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ダンジョン

「やっぱりさぁ、冒険者と言えばダンジョンだよねぇ」


冒険者ギルドに隣接されたこの飲食スペースでやたらと声の通る三人の男が楽しげに雑談していた。


「ダンジョン、良いよなぁ。ロマンもあるし何より稼げる!」

「そして愛しのネイラちゃんに貢ぎに行くんだろ?」

「あったりまえよ!」


どうやら男の一人はネイラという看護師にゾッコンらしい。ちなみにネイラちゃんは現在本命の男と同居中です。


「で?お前はどうなんだよ?さっきから黙って酒の一気飲みばかりしやがって」

「………うるへぇ」

「あー、こいつ昨日にマイカちゃんに振られたらしいぞ」

「あ、ごめん。ま、まぁ気にすんなよ。女は星の数程いるって」

「星に手は届かないけどな」

「………ヒック」


やけ酒中の男は泣き出しそうである。後、何気にフォローを台無しにした男はドヤ顔をしている。さてはオメェ酔ってるな?


「……話を戻すぞ。ダンジョンだよ。次はダンジョンに行くぞ!」

「おお、オレらももうダンジョンの時代か。」

「……ダンジョン時代到来」

「そうだ。だが、オレらがダンジョンに潜ったのも新人時代の引率付きと前回の計二回だけだろ?」

「前回は最悪だったな」

「ああ、まさかデッドリーコングの群れがいるとは思わんかった」

「デッドリーコングといえば……」

「「鉄人」な。あの人今でもゴリラ愛好家なんだろうか。最近見かけなくなったし」

「………死んだらしいぞ。」

「え?」

「あ、それ俺も聞いたわ。たしかデッドリーコングが好きすぎて構い倒していたら殺されたって、冗談だって思ってたんだけど……」

「本望じゃねぇか」


件の「鉄人」さんは本当に死んでます。死因ゴリラです。


「………ダンジョン…は?」

「ああ、うん。………行くぞ!」

「えいえいむん!」

「………ウップ」


後日、二日酔いに悩まされる若き冒険者パーティー「太陽の頂」の姿があったらしい。


名前 ダンジョン

難度 不明

特徴 ダンジョンと分類されるものは例外を除き三つの形態がある。危険度の小さい順に巣穴型、遺跡型、そして生物型となっている。

巣穴型はクリーチャーの巣、遺跡型は終末期前の建造物を利用したもの、生物型は超巨大な一生命体である。

ダンジョンは冒険者達の憧れであり一番の収入源でもあることからダンジョンに潜れるようになれば一人前という風潮がある。

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