくお母さんと行ってた公園。


記憶?私の記憶。この世界は私の記憶だ。


「他のも見たい……え?どうしてなくなっていくの?」


割れて消えてゆく。記憶が。思い出が。


「まって、まだ見てたい。消えないでほしい。まって」


暗くなった。

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